2009年05月22日

まだまだACLを愉しむ

 少々旧聞となるが、ACL。
 ガンバとグランパスは、最終戦を消化試合にする事に成功、無事若手の経験に使う事ができた。
 アントラーズは、例によって中国クラブのラフファイトに苦しんだが、落ち着いて引き分けて無事トップ通過。ただし、勝ち点勘定的には、「水原三星が大量点なし」と言う情報を踏まえて戦えたので、だいぶ楽だったはず。とは言え、この嘆きがオリヴェイラ氏から出るのだから困ったものだ。
途中からラフプレーが多くなってしまって、一刻でも早く終わってほしかった。怪我人なしで帰国するがひとつの目的でした。残念ながらうちの選手が負傷退場したことが一番残念に思っているところです。
前節に続いてあの異様なラフファイトを見せられると、我が日本協会は本当に無能なのだなと、つくづく思う。

 で、フロンターレ。

 浦項製鉄に引き分ければトップ通過と言う試合に苦杯。Jクラブで唯一2位通過に留まり、1/16ファイナルをホームで戦う権利を失ってしまった。第4節終了時点では、フロンターレは勝ち点10、2位の浦項は勝ち点6、トップ通過は決定的と思われた。ところが、前節天津泰達戦はいわゆる中国特有のラフファイトに巻き込まれ自滅。そしてこの最終節では完全に浦項の注文相撲にはまり、思わぬ2連敗で掌中の1位通過を逃してしまった。
 結果論だが、中国の敵地戦に森勇介を起用した事が、関塚氏の失敗だったのではないか。天津選手の挑発に乗せられた森は、中国選手同様のラフファイトを展開し、あげく浦項戦は出場停止になるは、森自身の反則を主審が勘違いして大黒柱の憲剛に警告するは、さすがの怪活躍だった。(これはフロンターレの責任でも何でもないが)中国クラブとの敵地戦は、あのような悲しい試合になる事は十分に予測できるのだから、森起用はやはりまずかったろう。もっとも(憲剛の代替警告受領と言う、森個人にとっての信じ難い幸運はあったものの)、あの天津戦で退場にならなかった事を森の成長と評価すべきかもしれないが。ただ、浦項戦に森がいれば、事態は随分改善されたと思う。このような難しい試合になればなるほど、森の強力な右からのえぐりは効果を発揮したはずだ。
、まあ、このあたりが、ACLという大会の難しさなのかもしれない。

 もう1つ。浦項は明らかにフロンターレの弱点を把握し、その弱点を突く試合をしてきた。ロングボールをトップにぶつけ、前線からフォアチェック。寺田が不在のフロンターレ守備陣はその対応に苦慮していた。以前寺田、伊藤、箕輪、佐原が揃ってた頃のフロンターレは、このようなロングボール策にはめっぽう強かった。ところが、フロントが適切な世代交代と多様な守備者の獲得に成功したところ、不運にも寺田が負傷離脱する事で、ロングボールへの対応が後手に回ったのだから皮肉なものだ。
 ただし、既に2位を確定し「負けても失うものが少ない」浦項が、1/16ファイナルでのガンバと万博で戦うリスクを減らすために1位通過を狙い仕掛けてくるのは常識的に予想できた事。守備ラインがベストでなかった事も含め、もう少し慎重に序盤を戦うべきだったと思うのだが。
 ACLの序盤戦は敵の戦力が手探り状態(中々戦う機会のない敵との戦いと言う意味でも、シーズン初めで各クラブが編成を代えてきていると言う意味でも)だが、グループリーグ終盤には相互のやり方や戦闘能力がかなりわかってくる。フロンターレはそのような駆け引きにやられた訳だが、これもまたACLの難しさと言えるのだろう。
posted by 武藤文雄 at 23:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国のラフプレーに怒りを覚えるのはもっともですが、それがどうしてフロント攻撃や、個人攻撃につながるのか。
(前レスを踏まえての投稿です)

まあ、「じゃあお前がやってみろ」とは誰にも言われないでしょうが。w




Posted by at 2009年05月26日 18:53
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