2006年10月30日

野球の凄さ

 1年間だけ、仕事の都合で愛知県東部に居住した事がある。ちょうどその時、JSLではヤマハが優勝した。磐田のヤマハスタジアムへはクルマで1時間ほどで行かれるので、当時の優勝争いの大一番だったヤマハ−日本鋼管戦などを観戦したのはよい思い出だ。ヤマハの柳下、石神のCBコンビと、鋼管の松浦の丁々発止は、今でも目に浮かぶ。ちなみにFC東京の倉又監督は、当時の鋼管の主将で、闘志と知性あふれるサイドバックだった。この時に知り合ったヤマハサポータの友人達は、今でも私の貴重な財産となっている。

 一方、面白いものでプロ野球でもその年はドラゴンズが優勝した。つまり、サッカーも野球も近隣地域のチームが優勝した訳だ。一緒に仕事をしていた仲間の多くは当然ながら、ドラゴンズびいきだから、随分と祝い酒をおごってもらったのも愉しい思い出だ。ちなみに、当時のチームは星野氏は監督就任2年目、落合が主砲でフル回転し、立浪が新人だったのだから、時代を感じずにはいられない。



 そのドラゴンズが、落合監督の下セリーグを制覇しながらも、またも日本選手権で敗れた。ドラゴンズは選手権では勝てない事に定評がある。けれども、今年の相手は大沢親分、江夏以来久々の選手権のフライヤーズじゃなかったファイターズだけに、今度こそ勝てるかと思われた。しかし、北海道サポータに押し切られてかのような敗戦だった。昨年のオリオンズじゃなかったマリーンズの勝利と言い、この2年の選手権は強力なサポータ抜きでは語れないようだ。

 一方で、ファイターズの快進撃を、非常に複雑な思いで眺めているコンサドーレのサポータが多いのも確か。北海道あるいは札幌をホームタウンとして、活動を開始したのはコンサドーレの方がずっと早かったのだが、現時点では「見かけの人気」に大きな差がついてしまった。さらに言えば、コンサドーレの場合、一時はJ1に定着する雰囲気すらあったのに、明らかな監督選考の不備から始まるJ2陥落、同時に顕在化した財務的な危機により、J2中位に低迷する事になっただけに、悔しさはひとしおかもしれない。いや、近い将来イーグルスの強化が順調に進めば、我々ベガルタサポータも同じ感情を持つかもしれない。

 このあたりは、やはり「野球の凄さ」だと思う。我々サッカーサイドの人間が何を言っても、この国における野球は凄い。もちろん、そこに至るまでにファイターズやマリーンズの営業努力もまた並々ならぬものだったのだろうが。よく「野球人気は頭打ち」と言う議論をよく読むが、私にはとてもではないがそうは思えない。06年の野球を回顧してみれば、王監督の下で世界一になって、ユースの日本選手権の決勝では歴史的な好ゲームがあって、トップリーグでは札幌と名古屋のクラブが叡智を尽くした死闘を演じた。我々が川淵会長とジーコでアボーンしたのとはえらい違いだ(いや、Jリーグはこれから非常に面白い終盤戦を愉しめるだろうが)。むしろ、「野球人気は頭打ち」ではなく、単にジャイアンツと言う球団が苦戦していると言う事なのだろう。



 一方でかなり驚いた事がある。小学6年の坊主が「『遊びとしての野球』をほとんどした事がない」と言うのだ。「野球は道具が必要だし、ルールがややこしいからすぐケンカになるし」と言っていた。私が子どもの時は、放課後いつも野球ばかりやっていた。もちろん、「校庭でバットを使ってはいけない」と言ったキマリもあったから、いわゆる「ハンドベースボール」が多かったが。確かにルールの解釈で、よくケンカしていた記憶はあるけれど。ところが、坊主に言わせると「野球は少年団に入っている子が、ユニフォームを着てやる競技」らしい。坊主がサッカー少年団所属で、極めて特殊な父親の息子である事は割り引いて考えなければならないが、「みんなで身体を動かしたい時はサッカーだよ、道具はいらないし、わかりやすいし。」との事だ。

 野球の凄さは認めざるを得ないだろうが、確かに時代は動いているのかもしれない。



 誤解されては困るが、私はサッカー人だが、野球とサッカーの人気が排他的なものだとは思っていない。野球場に生観戦しに行く時間があったら、サッカーを見に行くだろうが、野球(を含めた他のスポーツ)をノンビリ愉しむのも嫌いではない。上記のWBCも甲子園決勝も、存分に愉しませてもらったし。野球とサッカーは「排他的ではない競合」として、相互を利用しつつ成長すべきものではないかと思っている。

 先ほど、コンサドーレについて述べた時に「J1に定着」と言う表現を用いたが、長い歴史で見れば「J1に定着」と言う日本語が妥当かどうかは疑問が多い。たとえば、マンチェスターユナイテッドが2部落ちしたのは「ほんの」30年ほど前の話で、前回ファイターズならぬフライヤーズが日本選手権を制覇した時よりは「最近」なのだから。つまり、長い歴史と言うのはそう言うものなのだ。ファイターズとコンサドーレの、ホークスとアビスパの、ドラゴンズとグランパスの、カープとサンフレッチェの、そしてイーグルスとベガルタの、「排他的ではない競合」関係の戦いは、未来永劫続く。



(付録)

 お遊びです。

 ファイターズが栄冠を掴むまでの一連の道のりで、最も興奮したのは、プレイオフの決勝点の場面の森本の2塁からの快走でした(ホークス斉藤和に完璧に抑えられていたファイターズだったが、9回ウラに森本四球、田中雅送りバント、小笠原敬遠、セギノール三振で迎えた2アウト1、2塁で、稲葉の内野ゴロで2塁のフォースプレイになる所に小笠原が飛び込みセーフ、その間に森本が長躯ホームを突いてしまった!)。で、この場面をサッカーにシミュレートしてみました。もし、野球に詳しい方が不快に思ったらゴメンナサイ。



 お互い完璧な守備で守り合っていた試合。ホークスの守備は、CBの斉藤和の驚異的な読みを軸に安定し、何らゆるぎを見せない。一方若手の八木を最終ラインに起用した日本ハムの守備ラインも堅実でとてもではないが崩せそうもない。

 かくしてお互いに0−0で迎えたロスタイム。日本ハムのサイドハーフ田中賢が、ソフトバンクの中盤のプレスの僅かな隙を見つけてアーリークロス、もちろんそのクロスのコースを冷静に読み切った斉藤和は落ち着いてコースに入る。ところが、日本ハムの闘将小笠原が、そのクロスに強引に頭から飛び込んだ。

 そのため体勢を崩した斉藤和は味方につなぐのを断念し、プレイを切るためタッチラインにクリア。ところが、この日素晴らしい気迫で守備ラインを引き締めていたサイドバック森本が、好機はここしかないと読んでいたのか長躯70mを疾走していた。森本はそのクリアを拾って、角度のないところからアウトサイドにかけたシュート、その一撃が完璧な決まってしまった。

 ゴールキーパの新庄が、森本の近くまで来ていたのがご愛嬌。



 って言う感じでしょうか。それにしても、ノーヒット、ノーエラーで、点が入るのだからビックリしました。それでサヨナラ勝ちで優勝と言うのですから...
posted by 武藤文雄 at 23:24| Comment(8) | TrackBack(0) | サッカー外

2006年10月29日

忘れたいが、忘れてはいけない過去2006

 ユース代表は初戦北朝鮮戦、下痢騒動などもあり心配されたが、内容、結果的にも完勝。およそ番狂わせの可能性すら見出せない完勝だった。しかもエース格の梅崎が体調不良で不在だったのだから、恐れ入る。まずは順調な立ち上がりと言うところか、



 さて、10月29日と言う日は、「横浜フリューゲルス消滅」と言う日本サッカー史上最悪と言っても過言ではない事態が正式発表された日だ。本件については、幾度となく過去から述べてきた。日本のサッカー界において、痛恨としか言いようのない人災だった。

 ところで、今シーズンは横浜FCが好調、ついにJ1昇格が現実的な状況になりつつある。横浜FCとフリューゲルスの関係については様々な見解があるけれど、私は横浜FCは「ある意味において明確にフリューゲルスと言うクラブの後継クラブ」と言わざるを得ないと考えている。その横浜FCが、あれから8年経った今、ついにJ1に上がろうとしているのだ。さらにそのチームの中核に、山口素弘が存在しているのだから、何と言うドラマなのだろうか。



 もしこのまま横浜FCがJ1に昇格すれば、来シーズンは最低2試合、公式戦でのマリノス対横浜FC戦が行われる事になる。考えてみれば、これはすごい事だ。両クラブの関係者は、過去は過去として全てを飲み込み、新たな港町のダービー戦としてその試合に臨む事だろう。それはそれでよいと思う。過去は取り返せないのだし、何よりも両クラブの現在の関係者のほとんどは、この人災の被害者であっても加害者ではないのだし。

 ただし、あのような悲劇が再発する事だけはなきように、当時を振り返り続ける事は非常に重要な事だと思っている。 そのような意味からは、興味を引かれるのは、J1昇格が決まった直後の山口素弘のコメントである。彼は、J1昇格決定が秒読みに入った今、どのような思いでプレイしているのだろうか。それはあまりに重いものだろうが、その山口の思いを記録に残す事は、今後の日本サッカーの歴史のためにも非常に重要な事だと思う。
posted by 武藤文雄 at 23:48| Comment(5) | TrackBack(0) | 歴史

2006年10月28日

隘路にはまったベガルタ

 昨日、ベガルタについて思い切り前向きな見通しを述べた訳だが、まあ世の常と言うか何と言うか、思うに任せぬから人生は愉しいのだと言っておこう。リーグ戦の序盤に発展性のある質の高いサッカーを見せていたチームが、リーグ終盤に機能しないサッカーしかできなくなっているを見るのはつらい事だ。まして、それがマイクラブの場合は。しかし、サッカーと言うもの、リーグ戦と言うもの、チーム作りと言うものは、こういうものなのだろう。人材にも環境に恵まれたとしても、一度リズムが崩れれば勝てなくなる。

 夏場の体調が落ちる時期に、ボルジェス、ロペスに頼る楽な攻撃に頼る事で勝ち点を稼ごうとして攻めの間口がせばまってしまい勝ち点を失い続け、ここに来て修正しようとして逆に切り札となるこの2人が巧く使えなくってきて、さらに勝ち点を落としている。完全に隘路にはまった感があり、最悪の循環に陥っていると言ってもよいのではないか。

 ジョエル・サンタナ氏はよい監督だとは思うが、異様な試合数のJ2、日本独特の高温多湿にまでは想定がなかったと言う事だろうか。

 さらに終盤リーグが煮詰まった状態での、みちのくダービーにも関わらず13,831人の入場者に止まった時日も痛い。その他にもいくつか思いはあるが、これは別な機会に。



 幸か不幸か天皇杯をはさみ、次のレイソル戦までは3週間と言う期間が空いてしまう。非常にモチベーションを持ちづらい状況に落ち込んでしまってはいるが、逆に言えば今シーズンの残りを毅然とした姿勢でしっかりと戦い続ける事ができるかどうかは、我がクラブにとって相当重要な事に思える。

 とにかく残り4試合で勝ち点12を取るべく最善を尽くす事。そして、天皇杯の次戦のグランパス戦は、ありとあらゆる術策を弄しても勝ちを目指すと言う事。この2点を目指し、クラブ全体として戦い続けて欲しい。
posted by 武藤文雄 at 23:26| Comment(7) | TrackBack(0) | Jリーグ

2006年10月27日

ベガルタまだ大丈夫

 J1の昇格争いは、ベガルタ関係者を除いた全ての人々が、上位3チームに絞られたと考えている状況に陥った。

 ベガルタとすれば、考えてみれば、昨シーズンは自力での3位入りが可能だった訳だから、去年よりも悪くなった訳だ。とすれば、昨年の監督を惜しむ声が各方面から上がってもよさそうだが、不思議な事にそのような意見を聞いた事がないように思えるのは何故だろうか。

 と、戯言を語るのが本日の目的ではない。本日の目的はベガルタのJ1昇格計画を具体化する事にある。



 4位のベガルタは、残り試合5で勝ち点69、得失点差+30。1つ上のレイソルは、残り試合6で勝ち点78、得失点差+21。ここまで勝ち点差が開いているにもかかわらず、得失点差で優位に立っているところが、何とも言えない味わい深さを感じる事ができる。

 ともあれ、少し冷静に考えてみよう。ベガルタは最終的に勝ち点84になるから、レイソルが残り6試合で勝ち点6しか積めなければ、得失点差で優位なベガルタは3位に上がれる事になる。で、レイソルの残り試合を調べてみると、横浜FC(H)→ヴィッセル(A)→ベガルタ(H)と続く。この3連戦をレイソルが1分け2敗で乗り切るとする。続くレイソルの試合は、モンテディオ(A)→コンサドーレ(H)→ベルマーレ(A、最終戦)と続く。この3連戦は1勝1分け1敗が妥当だろう。そうすると、レイソルの総勝ち点は6試合で5、最終的には83。なんだ、勝ち点84のベガルタは、3位になれるではないか。万が一、レイソルがこれらの負け試合のうち1つを引き分けに持ち込んだとしても、勝ち点で並ぶが得失点差で圧倒的に優位だから、まだベガルタは3位になれる。

 まあ入れ替え戦になれば、アビスパがきてもサンガがきてもセレッソがきても、勢い勝ちができるような気もする。おー、J1に上がれるではないか。



 このように、理詰めに考えてみると、そう悲観したものではない事がわかるではないか。とにもかくにも、残り5試合を全勝すればよいのだ。で、明日はみちのくダービー、勝ち点3を奪って勢いをつけるには最高の相手だ。うん、何かいけるような気がしてきた。



 と、物事を前向きに考えられる方が、ずっと人生においてはトクなのだなと色々な事象から考えるようになった今日この頃、このように信じて週末を迎えるのも悪くない。

(本稿をまとめるにあたり、某巨大ソーシャルネットワークでお友達になったHさんの論説を参考にさせていただきました、Hさんありがとう)
posted by 武藤文雄 at 23:12| Comment(7) | TrackBack(0) | Jリーグ

2006年10月26日

19年の月日  五輪代表中国戦(下)

 今日は10月26日。我々にとっては特別な日だ。あまりに「メキシコの青い空」「ボールが曲がる、ボールが落ちる」が印象的過ぎるが、その2年後の「アイヤ〜〜〜」も忘れ難い屈辱的なものだった。昨日はあれから18年と364日が経った日だった。この19年間で、日中の関係がここまで変わるとは。この日ベンチに座っていた、19年前の主将の賈秀全氏はどのような思いで、自国の若者のプレイを見ていたのだろうか。



 昨日本田を絶賛したが、他の選手も2トップを除いては皆よかった(2トップについては後で述べる)。

 中でも青山直。中国のFWを終始子ども扱い。前も後ろも強い。フィードも常識的だが上々。再三ラフプレイを仕掛けてきた中国の9番に対し、終始冷静に対応したのもよかった(あの9番は退場になってもおかしくない)。同世代のライバル水本にA代表での出場は先を越されたが、そろそろこの男にも機会を与えて欲しい。。

 そして西川の安定度。劣勢の中国としては、たとえ可能性が少なくても、無理な攻撃をしかけて偶然や幸運を期待したいところ。けれども、西川の存在は、その手の偶然や幸運を断ち切ってしまった。伊野波の頑張り、成長を否定するものではないが、このチームの主将は西川が一番ふさわしいと思うのだが。

 少し気になったのは、梶山。あのタイミングでゴール前に入ってヘディングを決めた事は高く評価できるし、攻守に渡りよくボールを触っていた。しかし肝心要のパスの精度の面で大きな不満が残る。微妙なところでミスパスが多いのだ。梶山の本質は正確なパスワークのはず。後述するが、この五輪代表のMFのポジション争いは極めて過酷だ。その中で台頭するには、まずは得意技を光らせる事ではないか。



 チーム全体に最大の不満は、敵が弱かった事で終盤明らかに力を抜いていた事。特に3DFが中国の2トップをほぼ完璧に止められるため、「この程度のチェックで大丈夫だろう」と言う意識が見え見え。確かにそれでも、止まってしまったのだが。やはりしっかりとボールキープして、交通事故のリスクを僅少にする努力を怠らないで欲しかった。でも、「西川がいるのだから事故もないでしょう」と言い返されそうな気もするが。



 それにしても、今回の五輪代表の質は高い。中盤を例にとってみれば、この日ベンチに座っていたのは、谷口、枝村、水野、上田。いっそ、中盤を総とっかえした方が強いかもしれないとまで思わせる選手層の厚さ。おっと、家長もいたな。さらには梅崎も控えている。反町氏は、これらの豪華メンバを、どのように選抜していくのか。少なくとも、この日については、メンバを固定して終盤まで引っ張りすぎた感があったが、おそらく試合前からそのつもりだったのだろう。ただし、五輪に向けての準備は、時間があるように見えてあまり時間はない。Jリーグの日程次第では、思うような集中強化する事は難しいはずだ。そのような状況で、いかにチームをまとめていくのか。昨日も少々触れたが、これだけ豊富なおもちゃ箱を持つ事は、反町氏にとっては全く初めての経験のはず。氏がいかにチームをまとめようとするのか、愉しみながら見守りたい。

 余談ながら、反町氏は試合後の記者会見で交代が遅かった理由を延々と述べている。残念ながら理屈になっていない。嘘をつくならつくで、もう少しもっともらしい嘘をついて欲しい気もするが、まだ爺さんの域にはほど遠いという事で。(笑)。



 興味深かったのが、2トップ。

 守備ラインと中盤は、Jでの実績がある選手がズラリと並んでいるが、現時点では前線はやや層が薄い。明確な実績を残しているのはカレンくらいか。そのためだろうか、反町氏は「素材型」の選手を試してきた。

 苔口の潜在能力が高い事は誰しもが認めるだろうが、この選手はセレッソでも以前のユース代表でも中々機能せずにきた。どうも、俊足を活かそうとして、サイドMFに起用で使われる事が多かったが、このポジションには、ゲームの組み立てや、周囲と連携しての守備など、難しい仕事も多い。むしろ、爆発的な脚力を活かすためには、最前線に使う方が向いていそうだ。ただし、この場合問題になるのは、ボールを受ける工夫。反町氏もかなり細かな指示をしていたようだが、残念ながらまだ機能しているとはいい難い。やはり、単独チームで機能していない好素材を、代表チームで化けさせようとするのは無理があるのだろうか。

 という事で平山。以前より述べているように、私は平山には大変な期待をしている。この日もストライカとしての片鱗を見せてくれた、あくまでも片鱗に過ぎなかったが。とにかくこの男は体調を整える事につきる(小嶺先生のところで鍛え直せば問題は一気に解決するように思えるが、今はシーズン中だしな)。その上で、とにかく往時のシュート力を取り戻し、一層磨きをかけて欲しい。この日のスタンドは、平山がボールに触ろうとしてもたつく度に、失笑、野次が錯綜し何とも微妙な雰囲気になっていた。その方向性はさておき、皆が平山の事を愛しているのだろう。本人もそれがわかっているから、ディエゴばりの珍得点を決めた後、サポータに投げキスで返礼をしたのだろう。このオーロラビジョンに大写しになった投げキスを見て、技術面のみならず性格面も、この男がストライカの素質にあふれている事がよくわかった。よけた手に当たった得点直後に、あそこまで切り替えられるのだから。
posted by 武藤文雄 at 23:20| Comment(10) | TrackBack(0) | 若年層

2006年10月25日

冴え渡る本田圭佑 五輪代表中国戦(上)

 結果的に2万人を越えた観衆が入ったのだから、「昨日の講釈は何だったのか」と言う気にもなるが、(まあ相当量のタダ券が出回ったとの噂もあるが)文句を言う筋合いではあるまい。まあ、あのくらいの入りの国立だと、殺伐とした野次も結構通り、なかなかよい雰囲気での試合となった。



 それにしても中国は弱い。

 とにかくあのラフプレイを何とかしなければ。日本が速攻を仕掛けてタッチライン沿いに展開して、受け手が抜け出そうとすると、何も考えずに後ろから足をなぎ払う。日本が遅攻から精緻なパスで抜け出そうとするとラフタックルで止めてくる。複数の選手が退場になってもおかしくない酷いタックルだった。また今の日本は、連携もこれからだし、セットプレイの仕掛けもないから、被害が広がらないが、この段階の日本に対してあのような守備しかできないようではお先真っ暗ではないか。大体、後半平山がシミュレーションを取られた場面にせよ、青山敏が倒された場面にせよ、PKを取られてもおかしくなかった。とにかく我慢して守ると言う当たり前の習慣をつけなければ。

 攻撃にしても、課題は山積。変化をつけるパスワークができる選手もいないのは仕方がないが、速攻時に後方から追い越してくる選手もいないので、攻めに変化をつける事ができない。結果的に速攻は、トップにぶつけてくる戦法しかなくなるが、青山直晃が待ち構えている状況では、突破できる可能性はほとんどなかった。遅攻の時は、技巧を発揮できる選手もいるし、追い越しを仕掛ける事ができるのだから、素早い判断が利かないと言う問題だろう。速攻が決まらないならセットプレイと言う事になるのだが、ほとんどのCK、FKが、二アサイドに引いてきた平山にカットされていた。このような工夫の不足が痛い。

 すぐにラフプレイに頼る事、とっさの判断が利かない事、工夫した攻撃ができない事、いずれにしても、サッカーにおける最も重要な要素である知性に欠けるとしか言いようがない。不思議なのは、毎回毎回日本に完敗し続けているにもかかわらず、次回も同じように、でかくてアタマの悪い選手を並べてきて完敗し続ける事。少しは悔しいと思わないのだろうか。中国サッカー界全体がそうなのか、代表選考方法が悪いのかは定かではないが。このままでは永久に日韓の壁は破れないだろう



 さて日本。

 まずは本田につきるであろう。フリーでボールを受けたときの、射程の広さと長いボールの精度。敵のプレッシャ下でも、距離が近い味方に強いパスを出す事を起点にした軽妙な崩し。オープンスペースに出た時に悠然と繰り出されるカーブのかかったクロス。ループありヘッドあり強いのありのシュート力。ルーズボールの競り合いもほとんど勝つ身体の利きのよさ。労をいとわない上下動。

 この日のベストプレイヤである事はもちろん、事実上A代表入り、札幌サウジ戦の左サイドはもう決定と言ってよいのではないかと思える出来だった。

 ただ、それはそれとして、あれだけ攻撃力のある選手だ。もう少し前とか真ん中で使ってみたい気もする。また、五輪代表と言う見地では、近いポジションに家長がいる(シーズン後半に入り序盤の勢いがなくなってきた感があり、ガンバでも出場時間が減ってきており、この日もベンチから外れていたのだが)。どのように使い分けるかは、反町氏の手腕だな。



 昨日、この五輪代表チームのはじめての国内有料試合と言う観点で、8年前のアルゼンチン戦を回顧した。8年前は中村のループが長く記憶に残る試合となったが、昨日は本田の圧倒的な存在感が長く記憶に残る試合となる事だろう。
posted by 武藤文雄 at 23:52| Comment(6) | TrackBack(0) | 若年層

2006年10月24日

五輪代表の観客動員

 明日の中国戦のチケット販売が不振らしい。報道によると、前売り券が6000枚程度しか、売れていないらしい。シドニー、アテネの準備試合は常に万単位の観客を集めていた事を考えると、これは深刻な事だ。酒精メーカと連携して国内で仰々しい国際試合を行う事に対する批判は大きいが、一方でそれによる入場料収入さらにはスポンサの協力活動は、ここ15年来右肩上がりの日本サッカー界を経済的に支えてきた。それが思うに任せなくなるとすれば、少なくとも経済的側面(言い換えると身も蓋もないが、金儲けの見地)から考えると、これは大変な事態である。一体何が起こったのだろうか。



 明日の相手は中国で、国内で行われる国際試合の最大のリスクである「相手が全く本気でない」と言う事はない。ライバルと言うには中国が弱すぎるが、それでも、それなりに面白い試合は期待できるだろう。さらに、東京には在住の中国人も多数いるので、そちらの観客動員が期待できるはず。

 また今回の五輪代表チームは、2年後に向けた立上期にも関わらず、既にJリーグで活躍している選手がズラリと並び、相当強力になる事が期待されている。しかも、各ポジションに満遍なくタレントが揃っているのも今回のチームの特色。さらにそのチームを率いるのは、アルビレックスで中々の実績を上げた若き理論派反町氏。しかも、反町氏はA代表のコーチも務め、オシム氏との連携も十分に取られている。間違いなく愉しみなチームだ。

 少なくとも、過去のシドニー、アテネの準備試合に比べて、見世物的な期待感が劣るとは思えない。



 ワールドカップ直後の年の五輪代表と言う事を考えると、類似的な試合としては8年前、98年11月のアルゼンチン戦が思い出される。この試合は、トルシェ氏の来日2試合目(初戦はA代表のエジプト戦)だったが、ごく短時間の準備にも関わらず、宮本、戸田、古賀のフラット3が機能し、石井、稲本のドイスボランチ、そして何より攻撃的MFで小野と中村が初競演した試合だった。稲本のクサビを福田が落とし、中村の芸術的なループがネットを揺らした場面は、今も目に浮かぶ。しかし、この美しい思い出はあくまでも結果系の話。この試合は4万人くらい入った記憶があるが、トルシェ氏がどのような監督かどうかは、当時とはしては白紙段階。当時の若き五輪代表への「漠然とした期待」により、大観衆が集まった訳だ。一方で、今回の五輪代表チームは、多くの人に当時のような「漠然とした期待」が集められていないと言う事になる。

 その後、トルシェ氏時代も山本氏時代も、上記のように五輪代表の準備試合は常に万単位の観衆を集めていた。さらに言えば、この2人の監督はいずれも、有料国際試合として万単位の観衆を集めながら、「ラボ」とか「競争」と称して、肝心要の試合終盤に「勝つ」よりも「試す」事を優先していた。そのため、数千円の入場料を払ったにも関わらず、「見世物」としてはあまり面白い試合にはならない事が非常に多かった(これは非常に難しい問題で、準備試合の第一の目的は「試す」事にあるのは間違いないので、全否定はできないのだが)。もっとも、この2人の監督の手腕の差は、本大会で「ちゃんとチームをまとめて勝った」のと「全くチームをまとめられず無様に負けた」と言う大きな差がある事は、明記しておかなければフェアではないな。何が言いたいかと言うと、「試す」を重視したあまり面白いとは言えない試合でも、継続して万単位の観衆が常時入っていた事だ。

 このように整理してみると「アテネ五輪以降のあるタイミングで、五輪代表に対する『漠然とした期待』が全く小さくなってしまった」と考えざるを得ないではないか。



 元々、各方面で「ドイツワールドカップに向けて、広告代理店は完全に浮動層のファンをメインターゲットにマーケティングを実施、それに日本協会(と言うか川淵会長)も乗ってしまい、結果として適切な強化ができずドイツでは完敗、さらにドイツでの日本の不甲斐なさに浮動層もサッカーからサヨナラ」と言う懸念が語られていたが、それが現実化してしまったのだろうか。もし、そうだとしたら危機的状況である。

 「代表人気にあぐらをかいて適切な営業活動をしなかったから」と言う批判も多く見受けられるが、上記のトルシェ氏時代や山本氏時代だって、適切な営業活動が行われていたとは思えない。とすれば「10年以上継続していた代表バブルがはじけた」と言う事なのか。これまた、そうだとしたら危機的状況である。

 一方で、「欧州や南米では、U23代表への注目度は低いからこんなもの」と言う意見もあろうが、そうだとすればアテネ前の大観衆はどこに行ってしまったのか。彼らが皆Jリーグサポータに転身してくれたのならば結構なのだが。そして、もし日本も欧州南米同様、若年層代表チームの一般人気がなくなりつつあるのだろしたら、単純な金儲けの面からやはり大事件。ビジネスと言うものは、1度失ったセグメントを再び活性化させるのは非常に難しい。そうだとしたら正に危機的状況である。



 今から、明日の中国戦が大観衆になる事は不可能だろう。しかし、純粋にビジネスの見地から言えば、日本協会は「今回の失敗」を真摯に反省し、この観客激減の原因を突き止め、11月に予定されている韓国戦までに具体的な対策を打たなければならない。



 ともあれ、現場をあずかる反町氏はアルビレックス監督時代は、「選手は足りないが、サポータは十分」と言う、ある意味で幸せな環境で成果を上げてきた。しかし、今度の五輪代表は全く逆になるのだろうか。



 明日の試合に関して。先日のアウェイゲームを見てもわかるが、中国は相変わらず強くて巧い選手を幾人か抱えているようだったが、相変わらずいずれの選手も頭は悪そうだった。あの青山敏弘が壊された場面などは、悪しき中国代表の伝統そのもの。たぶん、今回のチームもダメだろう。

 さらに日本は、前回のアウェイゲームではベストとは言えない布陣だったが、今回は現状のベストに近いメンバを使える(もっとも、水本は離脱したし、ユース勢が使えないと言う事情はあるのだが)。とすれば、「2年後に北京で金色のメダルを獲得するためのスタート」と明確な目標を持って、完璧な大差の勝利を期待したい。
posted by 武藤文雄 at 23:46| Comment(18) | TrackBack(2) | 若年層

2006年10月23日

憲剛の隙

 フロンターレが素晴らしいサッカーを見せながら、レッズがしっかりと引き分けに持ち込み、レッズの強さが際立つ試合となった。この引き分けでフロンターレが優勝するのは相当苦しくなった。



 面白い試合だった。勝たなければならないフロンターレが憲剛を軸に攻め込もうとする。とにかく憲剛がハーフウェイラインより前で、敵陣方向に向いてボールを持てば好機が作れるのだから。しかし、レッズは2−2で迎えた終盤、相馬、小野、永井と、他のチームなら「中心選手と言うよりはエース格」と言う風情の選手を次々に起用し、守備を固めるでなく攻め込む事でフロンターレの攻撃頻度を下げて、引き分けに持ち込んだ。攻勢をかける事で、フロンターレは無理攻めを仕掛ける事もできなかった。レッズと比較しては格段に選手層の薄いフロンターレ。この日のフロンターレ攻撃陣は調子がよかった、よかっただけに終盤交代カードを使って、一層「攻め込む」体制を作れなかった。結局戦闘能力差が勝負を分けたと言う事か。



 勝負どころは1−1で迎えた後半の序盤、フロンターレがリードし追いつかれた数分間の攻防だった。

 フロンターレが突き放す得点がまず美しかった。後方に下がりながら見事な出足で、ハーフライン近傍でこぼれ球を拾った憲剛が(フロンターレから見て)左から右に展開、森が余裕を持って対面のアレックスに勝負を仕掛けられる場面を作る。森は鮮やかな突破からセンタリング、そこにこの好機を最初に組み立てた憲剛が飛び込み見事なヘディングを決めた。憲剛を止めなければならないレッズ。ともあれ、憲剛に最初に拾われた場面、アレックスが森の突破を許した場面、は仕方がないのかもしれない。しかし、一番怖い憲剛をペナルティエリアにフリーで飛び込ませたのは拙い。ここは主将の山田が憲剛にまとわりつくべきだった。

 ところが、直後の同点劇で山田は憲剛に復讐戦を演じるのに成功する。フロンターレのクリアミスを拾った山田。見事なトラップからマークについていた憲剛をいなし、完璧なスルーパス。絶妙な走り出しをしたポンテが抜け出して落ち着いて決めた。もちろんレッズの攻撃そのものが見事だったのだが、憲剛はあそこで山田に淡白にかわされてしまっては拙かろう。さらに谷口があの場面でポンテに一歩出遅れてしまっては。フロンターレにとっての痛恨の同点劇は、フロンターレ自慢のドイスボランチの一瞬の隙で生まれたのだ。



 憲剛と谷口が、今後どのレベルまで到達できるかはわからない。今シーズンのプレイ振り、いやこの日のプレイ振りから見ても、大変なレベルまで行くのではないかとの期待をしたくなる。ただいずれにしても、この悔しい2点目の場面に見せてしまった僅かな隙をいかに反省できるかが、この2人の将来を分けるのではないか。



 翌日ガンバが信じ難い逆転負けを喫し、首位レッズはかなり有利になってきた。もちろん6試合残しての勝ち点6差は逆転範囲内だし、直接対決も残しているのだから、ガンバも(フロンターレも)ここは粘りどころ。昨シーズン終盤のような、異様な興奮を味わえる事を期待したいのだが。

 ここのところのガンバの急降下は驚きだが、やはり遠藤の離脱が大きい。負傷したがゆえに代表から離脱し結果的にJで活躍した闘莉王と、インドまで行きながら体調を崩した遠藤の対比を考えると、サッカーにおける偶然の要素を考えずにはいられない。

 レッズに残された不安は、選手層が厚すぎて、起用される機会が減った選手が不満を表に出す事くらいか。もっとも、ブッフバルド氏はそのような規律維持の能力は抜群だろうし、何よりレッズの大サポータもそのような低次元の選手の愚痴を許さないのかもしれない。とすれば、つまらんリーグの終盤になりかねない。頑張れ、ガンバ(どうして俺が西野氏を応援しなければならんのだ)。あ!そうだ。頑張れ、明神、播戸。そして、憲剛。
posted by 武藤文雄 at 22:54| Comment(6) | TrackBack(0) | Jリーグ

2006年10月18日

事務連絡061018+近況

 ベガルタはホームで痛恨の引き分けの模様。せっかくレイソルが負けたのに。もう四の五の言っても始まらない。淡々と残り試合全てで勝ち点3を確保し、最終勝ち点を86にする事のみを考えるべきだろう。それだけの戦闘能力は持っているのだ。順位は結果として捉えればよい。



 ともあれ、諸事多忙ですっかり更新をサボっていしまい、申し訳ありません。



 書きたい事はたくさんある。

 ベガルタについてはもちろん、オシム氏のメンバ選考に対する邪推、ユース代表や五輪代表のメンバ問題、野球の面白さ(あの「ファイターズの優勝の決め方の凄さ」にはちょっと感動した、まるでサッカーみたいではないか(笑))、レッズとガンバの微妙な差、阿部のハットトリック、中村のハットトリック(ベンフィカ戦もよかったようだね、3−0は凄い)、愛読書サッカーマガジンの現況。書きたいのだが、まとめる時間がないのだ。

 あと、書きたくはないし触れたくもないが腹立つ事もあるけれど。



 それと別に、「書く」と約束してサボっている事が結構あるのだよね。例えば、「ジーコのひみつ」とか(笑)。もっとも、私の雑文に対して、「福田正博」についてちゃんと書け、とか、「フィリップ総決算」はまだか、と暖かい言葉をかけてくださる方もいるのだから、「ジーコのひみつ」が未完でも勘弁してもらえるかな。



 何とか、巧く時間を作って、少しでもまとめていきたい。



 と言いつつ、エルゴラッソ。本日発売号のサッカー講釈今昔、今号はついに加藤久先生について書かせていただいた。しかし、この尊敬してやまない郷土の英雄については、書きたい事が多過ぎて、前代未聞の前後編2回に渡っての作品となった。どうしても2000字にはまとまりそうもなく、先週末は随分悩んだのだけれど(笑)。ご興味あれば、是非お読みいただきたい。

 考えてみれば、先々週、現アビスパ監督の川勝氏について書いた事を、BLOGで伝えるのを忘れていた。どうも、10月に入ってから、多忙にかまけて、抜けが多くなっているようだ。



 何はともあれ、もうしばらくしたら、従来のペースで雑文を再開できるはず。しばらくお待ちいただきたい。
posted by 武藤文雄 at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) |

加藤久

 エルゴラッソ2006年10月4日号、18日号に上下2回に分けて掲載いただいた、加藤久に関する文章です。
 個人的にこの選手だけは、敬称なしで呼ぶのは今でも憚れるのです。私の中学校の2年先輩(つまり私が中学校のサッカー部に入部した時の3年生...つまり圧倒的な大先輩です)が、卒業後仙台二高サッカー部に入部後、我々に伝えてくれました。
「おらぃの加藤さんっつうのは、ホントにすんげーど。いいから、おめぇらも一回試合見に来い。」
 で、今はなき宮城県営サッカー場に見に行った訳ですよ。凄かった。

 その後、郷土の英雄加藤さんは、ドンドン偉くなっていきました。1年生で早稲田のレギュラ、3年で代表選手...気がついてみたら、代表の中心選手と言うか超大黒柱になっていました。

 85年ワールドカップ予選の敵地香港戦、試合後に監禁されていた我々のところに選手達が登場。加藤さんは1人1人に「応援ありがとうございます。」と丁寧に挨拶していた。私が直立不動で「加藤さん、私はライバル高校の出身なんですけれど、中学校の時に加藤さんのプレイを見て尊敬してました!」と語ると、私にだけは「おお、そうか」と完璧な「上から目線」で肩を叩いてくれたのです。誇らしかった。

 したがって、「日本サッカー史上最大のキャプテン」加藤さんの足跡を印刷物にしっかりと残す事ができた喜びは格段のものがあった訳です。




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posted by 武藤文雄 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 旧作