日本は3次予選からの出場で、4チームのリーグ戦で上位2国に入れれば最終予選出場権を獲得。最終予選は5チームのリーグ戦で上位2位に入れば本大会出場との事だ。3位に転がり落ちると、別グループの3位及びオセアニア代表と派を競うと言う非常に愉しいプレイオフが待っている。
日本にとって、悪くない予選方式だとは思う。
重要な点は3次予選、最終予選とも、リーグ戦で2位に入ればよい事。小チーム数でのリーグ戦で1位抜けだと、いわゆる「番狂わせ」負けのリスクが高まるからだ。3次予選も最終予選も、丁寧に戦う事で2位以上を目指せばよい訳だ。一方で問題点は、試合数が多い事。特に2009年の最終予選は予選を8試合も堪能できる事になった(いや、プレイオフに転がり落ちると12試合だが、これはこれで味わってみたい気もするが)。サポータの我々には堪えられない娯楽が増えた訳だが、日程作成担当者には悪夢だろう。そして、選手の疲弊も非常に心配になる。
ちなみに2008年はワールドカップ予選6試合に五輪の日程を組み合わせる事になり、これまた大変な作業になるのだろう(「もし五輪代表が予選で勝てなければ」と言う愉しい恐怖感は別にして)。
日程で興味深いのは、ドイツ大会予選や今回のアジアカップ予選と同様に、AFCが各国のシーズン都合や気候を一切考えない完全固定日程とするのかどうか。1次予選の埼玉オマーン戦、2次予選の埼玉北朝鮮戦、いずれもシーズン早々に日程がセットされ調整に難儀したのは記憶に新しい(もっともこの2試合の準備について、ジーコの「学習効果」は見事なものがあったのも懐かしい思い出だ)。テヘランイラン戦は、イランの正月休暇中に行なわれたが、あれはイランサイドは相当困ったはずだ(もっとも、正月に行なわれても超満員の大観衆だったし、市内の店の多くが閉まっていた事で困ったのは訪問した我々だけだったのかもしれないが)。ワールドカップの準備のための日程延期のためだったのだが、真夏のジェッダでのサウジ戦も経験と言う意味では興味深いものだったかもしれないが、異様としか言いようのない日程だったのは間違いない。そして、そう言った杓子定規な完全固定日程方式は、またも継続されてしまうのだろうか。これについては、日本のみならず他国も困っているはず。日本協会は、このような事こそ、AFCに対して強く主張をすべきだと思うのだが。
日程に関してもう1つ重要な事は予選の試合日程とFIFAの国際試合日程との絡み。08年にしても09年にしても、「誰が」と言う事はさておき、少なくとも中心選手の何人かは欧州でプレイしている事だろうから、これも厄介といえば厄介。もっとも欧州クラブ在籍選手呼べない試合での、オシム爺さんの試合前のコメントなどは愉しみな気もするが。
昨年のドイツも、今回のハノイやパレンバンも結果は失望だった。しかし、失望を味わえるから、日本代表の応援はやめられないのだ。そして、「ワールドカップ予選における失望」は「ドイツやハノイやパレンバンでの失望」とは比較にならない絶望につながる。その絶望への恐怖を味わいながらも、歓喜を手にできるからワールドカップ予選は堪えられない。





