移籍したCSKAモスクワの開幕戦に、ロスタイムに決勝点を決めたとの事。モスクワに移籍した後の、先日の欧州チャンピオンズリーグのセビージャ戦の活躍も記憶に新しく、いよいよ今日は敵地戦を向かえる。着実なステップアップ振りに、南アフリカに向けての期待も高まろうと言うもの。
従来の日本代表の試合では、敵がシビアに守備を固めてくると中々思うようにボールを受けられないと言う課題があった。けれども、先日のバーレーン戦ではいわゆるトップ下(あるいは引き気味のトップと言うべきか)でよくボールを引き出し、好機に再三絡んでいたし、終了間際には見事なダイビングヘッドを決めた。半年程前に課題だったボールの受け方、身体の向きも着実に向上していると言う事だろう。
ちょっと話題を変える。
3月10日発売のエルゴラッソに、Kリーグでプレイし、今期ホーリーホックに復帰した大橋正博のインタビューが載っていた。大橋と言う選手は、角度のある高精度なパスを操る事のできる技巧的な選手。マリノスやフロンターレでも一時期、定位置を確保する感すらあったのだが、定着し切れず昨期Kリーグの江原でプレイしていたもの。このインタビューは、大橋がKリーグでの経験や、古巣のホーリーホック(若い頃、中々芽が出なかった大橋が、事実上プロフェッショナルとして試合経験を積み経歴をスタートさせたのが、マリノスからレンタルされたホーリーホックだった)への思いを語ったもの。
その中で、日本と韓国のサッカーを比較したくだりがおもしろかった。
ーサッカーにおいての違いは感じましたか?
「球際というか、ボディーコンタクトに関しては日本よりはあります。ゲームの展開が速くないので、つぶされる部分が多くなってくるんですよ。日本の当たりが弱いとは思いませんが、そういう部分での強さは韓国のほうがあると思います。でも、それはゲームの流れが遅いからなんだと思います。よく韓国の選手は『日本はプレッシャーがないだろう』と言うんですけど、日本はプレッシャーにいけないサッカーをしていると思うんですよ。だから、僕もつぶされる前にプレーしますし、日本にも体の強い選手がいるわけですから。」
ーフィジカルの違いはそんなに感じなかった?
「日本はフィジカルが弱いと言われましたけれど、それは球回しが速いからなんだと思う。プレッシャーにいけないくらいのサッカーを日本はしようとしていますから。川崎Fでそれはすごく感じました。韓国はつなぐというより、蹴ってこぼれ球を拾うサッカーで、ボディーコンタクトの時間が多い、ただ、その差だけなんですよ。でも、そうなったときの強さは韓国にはあります」
要は、日韓のサッカースタイルの相違を「フィジカルコンタクトせぬように速い展開を試みる日本と、そこまで展開は速くなくフィジカルコンタクトをいとわない韓国」と整理している訳だ。
もっとも、これはかなり古い議論で、韓国との比較論ではないが、98年ワールドカップ後の改善点として、「フィジカルコンタクトを避けるように戦うのが日本の行き方だと考えていたが、避けてばかりいては本当に列強とは互角に戦えないのでは」的な分析が述べられていたのは、記憶に新しい。
そこで本田圭祐だ。
上記した通り、この若者は日本のトップ選手には珍しく、ボールを受けるときの身体の向きに課題があった。過去、サイドバックを含み比較的後方に使われる事が多かったのも、ここに課題があったためかもしれない。ただし、本田は少々体勢が悪くとも、上半身の強さで強引にボールを持ち出して、帳尻を合わせる事ができていた。たとえば、本田があまり機能したとは言い難かった昨秋の南アフリカ戦だが、そうやってチャンスを作りかけた事も結構あったのだ。
しかし、先日のバーレーン戦にしても、セビージャ戦にしても、身体の向きそのものにも改善が見られたように思う。欧州での厳しい試合の経験により、質の高いプレイを目指すうちに次第に欠点を克服しつつあるのではないか。元々、受け方がうまいとは言えなかったが、強さでカバーしていた選手が、受け方がうまくなったとしたら。これはすばらしい事ではないか。
そして、上記の大橋のインタビューで語られているように、本田は従来の日本選手とは全く異なる道筋で自らを磨いてきたと言える。そう、もし本田がその問題を解決したとすれば(実際に、ほぼ解決しかけているのだが)、日本の若手選手の育成の方向性に、新たな一石を投じる事にもなるのではないか。
まずは敵地セビージャ戦での活躍を期待して待とう。
サッカーの実力、言動、インパクトなどなど、カズ、ヒデ以来のスター選手ですね。
だからより1対1になりやすいのでドリブル勝負が
重要になってくるんじゃないですかね?
そのためのコンタクトの強さは重要だけれども
極力避けるのは悪いことだとは思えません。
日本人のパス技術についてオシムが言っていますが
パスレンジが短く、精度が低いのが問題だと。
本田がオランダであまり動かなくても通用したのは
パスレンジの長さと精度にあるとvvvの試合を見てて感じました。
中田英寿の活躍の時点で散々言われてた話ですよね。
10年経ってようやく本田が中田の後継者となりつつありますが、
彼らを突然変異で生まれた異物扱いするのではなく、スタンダードにしていくべきでしょう。
どういうタイプの選手が欧州トップレベルで通用するかは、とっくに明らかなわけですから。
外国で活躍し、流暢に外国語でもコミュニケートできたのが、あたかも中田しかいないかのようなのはおかしい。
結局、誰もかれも中田幻想から脱出できない精神が薄弱な奴らばかりなのだ。
2006年の悲劇もそういうとこっから着ているのだろう。
本田の英語はジャパニーズ英語なんで日本人に聞き取りやすいからそう思うだけ。
でも周りとコミュニケーション取ろうとする姿勢は立派、言いたいことを伝える努力をしてる。
サッカー選手に限らず、日本人は相手に意識をことを伝える(自分をアピールしる)のが下手だし、その辺を指導していけば海外でやれる選手も増えると思う。
関係ないけど水野はどうしてんだろうな…すごく期待してたし、いまも期待してるんだけど
1 :依頼(新規)637,645 ◆CLALA4IQgQ @う〜ぽん。φ ★:2007/05/13(日) 20:02:31 ID:???0 ?2BP(111)
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は2001年にメジャーへ移籍して以来、
今季で7年目のシーズンを迎えている。
米国での長期滞在を経た現在、イチローの英語力はほぼ完ぺきと言われるまで
上達しているようだ。
しかし一方で、インタビューや記者会見の際は、必ず通訳を介してコメントするイチロー。
その真意とは果たしていかなるものなのだろうか。
シアトル地元紙『シアトル・ポスト・インテリジェンサー』は10日(現地時間)、マリナーズ番記者と
ファンとの質疑応答形式の特集記事の中で、「なぜ6年間経ってもイチローは通訳を
必要とするのか」というファンからの質問を紹介。
これに対し、「イチローはほぼ完ぺきな英語を話すが、通訳を使用する理由として、誤解や
わずらわしさを解消するためと、メディアとの距離をコントロールするためとの理由が考えられる」と回答。
通訳を使うことで記者会見という公式な場を設けることができ、違う記者に繰り返し同じ質問を
されないようにするためだと分析した。一方で同紙は、イチローと違い、城島健司捕手はまだ英語力が
完ぺきではないので、投手との試合前の打ち合わせなどは特に通訳が必要になるとの見解を示している。
05年4月、年間最多安打新記録の樹立を記念して行われたコミッショナー特別表彰の際、イチローは
大観衆の前で英語のスピーチをしたことがある。その背景には、応援してくれたファンや前記録保持者の
ジョージ・シスラー氏への感謝と敬意があったという。
試合後のインタビューなど日常的な場面でイチローが安易に英語を使わないのは、そういったファンや
選手に対する敬意の表れなのかもしれない。
イチローってこんな無理やりな褒め方されてるんですねぇ。