2008年12月01日

おめでとうモンテディオ

 モンテディオがJ1昇格を決めた。おめでとうございます。

 直接自動昇格を争っていたのだから、物凄く残念。しかし、それはそれ。隣県のライバルとしては、祝意を表さない訳にはいかない。これだけ予算規模の小さなクラブが、堂々とJ1昇格を決めたのだから、大したものだ。
 比較的予算規模が小さなクラブのJ1昇格と言えば、ヴァンフォーレや横浜FCが挙げられる。しかし、ヴァンフォーレのホームタウン甲府近郊は比較的サッカーが盛んな土壌があった。また横浜FCはスポンサが集めやすく近隣に強豪が多く強化しやすい首都圏のクラブと言う利点があった。それらと比較すると、モンテディオは過去のJ1昇格クラブとしては、強化には最も難しい環境下にあったと言えるのではないか。
 もっとも、このクラブは2001年シーズンは昇格まであと一歩に迫っているし、2004年シーズンも入替戦出場まで届きかけた。年によって上がり下がりがあったが、J2では相応の存在感があるクラブだったのだ。
 またこのクラブは、石崎信弘、植木繁春、柱谷幸一、鈴木淳、樋口靖洋と言った現在国内トップレベルの監督が、監督として初仕事を始めている。これは(日本協会の推薦などもあったのだろうが)フロントの慧眼を示している。そして、今期は従来の「潜在的人材の初監督」構想を改め、「国内最高レベル」の実績を持つ小林伸二氏の招聘に成功した。小林氏は期待にここたえ、見事な成果を挙げた訳だ。今回の昇格で、小林氏は岡田武史氏、西野朗氏に匹敵する実績を挙げた日本人監督と言ってよい立場になった。

 強力なスポンサがいない事、観客動員力が今一歩な事、主軸選手がレンタルである事など、J1参戦に向けて課題は多々あろう。しかし、小林氏の留任は事実上決まっている模様だし、昇格により様々な収入を増やす事もできるはず。来期どのような戦いを見せてくれるだろうか。

 で、ベガルタであるが...
 済んだことをガタガタ言っても仕方がない。来週ホームでしっかりと勝って、さらに入替戦で精神的に落ち込んでいるJ1チームを下せばそれでよいのだ。この方が一層盛り上がりるものであり、サッカーの神が我々により大きな快感を提供するために、このようないたずらをしたと考える方が妥当であろう。
 モンテディオの予算規模を考えるたびに、「それに比べて」と言いたくなる。言いたくなるが、今語っても詮無き事。2004年シーズン、ベガルタは終盤ガタガタと勝ち点を落としJ1昇格圏から脱落し、一方でモンテディオが上位をうかがっていた際に、こんなエントリを書いた事がある。万が一、今後ベガルタが思うように勝ち切れないと、このような事態になると言う事なのだが。ただし、4年前と異なり、当方もJ1昇格するのだから気にする必要はないのだが(「と言って気にしているではないか」と言う突っ込みは禁止します)。

 最終節までセレッソ、ベルマーレ、サガン(サガンは得失点差を考慮すると不可能に近いのだが)にもJ1昇格の可能性が残った。私が記憶する限り、ベルマーレ(J2降格後)とサガンが最終節まで粘ったのはこれが初めてではなかろうか。そのような意味でも、非常に充実したリーグ戦と言えるだろう。3位に入るのは我々だけれども。

(余談)
 本ブログにも再三登場いただく少年団のコーチ仲間。一家でベルマーレサポータ。ところが、彼(コーチをしている父親)は富山出身なのだ。先日、ご子息に「お父さん、カターレ富山がJ2に上がってくるけれど、これからはベルマーレとカターレとどっちを応援するの?」と問われたそうだ。父は息子にキッパリと言ったとの事。
「ベガルタに決まっているではないか。」
posted by 武藤文雄 at 23:00| Comment(16) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>「ベガルタに決まっているではないか。」

いつも楽しみに読ませていただいてます。
すいません、最後のオチの意味だけがわかりません・・・。ベルマーレ?
Posted by sonodam at 2008年12月02日 02:05
武藤さん冷静に見せて最後の最後で抑えきれなくなったか
Posted by at 2008年12月02日 02:53
「ベルマーレに決まっているではないか!!」が何を血迷ったか「ベガルタに決まっているではないか!!」と言ってしまいました(笑)

泣いても笑ってもあと1試合(入替戦を入れると3試合)頑張りましょう!!
Posted by 少年団コーチ仲間 at 2008年12月02日 06:19
いつも楽しく読ませていただいてます。
山形の監督選びが上手い事は自分も感じておりました。
ただ、
植木繁晴氏は平塚監督(中田在籍時)を経ての就任ですので
初仕事ではありません。
重箱の隅をつつくようで申し訳ないですが・・・
Posted by どらぼう at 2008年12月02日 09:09
「ベガルタサイドから見た屈折感」のエントリは武藤氏の傑作のひとつと思ってました。今年の山形の順位を見ては時々思い出す程に。
 我が応援するクラブはJ1崖っぷちの黄組、入れ替え戦に回れたら大上等、相手は西か東かなんて言ってられませんが、行けるなら折角ですから東に行きたいものです。
Posted by 木組 at 2008年12月02日 09:39
ベルマーレはJ1に行くから、J2ではベガルタを応援してやるよ
って意味じゃないの?
Posted by at 2008年12月02日 09:46
ベガルターレを応援するのですね、わかります。
Posted by R at 2008年12月02日 10:19
>「ベガルタに決まっているではないか。」

それは来年もJ2に…ゲフンゲフンッ
Posted by 11031 at 2008年12月02日 11:35
いや、うらめしい、じゃない、うらやましい
モンテさんはもちろん、ベガルタさんもベルマーレさんも…

わが、横浜の丘の上のほうのチームは、今年はかすりもしませんでした。…かといって、育成がブレなく行なわれたという感じでもなし
都並さんを解任して、フロントが次の一手を明解に持っているのならいいのですが
石崎さんには、こっちに来て欲しかった
もうこうなればオシ……(以下自粛)
Posted by Dortmund06 at 2008年12月02日 12:17
難しいです。<オチ
Posted by at 2008年12月02日 16:37
つまり、ベルマーレとカターレのどちらか一方を選ぶということはできないから、むしろ全く縁の無いベガルタでも応援するか、いうことですかね。
Posted by at 2008年12月02日 21:08
仙台3位のためには、UG氏に交通費を払ってでもセレッソ戦を見に行かせて呪い発動してもらうとよろしいんじゃないでしょうか。
Posted by at 2008年12月02日 21:54
ベルマーレかたーれ
ベルかたーれ
ベかルたーれ
ベガルター…


バンザーイ\(^-^)/








ということ…ですよね?(汗
なんかセレッソが昇格しそうな気がしてきた
Posted by 田中 at 2008年12月03日 00:09
コメント三番目の方の言葉を信じるならば、「血迷ってベガルタ」ということなんですね(笑)。なるほど。
Posted by sonodam at 2008年12月03日 03:38
小林さんに関しては海保社長が直接お願いしたようです。
小林さんが福岡を解雇された後、すぐに連絡をいれたという談話が記事になってます。
今年の山形は補強も積極的で巧者の小林監督招聘だったので
最初から昇格の可能性は感じていました。

結局フロントのやる気と誠実さこそがクラブにとって必要なことで
ブランドや金で結果を得ることは出来ないということでしょうw
仙台は最初からひとりだけブラジル人FWを取るくらいの堅実さがあれば
今期の成績から見ると山形より上に行けてたかもしれません。
甲府も同じ事をやっちゃいましたね。
Posted by at 2008年12月05日 00:30
もうひとつ、監督ではないですが
NEC山形時代の山本昌邦コーチのことも無視できませんね。
Posted by 慶次郎 at 2008年12月07日 00:55
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