とは言え、昇格争いは概ね以下に絞られてきた。コンサドーレがやや抜け出しつつある。ヴェルディ、ベガルタ、サンガのが、2,3位を争う。そして、(全く望んではいないが)ベガルタが今後こけて、(こちらは多いに期待しているが)サンガが新監督の下でガタガタになれば、セレッソの再浮上も可能。ただし、そのためにはセレッソは残り試合を全勝近くで乗り切らなければならない。
ところが、セレッソは、残り6試合全てをベストメンバで戦うのが難しそうなのだ。これは、はっきり言って信じ難い。
私はこの「優先順位問題」を杓子定規に、「Jリーグ>若年層代表チーム」と言う不等式で論じようとは思わない。たとえば、ちょうど1年前に行なわれたナビスコ決勝内田強奪事件の際も論じたが、このような問題はケースバイケースで議論するのが適切と考えている。したがって、今回のケースでもユース代表の監督と、各クラブで打合せを行なった上で、最適な結論を模索するしかないと考えている。
そして今回に関しては、必ずしも難敵とは思えない1次予選の戦い、そして単独クラブにとって感情的にも経営的にも大きな上位デビジョンへの昇格争い、と言う比較になる。したがって、常識的な結論としては、「香川と柿谷のユース代表への召集はなし」と言う事ではないかと思うのだが(無論、クルピ氏が「香川、柿谷不在でも全勝できる」と判断しているならば、状況は異なるが)。
もうイヤミを言うのも疲れたが、過日私は日本協会及びJリーグ首脳の「ベストメンバ」、「試合の優先順位」についての、常軌を失した(としか、私には思えない)発言を散々からかった。
これらの発言をしたトップ達が今回のユース代表選考を批判する発言をしたと言う情報は、現時点では耳にしていない。改めて思う。彼らは何もわかっていないのだ。
そして、この考え方は11月中旬に戦う五輪代表でも適用されるべきである。J1残留争いをしているクラブ所属の西川、青山敏、J1昇格争いをしているクラブ所属の若森島、さらにはACL出場権を争うクラブ所属の家長、安田、内田、増田、青山直、岡崎、枝村、と言った選手の選考の可否は、慎重に考慮されるべきであろう。青山直抜きでベトナムとサウジに2連勝するのは、相当厳しい事態かもしれない。そして、五輪出場権を逸する事はとても悲しい事だ。しかし、だからと言って「無条件に誰でも五輪代表に選考できる」と言う発想は非常に危険だと思う。
そして、このような事態を招いているのは、過密日程である事は間違いない。日本協会は、来年以降に向けて、早急に日程問題について検討すべきであろう。






