そもそも、サッカーを愉しむ醍醐味は、このような一見些末に見えるような事(あくまでも「些末に見える」と言っているだけで「些末」とは思っていないが)を肴に皆で語り合えるところにあると思っている。したがって、今回のように多くの方々が、拙作を基盤に具体的な議論をしていただけたのだから、とても嬉しい。
皆さんのコメントを読み、本PKに対する私の考えを改めて述べたい。
私はやはりあのPKは、審判の裁量範囲ではなくルール違反だと思う。以下、いくつかのコメントへの感想の形態をとりながら、講釈を垂れていきたい。
まず槇野がペナルティエリア外に出た後に、寿人がペナルティエリア内に入ったから、キッカーは特定されると言う意見には、以下の理由で反論させていただく。
あらためてペナルティキックにおけるボールと競技者の位置に関するルールを転載する。
ボールは、つまり、「キッカーの他の選手がペナルティエリア外にいる」事の他に、「キッカーは特定されなければならない」と明記されている。もし、「槙野は外、寿人は内だからOK」と言うならば、「特定云々」の条項は不要になる。
ペナルティーマーク上に置かなければならない。
ペナルティーキックを行う競技者は
特定されなければならない。
守備側のゴールキーパーは、
ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいなければならない。
キッカー以外の競技者は、次のように位置しなければならない。
フィールドの中
ペナルティーエリアの外
ペナルティーマークの後方
ペナルティーマークから9.15ⅿ(10ヤード)以上
次に「西部はある程度の反応をしていたので、寿人の助走以降に対応できていた、したがいキッカーは特定できていた」と言う趣旨のご意見。西部はとにかく突然助走を開始した寿人に対して対応したのであって、最後まで疑念を持っていた可能性は十分にある。したがって、西部が反応したから特定と言う論理には無理があると思う。
また、サンフレッチェサイドが既に審判部?に確認をとっていた的なコメントが相当数寄せられている。これは興味深いのだが、今のところ私はソースを発見できていない。2次情報でもよいので、ソースを見つけられた方は教えて欲しい。
ルールブックの「特定されなければならない」のが誰に対してかが明確でない事は確かに問題かもしれない。コメントにもあったように、とりあえず主審に特定されればよいのではないかと言う解釈も成立し得る。ただし、昨日も述べたように、GKから「俺は特定できなかった」と反論は(ルール上明確になっていない以上は)成立すると思う。
最後にこのプレイはルールのグレーゾーンをついた、あるいは審判の裁量内ではないかと言うご意見。私はこのプレイに関する限り私はそうは思っていない。
もちろん、拙ブログをご覧の方ならばご存知の通り、私はグレーゾーンを突くような巧緻なトリックやアイデアを決して否定しない。また、昨日も述べたが、オフサイドやハンドについて最後の微妙な部分は審判の裁量に任せるしかないし、時に審判の見誤りもあるかもしれないが、それを含めてのサッカーだと思っている。
けれどもこのプレイについては、上記してきたようにグレーゾーンではなく真っ黒、ルール違反であり審判の裁量云々とは違うと考えている。さらに主審は、プレイが止まった状態で槙野のボールへの口づけから寿人のボールがネットを揺らすまで、一部始終を丁寧に見ていた。だから、主審の見誤りは考えられず、ルール違反を見逃したとしか思えないと言うのが私の考えだ。
以上述べて来たように、多くの意見が寄せられたが、今のところ私が納得できる「遵法である」と言う解釈は見つかっていない。やはりルール違反としか思えないのだが...
ともあれ、これだけ愉しい知的遊戯を愉しむ事ができたのは、皆様のおかげです。改めて感謝いたします。ありがとうございました。
特定の定義が明記されていないことから、審判としても、この条項は適用することが不可能…と言うことではないでしょうか?
下手に、Jリーグで定義しても国際試合で混乱する可能性もありますし、FIFAの手抜きかもしれないですね。
キッカー以外の競技者は、次のように位置しなければならない。
フィールドの中
ペナルティーエリアの外
ペナルティーマークの後方
ペナルティーマークから9.15(10ヤード)以上
とありますが、これらはすべて「AND」条件になります。ですから、キッカー以外の選手が完全に、この条件を満たすまで、笛を吹くべきではなかったのではないでしょうか。
それがOKならフィールドプレイヤー10人が全員PA外から助走して一人だけが侵入ボールを蹴るというのも有りになってしまいGKが圧倒的に不利になってしまうと思います。かなり屁理屈ですが止まっていなくてはならないという文も無いようですし。
ルールブックに載ってないけど合法というのは
サッカーのルールには多いような・・・・
オフサイドルールのボールに関与する選手の定義とか
あとライン上の解釈はどうなるんですかね?個人的にペナルティーエリアの外か内かちょっとわからないので
これは直接FKの時みたいにキッカーを2人並べて配置しちゃダメよ
ってことでしょ。PKは直接FKの特殊例なんだから、
直接FKで許されてPKでは許されない事を明記している
だけで、それ以上に深い意味はないように思えます。
手元の資料(中村敏雄「オフサイドはなぜ反則か」)によると、
サッカーにペナルティキックが規定されたのが1891年。
ペナルティエリアが定められたのが1902年で、10年程の
タイムラグがあるんですね。
恐らく、「特定されなければならない」だけが当初のルールで、
「キッカー以外の競技者は以下略」はペナルティエリアが
出来た後に追加されたルール。追加されたルールがあれば
特定云々は不要なんだけど、歴史的経緯で冗長な部分が
残っているだけなんでしょう。
「キッカーを特定」「キッカー以外はPA外」だけだと、
PA内の2人のキッカーが同時にボールを蹴るPKツインシュートを許す解釈にならね?
子供がこぞって練習するのはむしろそっちじゃね?
…話が逸れましたが、「解釈」が必要なようなルールは改正されるべきだと思います。
平行線にならざるを得ないでしょう。
とはいえ各所でこの話が盛り上がっているあたりは槙野や寿人の狙い通りではないかと。
PAライン上に槙野が居るように見えますが、露骨に中に居るわけではないので
あれは審判の裁量範囲内ではないかと思います。
あそこやGKの位置を厳密にとると今回に限らず多くのPKが蹴りなおしになりますし。
100人中100人が“乱暴な行為”と判断するだろう振る舞いを
主審は何故か“反スポーツ的行為”と判断しました。
このままだと日本中のサッカー少年が
相手選手に掌底を食らわせてもレッドカードは出ないと判断して
練習から掌底を繰り出すおそれがあります。
というコメントが前回の記事に書かれていたので、反論させてください。
岩下の顎つきの前に高萩?選手が遅延行為をしました。ラインを割ったボールを踵で蹴ったのです。(以上事実、以下岩下選手のコメント)それに対し、岩下選手が顎を「触った」そうです。それを全てしっかり見ていた主審は、掌底ではなく顔に触った程度だったこと、その前の遅延行為があったことも含めて岩下にイエローだったと。彼が主審に「高萩の遅延行為にはイエロー出ないんですか?」と聞いたところ(そのとき岩下は、キャプテンマーク巻いてました)、「出すべきだったのかもしれないけど……」と主審は応えたそうです。「ただ、顔は触っちゃいけない」とも言われたそうです。
以上のコメントは、清水サポーターなら誰もが知っている有料会員制サイトの記事がソースです。取材内容をリライトしないで載せてくれるサイトです。
PKにしても岩下選手の件にしても、海外のように、審判団が試合後に公式なコメントを出してくれれば良いのになと思います。相手(審判)がどう考えたのかがわからないから、観ている方は釈然としないまま次節を迎えてしまうのです。
ルール改正するのが一番良さそうですね・・。
もしルール違反ならば寿人云々で選手の名前をあげてどうこうより最大の責任は審判側でしょうしね。
「ゴールを認めた判定は間違いであった」と明確に誤審を指摘したうえで、この場合「ゴールは無効・寿人にイエロー・清水に間接FK」にすべきであったということです。
しかしJFA審判委員長がこういう見解だとすると、広島が事前に確認をとったと言うのはどういう話なのだろうか?
実は槙野選手は、昨年オフに「じゃんスタ」というローカルスポーツ番組に出演した際、
「来年の秘密兵器」として、このPKの構想を洗いざらい喋っています。
「僕が蹴ると見せかけて、横から寿人さんが……」という槙野の言葉に、番組MCのアンガールズは「ルール的に大丈夫なんですかそれ?」と聞きましたが、
その際に槙野は、「確認取ってるんで大丈夫です」と答えていました。
webに動画は存在していないようなのでソース等は出せませんが、恐らく複数の「事前に確認」コメントはこれを踏まえたものであると思います。
ただ、槙野選手が一体どこに確認したのかはわかりません。
口頭でルールに詳しい人(広島には、昨年まで審判業を兼任していた山西博文氏という職員もおります。確認相手がその人かは知りませんが)に聞いて、
認識の齟齬からOKと言われた、みたいな可能性もあるやもしれませんね。
「ボールセット者とキッカーを代える」というキモの部分自体は間違いなく合法ですし。
要は、壁を作れるFKと違い、PKはGK一人で対応するわけですから、キッカーも特定されなければ、紳士的ではないですよね?
そもそもサッカーやってた人なら分かると思いますが、PKというのは普通に蹴れば入るわけです。それくらいGKの方が圧倒的に不利なわけです。それでもGKがPKを止められるのは、キッカーとの駆け引きがあるからなわけで・・・。
そういう意味では、もしルール解釈が曖昧ならば、今後は一切ダメと明確にしておかないとGKはたまらないですよね。
実際、清水のGK西部も↓のようにコメントしてますし。
以下、J's Goalカラ引用
PKは少し変な形だったんだけど、誰が(ボールを)置いてもOKらしい。置いた人が蹴らなくてもいいらしい。ただ、きちんと聞いてみたい。あれだと駆け引きにはならず、PKの意味があまりなくなる。どうなんだろうと思う。こっちとしては面白くない。駆け引きがないから面白くはないし、わかりづらい。俺はずっと槙野をみていた。そしたら、いきなりこっちから(佐藤寿人が)走り出したから、『あ』と思った瞬間に思い切り入ってこられて打たれてしまった。ああいうのは初めて。でも、あれはOKだということなので、仕方がない。
個人的には、武藤さんの仰る「明確にクロ」の論拠が弱いように感じます。「キッカーを特定」の部分の「特定」の定義(誰がどのように特定するか)が明確になされていない以上、今回のPKはグレーゾーンを出ない、が私見です。キーパーの西部がキッカーを特定できていなかった点についても、「特定」の定義が曖昧である以上、違反の根拠にはならないと考えます。いずれにしても、現行のルール上では解釈の余地が残っているのが実態でしょう。
ちなみに今回のプレー自体は個人的には好みです。
昨日のコメントで”キッカーの特定”と”他のプレーヤーは外”が併記されている点の指摘があったが、こう書かれると同意の文章である可能性も捨てられなくなる。
今のところ議論の中心は協議規則の条文の解釈論になっているけれども、最終的には、そもそもなぜPKがあの様式で行われるのか、あのようなプレーがサッカー的にOKであるのか、というような、サッカーの精神に立ち返った判断をして欲しいと思うし、そうあるべきだと思う。
ルール上の「特定」の解釈があいまいなことは問題だと思いますし
今すぐ結論が出る問題ではないような感じもしますが
ペナルティーキックを行う競技者は特定されなければならない。
については今のところ判定の責任者たる主審がキッカー特定を担当せざるを得ないかと思います。
主審の工夫としては誰がキッカーを担当するのかを声を掛けて選手に確認して
「11番だね!」とでも明確に宣言してキッカーを確定してから笛を吹けば
(11番が蹴らないなら蹴る意思表示を出す他の選手を促す、悪質ならカードを出す)
ある程度防止できるのかもしれません。少なくとも主審の判断は示しているわけですし。
観客が大勢いるスタジアムだと声が届かなくて「何やってんだー!」と罵声と飛ばされる可能性も高そうですが…
主審はPKの笛を吹いてスポットを指差した後は選手に任せ切りなんですか?
武藤さんはご自身が主審をされるちびっこの試合ではPKを指示したことはおありですか?
もしのおありでしたらそのときどうやってキッカーの特定をしているんでしょうか?
「12歳以下の大会で使われてもいいか」「ワールドカップで日本代表がやっていいか」という基準で考えてみても面白い。
毎日新聞
http://mainichi.jp/select/today/news/20100310k0000m050042000c.html
>不安を感じながら得点を認めてしまったという。審判団に対しては今後、指導を
>強化する。
審判団は「清水から抗議を受けなかったから」なんて、清水に責任転嫁するような
発言をして恥ずかしくないのだろうか?
いずれにしろ、審判団の未熟さを認めた事になるけれど。
審判の対応も国や地域によって色々でてくるケースではないでしょうか?
個人的にはグレーに近い白です。
岩下が嘘をついてるとは思わないですか?
アゴを触ったぐらいというのは、明らかに「嘘」ではないでしょうか?
これだけのレアケースを咄嗟に的確に捌くのも難しいよね。
許すとか許されるとかではなくて、そういう判断をしてしまったのも頷ける、ということで。
>いろんな国や地域で同じことをやってみたら、
>審判の対応も国や地域によって色々でてくるケースではないでしょうか?
であればこそ、サッカーとはどうあるべきか、というところに立ち返って欲しいと思うけど。
確かに審判が未熟だったというのはあると思いますが
あまりに予想外のプレーだったので責めるのはちと酷な気が。
むしろひとつも抗議もせず従順に従ってしまったエスパルスの監督・選手たちにマリーシアが足りない、と某せXXお氏ばりに苦言を呈したいです(笑)。(youtubeを見る限りなのでもし抗議してたらすみませんが)
その分、解釈・運用の仕方が人によって変わってしまうことも止むを得ないと思います。
この現行のルール下では、相手を欺く行為を防ぐ為のルールという意味で言えば、やはり"キーパーが"キッカーを特定できたかどうか、を判定の基準にすべきだと思います。そしてキーパーと主審双方によって「特定されていない」という意思表示と判断が成立した場合に、やり直しとカードなどの相応の処置を取る、という。
だから、選手から申し出が無かったからそのままにしたという今回の主審の判断も、それ自体は個人的に間違いではないと思います。問題なのは"不安だった"と曖昧なコメントをしてしまっていることで。
「(自分としては)特定できていないのではと思ったが、キーパーからの申し出がなかったのでキッカーを特定できなかった、とは言えない。よってそのままゴールを認めた」と毅然とできていれば問題なかったと思います。
仮に主審の判断のみで判定を下すと、同じ状況でシュートを防いだ場合にも主審が『特定できなかった』と判断したら、やり直しを命じる可能性もありますし。それはフェアではないですよね。
そして何より広島が、こうして拾った得点で勝ち点を拾って喜んでいていいのなら、その程度のサッカーで満足しているのなら、その程度のチームだったということでいいんじゃないでしょうか。もう少しまともなチームだと期待していたんですが。
また、もう少し補足すると、審判は高萩の遅延行為と、岩下が強く相手の顔を突いていないことを見てイエローを出した、ということです。岩下はそのシーンに関しては、「審判は良く見てくれていた」と言っています。
そして、清水に入団して6年目、ずっと見てきた清水サポーターの一人です。岩下選手、嘘つき……とは思えないのですが、少なくとも、彼はカッなってやっちゃうときがありますが、そういう場合はやっちゃいましたって言う選手です。だから、早く青山に復帰してほしい。岩下とボスナーのCB、イエロー累積が不安でたまりません。
とのコメントが日本サッカー協会から出されました。
ソースはリンク先です。
過去のサッカー競技規則
2006年競技規則に関する質問と回答
http://referees.at.infoseek.co.jp/pdf/law_soccer_060719_QA.pdf
第14条ペナルティキック
4. ペナルティーキックが行われるとき、主審が必要な合図を送った後、キック
を行う特定した競技者の味方競技者が前進し、代わりにキックを行った。主
審のとるべき処置は何か?
主審はプレーを停止し、違反が起きた、すなわち9.15ⅿ以内に侵入したとこ
ろから守備側チームの間接フリーキックによって試合を再開する。その競技
者を反スポーツ的行為により警告する。
ニッポソ人は農耕民族なので創造性にカケラもないことになっている(by平尾誠二『楕円進化論』ほか)にしては、素晴らしいことですねw
良く知らないんですけど、これ今のルールでもアリなんでしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=_Gi98iEziKQ&feature=related
PKがポストに跳ね返されたのを押し込む、というのとなんら変わりません
なによりそのルールを勉強しなおすことができたのですから
おかげで日本サッカーの質がひとつ上がったと言っても過言ではないでしょう!!
それでは主審としての職務放棄になるのではないでしょうか?
あの行為を顔を触った と表現するのは、自分には違和感あります
岩下選手が自分に都合良く事実を捩じ曲げてコメントしているわけですから彼のコメント自体信憑性ありません
高萩の倒れ方に違和感もつ人はいないんですかね?あれこそシミュレーションだとおもうんだけど…
殴られたら普通あんな倒れ方しないですよ。
手を出した岩下にはもちろん、高萩にも遅延行為とシミュレーションでカード出すべきだったと思っています。
すみません、僕の書き方が悪かったです。「触った」と表現したのは、岡部主審です。「顔を触っちゃいけない」と言ったそうです。岩下は、「全然突いてない。こうやってポーンッてやった(下から相手の顎を払った)だけ。全然押してないですよ」と言っています。
要は、10:59の方が仰るように、高萩があんなに派手に倒れるほど、強く突き倒していない、と岡部主審が判断したからイエローだった、ということなのかなと思います。
岩下の発言に信憑性がないと感じていらっしゃるのなら、上記の内容も全て納得していただけないのかもしれません。
ただ、もう1度録画映像を見てみますが、僕は「殴った」とはとらえませんでした。また、あの行為が触っただけだなんて、nnnさんは違和感を感じる、だから岩下は自分の都合の良いように事実を捻じ曲げている、という断定には、ちょっと納得できませんでした。
※尤も、何度も繰り返すようであれば意図的な行為と解釈せざるをえないでしょうが
キッカーと思われていない(特定されていない)選手がペナルティエリアに入って蹴るとなると充分に明確な意図があるわけで、その点が違うように思います。
■Jリーグ第1節 サンフレッチェ広島対清水エスパルス戦におけるペナルティーキックの判定
http://www.jfa.or.jp/jfa/topics/2010/49.html
ジョークの範囲ですが。
まぁあれで外したらバカもいいところですね。
という訳で応援しているチームにはやって欲しくないです。
良くない。ルールが世界中で遵守されているからこそ、サッカーという世界中で、あらゆる年代でプレーされる競技を楽しむことが出来るのだから(尚、16才未満、女子、35歳以上のシニア、障害者はピッチ及びボールの大きさ、試合時間、交代等を修正できると競技規則に明記されている)。
ましてや、日本のトップリーグJ1で起こった誤審である。まあ、直後にジョークと書かれているので、分かっておられるのだろうけど。
審判も人間である以上誤審はあり得るが、だからこそ次は繰り返さないように努力しないといけない。
また、JFAは今回の事例からキッカーを特定する具体的方法を明文化するようにFIFAに報告したらどうだろうか。国際サッカー評議会(詳しくはwiki)が毎年2月末にルールを改正(新ルール施行は7/1)するのだから、FIFA伝いに伝えられるだろう。
とおさん>>
クライフの時代も、2005年のアンリの例(アンリが前にちょこんと蹴り、ピレスが走りこもうとした例)でも、現在でもルール上OK。
第14条ペナルティキック
● ペナルティーキックを行う競技者はボールを前方へける
● ボールが他の競技者に触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしない
● ボールがけられて前方へ移動したときボールがインプレーとなる
だから、PKのキッカーが前にボールを蹴り(横から見たボールの位置が前に少しでも移動していればいい)、そこに『蹴った瞬間から』キッカーの味方がペナルティエリア内に走りこんで決めるのはOK(クライフの例は走りこんだ味方がさらにマイナスにクライフに戻した)。
但し、蹴る前にペナルティエリア内に入っていれば、キッカー(攻撃)側の反則。
アンリの例は、空振りのような感じになり、キッカーであるアンリが2回ボールを触ったと判定され反則となった。
サッカーのルールは毎年2月末に改正され、通常7月1日から全世界で施行される(だから毎年審判は更新講習会で更新しないと資格を失効する)。
JFA公式HPで常に最新のルール及び審判の為のガイドライン、各種通達をチェックすべき。ここで何時でも読める。
↓
http://www.jfa.or.jp/match/rules/index.html
2005年10月22日のトリックPKのキッカーが逆だった。キッカーがピレス。
『問題のシーンはアーセナルが1−0でリードしていた後半28分、ピレスはこの日2本目となるPKを任されていた。ここでピレスは直接ゴールを狙わず、左前方向にパスを出そうとした。虚をついて、走りこむFWティエリ・アンリにシュートさせようというトリックプレーだ。
ところが、ピレスのキックミス(空振り?)でボールは転がらず、アンリはピレスの脇をただ走り抜けたのみ。ここでピレスはボールに2回続けて触ったと判定され、守備側のマンチェスターCにFKが与えられることになってしまった。
試合後、発案者はアンリであることが判明。本人によると、アヤックス時代のヨハン・クライフのプレーに「ヒントを得た」とのこと。』
不思議というか勿体ない気がします。
キーパーに対し2対1の状況が作れるんだから、普通にやるより圧倒的に確率が高いはずですよね。
作選としてポピュラーなものになったらなったで、キーパーに駆け引きを要求することになるから対応も難しくなるんじゃないかなあ