テレビ解説の鈴木武一氏が「選手の動きが硬い」と繰り返したが、私はそうは思わなかった。連動的な攻撃から好機を作るが、得点能力に秀でた選手が少ないため決めきれない事。後方に引いたFWをつかまえそこねて、それほど人数がかかっていない逆襲からピンチを作られる事、いずれもいかにもベガルタらしい試合だったと思う。
前半、磯崎のシュートがバーに当たり地面を叩いた(テレビ桟敷からは入ったように見えたが)後、よくボールを拾うもシュートを打ち切れなかったあたり、いかにもベガルタらしいではないか。しかし、その攻撃以降、ベガルタは攻勢を継続。斉藤がインタセプトから持ち込んだ場面、梁の突破から中島が合わせ切れなかった場面など、決定機を決めきれず前半終了。
後半に入り、ザスパは引退が噂されている鳥居塚を起用。88−89年シーズンの高校選手権、見事な攻撃サッカーを見せた前橋商業高で1年生ながら見事な展開力を発揮した鳥居塚。最後?のJリーグでその経験をフルに発揮。見事なボールさばきでベガルタを苦しめる。この鳥居塚登場後の約10分間、林を軸にベガルタはよく耐えた。
敵にペースを掴まれると、逆襲する空間もできる。10分過ぎに逆襲から梁が右をえぐり、関口がフリーでヘッド、しかし浮かしてしまう。続いて、梁とのワンツーから関口が右サイドフリーになりポストに当てる。「それにしても、この男のシュートは入らないな」と頭を抱えていた67分、梁のスルーパスから抜け出した関口が縦に出るフェイントからターンしてみたびフリーに。そして、今度こそ決めてくれた。
以降は守備を厚くし、終盤はタッチ沿いでボールキープし時計を進めて(おい中原、簡単に倒されるな)、しっかりと1−0で勝利。入れ替わり戦出場権獲得に成功した。
冒頭に嘆いたように細やかな問題点はあった。けれども、このプレッシャのかかる試合を、連動性ある攻撃を繰り返す事で勝利する事ができた。昨シーズンから狙っていたサッカーが実現できたのだ。
特にこの難しい試合で、関口が2本決定機を外した後に決勝点を決めた事は非常に大きい。このドリブルの名手が、得点に意欲を示した事。それも複数回の失敗でもその意欲が途切れず、ついてには貴重な得点で勝負を決めた事。これは直後にひかえる入れ替わり戦に極めて重要だ。関口のこの成長は、梁へのマークを緩める事になる。
ジュビロと比較して個人能力の差は否定できず、とてもではないが楽観的な展望はできない。駒野と前田遼一がいるチームなのだ。いや、当方の昨年のエースがベンチにも入れない程だしな。
しかし、攻撃の連動性、守備の組織力ならば当方が上回る。これは遅まきながら昨年より長期的計画でチーム力を積み上げてきた成果である。
「最後の入れ替わり戦」で、昇格できる喜びをかみしめ、13日の狂喜乱舞に備えたい。
【Jリーグの最新記事】










まずは緒戦!かつてのアジアチャンピオンをホームで葬りましょう。
正直悔しいですが、こうなったらベガルタにJ1に上がってもらいたいです。
応援してます。
なんとも言えないですね。
ただま…タイプは違いますが個の強さという点で
サンフレッチェという強豪と戦えていた事が自信
に繋がるといいなと。
ま、でも楽しみながら行きたいですね。
あれだけの豪華なメンバーがいるのに勝ちきれないのは、去年のサンフレに通ずるものを感じるのは、わたしだけでしょうか。
相手にするのは大変ですよね
しかし勝つと
”あの”ジュビロがJ2ですか
時代の流れですね
田舎クラブには厳しいリーグになりましたな