たとえば終了間際の劇的大逆転と言えば、03年シーズンのJ1(終了間際の久保の一発)が思い起こされる。ただ、多くの大逆転となる場合と言うのは、この久保の例のように「前向き」に「事件」が起こるもの。
しかし、今日の我々のJ2優勝、歓喜の2000万円獲得劇はちがった。ロスタイムまで1−0とリードしながら、よりによってロスタイムに追いつかれちゃっただから。「ああ、1000万円が跳んで行く」と思ったら、1勝ち点差で我々を追っていたセレッソが、(同じように1−0とリードしていたのに)連続失点。気がついてみたら優勝していた。このような「後ろ向き」の「事件」が連続しての「大逆転劇」って、ほとんど記憶がないのだが。いや「大逆転劇」ではないが、「大展開劇」とでも言うべきなのか。
何か気の抜けた雰囲気の優勝祝賀の雰囲気もあるが、やはりこれは堂々の優勝だ。ここまで、最終節にこのような状況を生む勝ち点を積み上げ、全18クラブで最も大量の勝ち点を獲得したのが我々だったのだ。
むしろ前向きに捉えるべきだろう。このロスタイムの大展開劇は、サッカーの神の「よくがんばりました、2000万円上げましょう、でも来週や来年の事を考えたら、うかれてばかりいてはダメですよ」とのご意志から生じたのだ。
ここ最近「2000万円、2000万円」と、唱え続けて来た。そして、少しでも多くの賞金を獲得できれば「来年の補強に」とも吠えてきた。でも、ちょっと考えが変わった。この2000万円は、選手とスタッフの方々で山分けして欲しくもなってきた。本当に皆さん、頑張ってくれたから。
でも、まだ終わりじゃありません。来週は今期のユアテック最終戦、今期戦う最強の敵を破らなければならないのだから。
2009年12月05日
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アーケードから勾当台公園の人の数は無茶苦茶だった・・・
ロスタイム同点からゲーム終了直後。
たくさんの携帯のアクセス、結果を知りそれが伝播していく歓喜の波、チームのみんなと共に優勝の時間を過ごせました。
感謝する相手を探しては、それを申し上げ、喜びと今後の栄光について共有します。
J2優勝どころかJ1昇格だけでパレードしてるクラブは過去にも沢山あるのに。