2011年05月18日

妥当な結論

 本業都合で異国にいるので手短に。

 極めて妥当な結論に落ち着いたようだ。遠藤を軸にした代表をコパアメリカで堪能したい気持ちには全く変わりはないが、どうしようもなかったのだ。
 また交渉の経緯をしっかりと記者会見で発表した日本協会の対応にも敬意を表したい。すべてが発表できる種類の情報ではなかろうが、小倉氏、原氏共に誠意を持って状況をわかりやすく説明してくれている。発表できる範囲で適切に活動を説明する事はとても重要な事だ。

 今回の一連の騒動で、できもしない方策を並べ立てて強引に出場を唱えた一部マスコミ関係者に辟易した方々も多かろうと思う。それはそれで仕方がないだろう。彼らも食うためには必死なのだから。

 繰り返すが残念な気持ちは残る。今の遠藤が率いる我らが代表を、アルゼンチンで見たかった。
 でも、仕方がない事なのだ。

 我々にはJリーグがある。毎週毎週すばらしい試合を堪能できる。
 五輪代表も難しい予選に挑戦する。何とかホームの豊田スタジアムには参戦したいものだ。
 そした秋口には、ワールドカップ予選がはじまる。コパアメリカを失いながら、いかに強化していくか。目標はあくまでも本大会の好成績だが、予選を1つ1つ戦っていく愉しさには、堪えられないものがある。
 これだけの娯楽を愉しむ事ができる。ありがたい事だ。

 もちろん、今回の辞退劇も絶対に忘れてはいけない。むしろ、この残念さを忘れずに、この長く果てなき大震災との戦いを続けていく事が肝要なのだ。
posted by 武藤文雄 at 00:42| Comment(42) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする