ところが、犬問題への言及を終えてもすぐに試合内容にに入る事ができないのが、この試合の凄いところだ。
インドとのアウェイゲームは、この2年間で2回目。そして2回とも停電している以上は、インドでのナイトゲームは全て停電する、と判断せざるを得ないではないと言う事か(笑)。しかし、バンガロールと言う都市は、インドの名だたるハイテク都市。本業で一緒に仕事をした企業もあるのだが。我が社の協力企業殿がうちのソフト開発している最中に、停電が起こらない事を切に望む。
で、試合。
まず憲剛。精力的に動いて、正にゲームメーカとして機能していた。ガーナ戦では(相手のレベルが違い過ぎる事はさておいて)、強引なラストパスを狙い過ぎたきらいがあったが、この日はよくバランスを取っていた。相当の頻度で、よいラストパスを通していたのだが得点に中々結実しなかったのは、受け手の問題もある。ただ、ことごとくミドルシュートが枠に行かないのは気になっていたが、最後のところで決めてくれた。残念だったのは、終盤寿人が相当早い動き出しをしたのにやや無反応だった事。このあたりは、相互の打ち合わせをもっと行って欲しいところ。さて憲剛はここまでできる。小野がどう出てくるか。
播戸の引き出しは相変わらず見事。特に前半、幾多の好機を掴んだ。とにかく、ボールをしっかり引き出して、敵陣にねじこんでくれるタレントは常時待ち望まれている。そして、播戸はその期待に答えた。
巻がほとんどボールを収める事ができなかったのはショックだった。サイドに開いて、敵CBがついて来なかった時は、後方の選手にさっさとボールを戻すサバキを見せていた。しかし、後方から厳しくマークされている時は完敗。よほど体調が悪いのではないか。ナビスコの決勝にピークに持って行く事が当面の狙いとなると思うが。
山岸も相変わらず厳しい。とにかく、プレッシャがかかった状態でのトラップミスが多過ぎる。一番目立ったのは、後半開始早々の長谷部が作った決定機だろう。長谷部のパスを受けた直後のトラップが外に出すぎていた(それでも強引にポストに当てるシュートを打てた肉体能力は評価すべきかもしれないが)。この場面以外にも、前半憲剛や阿部の好フィードのトラップミスが目立った。まだ代表のレギュラを務めるレベルには達していない。
水本の負傷の具合はどうなのだろうか。非常によい出来だったので、早々の負傷交代は残念だった。この選手のよいところは、守備での柔軟さとフィードの精度が同居している事。ワールドユースではサイドバックを務めるほどの多様性も持つ。大した負傷でなければよいのだが。
水本の代わりに長谷部を起用し、啓太をDFラインに下げたのは失敗だった。後半は、前半の啓太のように最前線までに飛び出す選手がいなくなってしまったからだ。それでも、後半序盤は長谷部が技術に頼らず強引に肉体能力で前進する事で好機を掴んでいたのだが、後半半ば以降は憲剛とのバランスを考え過ぎたのか消えてしまった。考えてみれば、水本退場後は、所謂本職のDFは不在となった。今野、阿部、啓太の3人は、「本職DFがいない事の何が問題なのか」と思っているだろうが。
水本のみならず、山岸や憲剛が終盤軽い負傷をしたように見えた。大した事がないとよいのだが。
まずは札幌サウジ戦。今度はホームだ。そんな贅沢を言う気はないが、「勝利を目指す」明確な戦いを期待したい。








