ふにゃ様のコメントを受け、追記を加えました。ふにゃ様、ご指摘ありがとうございます。(2009年12月18日)
時間がないので、手短に。
トリニータの関係者には、とにかく目を覚まして欲しい。
監督を(怪しげに)選んでいる場合ではないのだ。今やるべき事は、社長を決め、上限人件費を固め、売れる選手を売り、最低限の選手で戦うチームを作る事。
テレビで高松や上村が「この体制では来期契約するかどうか決心できない」との趣旨の発言をしていた。そうではない。君たちが愛してやまないトリニータは、君たちをもう雇用はできないのだ。君たちが愛してやまないトリニータを守りたいならば、己の収入を度外視するか、去る事で貢献するしかないのだ。
現状の署名活動、募金活動は無意味だ。
その署名を誰に持って行くのだ?2億円の返済を反古にされそうになっている自治体にか?既に3億5千万円を供出したJリーグにか?10億円単位の負債を気にしない可能性がある地場企業にか?
募金でいくら集める?本当に追加融資2億円が必要ならば、明確な返済計画とその実行への決意が必要。それらのどこかに寄与しようと言うのだろうか。もし、そうだとしたら、億単位のキャッシュが集まらなければ、その募金活動は役に立たない。そして、1億円募金を集めるためには、1万人が1万円を支払う必要がある。言い換えれば、そのくらいの気概の人を1万人程度集めなければ、募金は奏功しない。
今できる事は明確な計画立案、それへの支援、そして1年後の結果なのだ。
1年後に億単位のキャッシュを返済する計画を作る。そのためには、現有選手はほとんど残せないだろう。過去実績を残せていない若手選手、そして彼らをリードする「役に立つ」中堅、ベテラン若干名程度となる。
そこまで絞り込んだチーム構成となった上で、そのチームをサポートする人が1万人で「サポートします」と明確に意思表示すれば。これは、中途半端な資源ではない、皆がこの計画が成功すると期待してくれるだろう。
そして、クラブは、もう一踏ん張りして、その目標以上の返済を実現する。この実績が重要なのだ。1年間で○億円返済した実績があれば、金融機関を含めた「支援」も期待できるようになるだろう。
かつて、ナビスコを制覇し、多くの見事なサッカーを見せてくれたクラブに存続して欲しいのだ。毎週毎週、歓喜と絶望の上下動を愉しませてくれるJリーグを傷付けたくないのだ。皆で貯めて来た3億5千万円を無駄にしたくないだ。
そして何より、20000人の友の悲鳴など聞きたくないのだ。
(以下 追記)
1.目標期限と金額
たとえば、「12月23日までに、1億円集める」的な目標がある募金活動ならば、かなり有意義だと思います。申し上げたいのは、「足りないキャッシュ、膨大な債務をある程度動かせる金額」でなければ、現状の打開には有効ではないと言う事です。また、大変残念ながら募金活動は「つなぎ」にしかならず、恒久的な財源にはなりません。
2.焦点がぼける
上記のような明確な目標がない限り、「募金活動をしている」と言う活動が、満足感を生んでしまい、本質的な課題解決を遅らせる事を切に心配します。
3.サポータの方々のおやりになれる事
募金活動への参画よりは、「大分FCなり自治体に『早く社長を決めてリストラ案を作れ』と要求をつきつける」、「マスコミやネットを通して『J2で下位に落ちても応援する』と明確に意思表示する」などの方が、現状では格段に有意義だと思います。少なくとも現状では「J1復帰」と言う単語が、とるべき活動を阻害しています。
今の局面打開のためには、「トリニータと言うクラブが年間で億円単位のキャッシュを作れる事を示す」に尽きます。既に自治体から追加投資の可能性がほぼゼロで、さらにJリーグの公的資金を億円単位で投入されている前代未聞の事態です。早急に優先度の高い案件を実施するしかありません。
2009年12月16日
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[2009/12/17]2009年Jリーグ入場者数ランキング...ほか本日のサッカーネタまとめ
Excerpt: [Pickup] 今日、絶対読んでおきたいサッカーネタはこちら &...
Weblog: footballnet【サッカーニュースの2ちゃんねるまとめ】
Tracked: 2009-12-17 23:49
経営において、黒字を出し「続ける」ということがいかに大事なことであり、困難なことであるのかを知悉されている発言かと思います。
大分のサポや選手の方々にも、軽挙妄動せず日本サッカーの発展に繋がっていくような判断をしてもらえればと思います。
各人は大変な情況に陥ることになっているとは思いますが・・・
(そうでなければ、リーグも追加融資を認めないでしょう)、
その状況でどれだけ集客出来るかを大分は示さないと。
恐らく、大分のフロントはそんな状況に陥ったら
誰も来なくなると思っているのでしょう。だから、
無理を承知で「数年以内にJ1」と言わざるを得ない。
J2が出来て以降は常に昇格争いに絡むポジションで
戦ってきたクラブで、真の意味でのどん底は体験して
きませんでしたからね。
本来ならフロントがサポーター側に働きかけて言質を
取るべきことですが、当事者能力があるのかどうか
分からない状況にフロントが陥っている以上サポーター
から宣言を出しておくのは意味があるんじゃないかな。
もし本当に「J1にいないトリニータに価値はない」
とサポーターが判断しているなら?そのときはこの言葉を
送りましょうや。
「大分にはヒートデビルスとパサジイとヴァイアセドラーがあるから別にいいよね」
#大マジな話、大分県民がサッカーよりもバスケや
#フットサルやバレーを選ぶというならそれはそれで
#いいのではと思います。ただ、なんにもないのは
#ツマラないよね。
署名活動は無意味だというのも同感ですし、明確な計画立案が必要だというのもその通りだと思います。
しかし、小生は、募金活動については理解を示したいと思います。
それによって緊急融資を予定していた2億円が充当できるとは到底思えません。だから、Jリーグの指導に沿った計画立案が必要だというのはそのとおりでまずそちらが(チーム運営者にとっては)優先ですが、その額が些少であっても、チームの債務返済に役立つ可能性が大きい募金活動は、今のところ何もできないように思われるサポーターにとっては有益な活動であると思います。
そもそも、お金をただでくれて債務を減らしてやるって活動が「無意味」とまでおっしゃる理由がよくわかりません。
「トリニータ」でググると、このブログより上位に来るのはオフィシャルとWikipediaしかありません。
べガルダサポータの武藤さんより真剣に、継続的にこの問題をWebで論じている方がいない、ということなのでしょうか?
何とも言えない心地がします。
他にもいらっしゃいますよ。「そして来期にJ1で戦う為には」でググってみてください
いまになって大騒ぎしてるのが不思議。
遊戯メーカー、酒造メーカーのスポンサードを許可すべきじゃなかろうか。
ことはトリニータだけでは済まされない話になるぞ。
あとは税金ですかね。2億しか貰ってなかったのか?
札幌や仙台や福岡は確か10億円規模踏み倒してるはず。それだけあれば急場はしのげるだろう。
追記拝見しました。ありがとうございます。
しばし考えさせてください。
遊戯メーカー、酒造メーカーはスポンサーになれます
酒造メーカーは解禁されています
パチンコ関係では、あくまでホール運営会社がダメなのであって、機器メーカーのほうはOKです
「1.目標期限と金額」について
確かに募金をいついつまでに集めるのかという目途は不明ですね。目標金額は5000万円のようですが、それでは全然2億には足りません。
ただ、この活動には、「サポーターがここまでお金を集めようとしているのだから、一肌脱ぐか」というようなスポンサーの登場を期待するための、いわば「示威行為」的な性格も出てくるのではないかと思うのです。
全くサポーターが何もせず静観したままである、あるいは、「早く社長を決めろ」と県や会社に要求するような県や会社任せの態度では、スポンサーはどうみたって出てこないと思うのです。(まぁ、今の状態でも出てくるかは悲観的ですが。)
その辺、「やらないよりはやったほうがましなのかしらん?」という気分で、小生は募金しております。
「2.焦点がぼける」について
確かに満足感を生んでしまうというのは御指摘どおりかもしれません。しかしながら、
http://ots.oitan.jp/
によれば、「本格的活動を行う団体」も設立されるようですし、ミクシィコミュなどでは持株会の議論もされております。(微力ながら、そういう話が本気で立ち上がるなら発起人になろうとする覚悟はあります。)なので、「本質的な課題解決」が何をおっしゃられている趣旨なのかはわかりませんが、「経営の的確な監視」ということであれば、前進する余地はあると考えております。
「3.サポータの方々のおやりになれる事」について
Jリーグからも言われているわけですから、新社長の選任やリストラ案の見直しについては当然県もチーム側も真剣に動いているのではないかと思います。
もしそうでなければ、22日のサポカンで何らかの動きをすることになるのではないでしょうか。
「マスコミやネットを通して『J2で下位に落ちても応援する』と明確に意思表示する」ことは全く同感で、今になっても「J1復帰」と言っている人はちょっと神経を疑いたいところです。
ちょっと焦り気味なので暴走しているのかもしれませんが、今サポーターがやるべきことは、いろいろと意見や不平を言うのではなくて、しっかりとチームを支えることを表明して、そのために自分が何をするかを明らかにしてその広がりを図ることではないかと考えています。
武藤さまは如何お考えでしょうか?
最後の点も同感です。
とにかく生き抜いて来季の初戦を迎えられるよう、できることはやっていきたいと考えています。
是非今後とも御指導をお願いします。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20091221-OHT1T00167.htm
トリニータいらないでしょう。