2007年07月11日

世界との距離はいかほどなのか

 大リーグのオールスターでイチローがMVPを獲得した。大リーグのオールスター史上初めて、ランニングホームランと言うのだから見事なものだ。紛れもない世界最高峰の野球選手と言えるのだろう。私は野球の事は詳しくはないが、何のかの言って、日本の野球は(ちょっと悔しいけれどサッカーと異なり)世界屈指の強国である事は間違いない。実際、日本は世界チャンピオンだし。
 一方で、イチローが日本でプレイしていた時は当然のように毎年首位打者だったにも関わらず、さすがに大リーグに行くと毎シーズン首位打者を取るのは叶わないのは、大リーグと日本のプロ野球のレベル差を表しているのだろう。

 などと他人の事を考えながら、ふと思った。では、日本のサッカーと他国の差はいかほどなのだろうかと。以前こんな事を考えた事があったが、今日は異なる観点から考えてみた。
 先日も採り上げた「日本人よ」で、オシム爺さんは
高原が所属しているフランクフルトは、ヨーロッパでも上位150チームのうちの1つと言った程度だろう。中村がプレーするセルティックだって、上位30チームのうちの1つくらいだろう。
と述べている。両チームのサポータは「もっと強い」と怒るかもしれないが結構鋭い評価だと思う。我らが誇るトップスターも、現実的にはそう言ったチームのエースに過ぎない。過去の日本サッカー界の事を考えればこの2人がこのランクまで来た事は大変な事だし、何よりもこの2人が素晴らしい選手である事は間違いない。確かにロナウジーニョやカカやリケルメやアイマールに比べては厳しいかもしれないが、中村は世界屈指の攻撃創造主だ。ロナウドやドロクバやシェフチェンコのランクにはいかないだろうが、高原はもう少し経験を積めばブンデスリーガの得点王を争う可能性もあるかもしれない。
 しかし、この2人とても、イチローのように「世界最高峰」とは言えないのは確かなのだ。

 こう言ってしまっては身も蓋も無いが、我々が世界屈指のサッカー強国になるためには、あるいは近づくためには、やはりトッププレイヤがいかにワールドクラス、それも世界最高峰の選手に近づいているかが重要なのだろう。と、随分高邁な事を考える事ができる時代になった事を素直に喜ぶ事にしよう。
posted by 武藤文雄 at 23:00| Comment(10) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする