2016年11月03日

ホーム最終戦を前に2016

 早いもので、2016年シーズンも最終節。今シーズンは、ベガルタはホームにジュビロを迎えて戦う。そして、残念ながら天皇杯で苦杯を喫していることもあり、このジュビロ戦が、今シーズンのまごうことなき最終戦となる。ただでさえ、ホーム最終戦は胸高まるものがあるのだが、このメンバで戦う最後の試合と思うと気持ちは高まる。考えてみれば、リーグ最終盤よりかなり早くJ1残留を決めたシーズンは珍しい。勝とうが負けようが、大勢に影響のない最終戦。だからこそ、純粋に「勝ちたい」と言う思いが高まる。さらに、敵方のジュビロが追い込まれていると言うスパイスも加わっている。そしてウイルソン

 11月上旬にシーズンが終わってしまうことの愚かさを、いまさら語ろうとは思わない。少なくとも、Jリーグ当局は、「過ちては改むるに憚ること勿れ」と言う概念は理解しており、残念な方式は今年で打ち止めになるのだし。ただ、レッズとフロンターレによる1年を費やしたすばらしい戦いが明日完了するにもかかわらず、最終的な結果が別オプションとなる間抜けさは強調しておくべきだとは思うが。

 ともあれ。
 上記のとおり、ワクワクする最終戦である。いや、それだけではない。今シーズンベガルタが早々に、J1残留を決めることができたのは、、渡邉監督が組み上げてきた攻撃的サッカー志向の賜物だ。ハモンの大化け、奥埜の充実、三田の展開力、そして藤村、西村、茂木と言った自前の若手選手たち、これらの明らかなプラスを軸に、貪欲に攻め切ろうとするサッカーが結実しつつある。
 ただ、守備は難題だった。とくに、敵の速攻への対応は、なかなか修正されなかった。それでも、今シーズン加入した平岡と大岩の、個人能力の高さが、昨シーズンと比較すると、改善点にはなっていたが。
 しかし、ようやくこの終盤戦、敵速攻への対応が改善されてきた。前々節のヴィッセル戦の組織守備は中々よかった。前節のFC東京戦、充実した中島に切り崩された失点場面はさておき、後半幾度も迎えた東京の速攻への対応が、格段に充実していたのは嬉しかった。
 明日は、これらの集大成を見たい。今シーズン格段に改善された攻撃力と、終盤に向上してきた守備力。それらが、しっかりとバランスがとられた試合を見たいのだ。その、すばらしい組織戦を見ることができると期待したい。

 もちろん。
 ジュビロにとっては、とても大切な試合となった。「引き分ければ大丈夫」ではなく「大差で負けなければたぶん大丈夫」と言う試合は、入り方がとても難しい。かつて、アジアを制覇した名門クラブ、その制覇時の大黒柱だった名波監督が、選手達をどのようにモチベートしてくるか。
 そして、ジュビロは、典型的な「先方は特にそう思ってはいないが、当方は忘れられない」クラブなのだ。ベガルタのクラブ史においてとても重要な存在だった太田吉彰が敵方にいるのも、何とも言えない思いがある。
 ベガルタとしては、この尊敬すべき友人を粉砕することが、最大限の敬意となるのは言うまでもない。

 報道によると、ピッチで舞うウイルソンを堪能するのは難しそうだ。佐々木匠が起用される可能性もあると言う。どのような布陣で、どのような戦い方をするのか。上記したとおり、今シーズン、このメンバでの、集大成を愉しみたい。
posted by 武藤文雄 at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする