2010年01月05日

敵地イエメン戦前夜2010

 政治的問題について。いずれにしても、サッカーそのものよりも安全が重視されるのは当然で、「安全と判断されているのだから大丈夫だろう」としか言いようがない。幸い、各種報道から聞く限り、現地も平穏な模様、無事によい試合が行われる事を祈るものである。

 以下本題。
 まず、この1月6日と言う現実的に日本代表が試合実施が不可能な日に、アジアカップ予選と言う公式戦を戦わざる得ない事を憂慮する。当初、日本協会は1月下旬変更をイエメン側、AFCと協議したと言うが、報道によるとAFCが拒否したらしく、この日の開催となった模様。そもそも、国際試合の日程と言うのは「相互の都合」で決定されるべきものであり、各国の「シーズンオフ」は、それらの前提とされるべきなのだ。
 アジアの日程調整が、中東での酷暑期の試合が困難、極東での厳冬期の試合が困難、と言う事情で、混迷を極める事そのものは仕方がないが、最近のAFCの硬直的な日程決定は極めて異常なものとなっている。日本協会も、異様なAFCとの交渉に苦しんでいるのだろうが、韓国、豪州、イランなどの各教会と連携を取り、AFCの正常化に励んでいただきたい。本質的な目的は、よい試合を行い、アジアのサッカーの質を高めて行く事なのだから。

 まあ、決まってしまったものは仕方がない。
 結果的に、岡田氏は未経験な若手選抜チームでイエメンに登場する事となった。選手の背番号が90番台だったりするのも、上記したAFCの混迷ならではのもので、笑ってはいけないのだろうが、やはり珍しさと合わせおもしろい。
 ただし、若いとは言っても、Jクラブで完全な中心選手として機能している選手もかなり含まれている。そして、若手代表チームが、難しいアウェイゲームで経験を積めると言う意味では興味深い。不慣れな環境で予想していない海外選手との試合において、その選手の判断力や技巧がどのくらい通用するかどうかは、Jリーグでのコンスタントな活躍とは別にその選手の将来性を見極める材料となるはずだ。また、ぶっつけに近い編成のチームだけに、監督の方針を短時間で把握し実現できるかどうかと言う知性も、評価できるかだろうし。
 素質豊かな選手達が、どのように活躍するか、愉しみに見守りたい(って、TV中継がないらしいが、ネットで見られるよな、たぶん)。

 ただ残念なのは、岡田氏が若手選手しか選考しなかった事。若い選手だけではなく、経験豊富なベテランを加えたチームで臨むのもおもしろかったと思う。たとえば、明神をこのチームに加えていたら一層魅力的な試合が期待できただろう。明神の存在は、チームとして一本、中核としての柱となったはずだ。そして、そのまま南アフリカにも。
 いや、もうすぐ始まるベストの日本代表キャンプに呼んでいただいてもいいのですが。
posted by 武藤文雄 at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
勝ったようですねー
もともと岡田監督はU-20も兼任してたんですよね。ワールドカップ出場逃したこの世代に経験をつませつつ勝ちも狙いに行ったということでしょうか。ともあれ初代表で勝利を収めた選手たちに
「おめでとう!」
Posted by さいとう@しずおか at 2010年01月07日 00:41
やはり経験豊富な平山や菊地は落ち着いてましたね。
あとは我の強い乾と柏木は目立ってました。
荒いピッチとアジア式ジャッジの中で「戦える」選手というのは頼もしいです。
海外に出ると、自立しなきゃいけないですもんね。
Posted by   at 2010年01月07日 23:28
平山はホームシックで日本に帰ってきた。
Posted by プロ魂 at 2010年01月08日 15:50
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