昨年幾度か述べたが、日本代表にとって岡崎の確立は極めて重要な事だった。過去3回のワールドカップで、いずれも日本は「この選手に得点を取らせる」と言うタレントを持たずに戦う事を余儀なくされたいた。しかし、今回は「岡崎にどうやって点を取らせるか」と言うテーマで本大会に臨む事ができる(と言うか、過去20年の日本代表でそこまでの地位を確立したのは、往時のカズと、最盛期の久保くらいなのだが)。
それに完全に本田圭佑が加わった。VVVでは、個人能力で突破をする仕事のみを任せれているかのプレイ振りだったが、CSKAでは完全にチームの中に溶け込み、戦術能力を見せるようになってきている。これで、持ち味のシュート能力や、時に見せる強引な前進もより有効に活かせるようになるだろう。
さらに欧州でのこの大活躍により、いずれの対戦国も相当本田をマークしてくるだろうから、岡崎なり他の選手の活躍可能性も広がろうと言うものだ。
しかも2人とも、守備もちゃんとやるし、個人的な守備能力も高い。岡崎は、あれだけ激しいチェイシングを行いながら、好機に正確なトラップからシュートを決める余力を残している。本田は、五輪代表の頃までは時々サボる悪癖がない訳ではなかたが、元々ボール奪取そのものがうまいし、代表でも組織的に守備に順応していた(あの本大会出場を決めたウズベク戦だけは、相当困惑していたようだが、本大会ではあのような主審はいないのだし)。
考えてみれば、ほんの2年前にこの2人は北京五輪に出場していたのだが、ほとんど有効な活躍ができなかった。本田は決定機は外すは、全く無意味なファウルで決勝PKを提供するは、と言う状態。岡崎はファイトを前面に出して頑張ったが、それが空回りしてボールを受ける度に再三つまらないファウルを犯して、ペースを乱していた。そのような2人が、かたや欧州チャンピオンズリーグで堂々たるベスト11のプレイを見せ、こなた国内最高の点取り屋に成長するのだから、「若い」と言う事はすばらしい事だ。
田中達也も復調して来た。石川直宏も徐々に昨期の切れ味が戻りつつある。平山も着実に上昇している。もう少々早ければなお結構だったろうが、そう贅沢も言ってられない。今はワールドカップ本大会前に前線タレントが充実してきた事を素直に喜びたい。
でもハットトリックしても「全く結果出してない」って評価は厳しすぎると思うんだぜ…
セルビア戦に期待
そうだったように見えましたが
でも突破なんてまったくできてなかったような
結果をだしたのはさすがですが
岡崎や本田って、確立したなんていうほどの
パフォーマンスみせてますかねー?
最盛期の久保や、カズほどの
世界との距離の近さがあるかな
もっと離れてるような
もちろん日本人選手トップレベルの選手らではありますが