2016年07月09日

ベガルタは完敗だったけれど

 2016年7月9日、敵地ガンバ戦、84分。1対2で負けていたベガルタは、佐々木匠を起用した。
 ベガルタユース時代から、若年層代表で、常時定位置に近いところにいた技巧派、いわゆるスタア候補。正直言って、ベガルタサポータとしては、もっと早くからの登場を期待していた若者である。
 アディショナルタイムを含めて、約10分のプレイ。匠は、軽妙なボール扱いで、ベガルタの攻撃に変化をつけるのには貢献したが、はっきりとガンバ守備陣に脅威を与えることはできなかった。
 匠には、はっきり伝えておきたい。「中村俊輔や小野伸二は、デビュー戦でもっと格段にインパクトのあるプレイを見せてくれたよ」と。このままではダメだ。頑張れ。

 ベガルタは、その後パトリックに追加点を奪われ、1対3で完敗。4連勝のあと、3連敗。しかも、3試合連続で、3失点。何とも、味わい深い難しい状況の落ち込んでしまっている。

 けれども、今日のガンバ戦、内容はよかった。

 序盤から、ハードワークでガンバを押し込む。押し込めば、速攻のスペースを与えるため、一度藤春の突破から好機を許すが、これは仕方がない。ところが、遠藤のFKから、米倉のヘディングシュートを決められ、敢え無く先制を許してしまった。遠藤の精度、米倉の飛び出し、一方当方の石川の対応遅れ。このような詳細を丁寧に詰めなければやられてしまうのだ。
 しかし、このFKの判定には、大きな不満を感じた。ガンバの中盤がボールを回した場面、ガンバのトップのアデミウソンが、ボールよりはるかにベガルタゴール寄りで、マークしていたベガルタDF渡部をスクリーンした。渡部は、ボールに向かい、途中で妨害するアデミウソンに接触しながら前進し、ボールにアプローチ。そのアデミウソンへの接触をファウルにとられのだ。
 これは、アデミウソンの、オブストラクションではないのか。アデミウソンはまったくボールに関係ない地点で、渡部のプレイを妨害していたのだ。

 先制を許した以降しばらく、ガンバに押し込まれる。あのような不可思議なフリーキックをとられたため、腰が引けてしまったためだった。
 それでも、少しずつ冷静さを取り戻し、前半終盤には激しい当たりを思い出し、ペースを再びつかみ直す。
 後半に入っても、ベガルタの良さは継続する。全員が厳しい圧力を継続。幾度も好機をつかむ。そして、55分、CKからハモンがフリーでたたきつけるヘッド。コースは今一歩で、GK正面だったが、これを名手東口がファンブル。幸運にも恵まれ、同点に追いつく事に成功した。

 当然ながら、ガンバは圧力をかけ直してくる。渡部を中心に厳しく守り、この日久々に起用されたGK関の落ち着いたプレイもあって、よく防いでいたのだが。
 結果的に、アデミウソンと交代したパトリックにやられてしまった。強敵に追いついた後、いかにしのぐかは1つの課題。交代の使い方を含め、もっとやりようがあるのではないか。負傷者が多いとは言え、それがサイドバックの交代(今日は大岩から菅井)だけでは、ないように思うのだが。まあ、それはそれとして。
 突き放されたベガルタは、再度攻め直す。菅井でけではない、ウイルソンと匠を起用。圧力をかけ直し、幾度も好機をつかみかける。梁のシュートが、東口に好捕された場面は惜しかった。
 そして、無理攻めを仕掛けたアディショナルタイム、パトリックに決められ、2点差とされ、勝負は決まった。

 悔しい。
 でも、内容は悪くなかった。それなりに攻め込みながら、攻撃に変化が乏しいうちに、速攻から大量点を奪われた、ジュビロ戦、フロンターレ戦と比較すると、格段によかった。守備も安易に逆襲を許さなかった。攻撃も変化をつけることができた。
 たとえ、負けが込んでも、今のよさを伸ばすことを考えるべきだろう。

 匠がようやくピッチに立った。西村もいる。藤村も長時間機能した。ウイルソンも菅井も復帰した。パブロ・ジオゴと言う新ブラジル人も加入した。個人的にずっと期待している、高卒2年目の茂木もいる。
 選手層は格段に厚くなったのだ。渡邉氏の手腕に期待したい。
posted by 武藤文雄 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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