案外、つまらなかったな。
USAのようにロスタイムに点を取って決めるとかさ、韓国のように終盤押し込まれてヒヤヒヤするとかさ、もう少し何かこう、絶望と歓喜の間を行ったり来たりする何かがさ。
本田圭佑の直接フリーキック、遠藤保仁の直接フリーキック。個人能力の高さで勝負が決まった。この難しい試合で、この2連弾が早々に決まるとは。物事がうまく進む時とはこう言うものなのだろう。しかし、日本にはこのような冴えた個人技を決める選手が2人いたのに対して、デンマークにはいなかったのだ。そして、その差で勝負が決まった。この日本チームは団結力、チームのまとまりが非常によいと聞いている。その団結力あふれるチームが個人能力で先制し、突き放したのだ。負ける訳がない。
序盤、トマソンを捕まえ損ねて危ない場面が続いたが、一方で日本も大久保のクロスから松井、松井のスルーパスから長谷部と好機をつかむ。先方の攻撃姿勢は脅威だが、守備が不安定なのは見て取れた。早く当方が守備組織の再整備をしなければと考えていた矢先の本田弾。
一撃の魅力を持ち、与えられた守備タスクもしっかり対応できるが、受けの位置取りに課題があった本田を「どこで使うか」は、昨年来からの岡田氏の宿題だった。いくばくかの迷走の後、カメルーン戦でトップに起用すると言う策がズバリ当たった。そして、この一撃。そして、あの3点目の芸術的突破とアシスト。その10分前あたりから、相当疲労感が目立ち、そろそろ交代すべきではないかと思わせておいて、鮮やかなプレイを見せてくれた。この試合で、本田は完全に世界のトップスタアになったと言っても過言ではないだろう。素質あふれる若者が、自らの努力でその能力を磨き、名伯楽とチームメートと戦う場に恵まれ、その潜在能力を発揮した。
本田と遠藤がボールの前に立った時、デンマークGKセーレンセンは明らかに本田を警戒していた。そして、それを読み切った遠藤の一撃。デンマークが遠藤のフリーキックを調べていなかったとは思えなかったが、それをセーレンセンに忘れさせる程の本田の一撃の衝撃は大きかったのか。個人能力差で奪った2点差は大きかった。
以降は日本の守備も落ち着いた。試合後岡田氏は「序盤ドイスボランチで攻撃的に行こうとしたところがトマソンの進出を押さえ切れず、従来のトレスボランチに変更し守備が安定した」と言及していたようだ。私はむしろ、中盤選手の数も問題だったが、トマソンの動きに中澤なり闘莉王が呼応して付いていくべきか否かがハッキリしなかった点が問題だったと思ったのだが、実際のところはどうだったのか。とは言え、先制以降は守備も安定、無難に時計を勧め前半終了。
後半立ち上がり、デンマークは一気にパワープレイに来るかと思われた。日本はよくそれを読み、序盤から再度攻勢を取る。大久保の突破から松井が狙う。遠藤のフリーキックをセーレンセンがミスしてボールはポストに、惜しい。これで日本は落ち着いて試合に入れた。デンマークはパワープレイに専念するでもなく中途半端な攻撃に終始。2点差で開き直ってくるかと思われたが、あれなら問題なく守れる。4DFと阿部の守備力のバランスがすばらしい。そして、遠藤とは長谷部のつなぎが絶妙。
組織的によく守っていた日本だが、幾度がデンマークに好機を作られたのは2次トーナメントに向けての課題。中澤が僅かにベントナーに競り負けトマソンに抜け出された場面。ポウルセン?にフリーでミドルシュートを許した場面。PK直前にラルセン?にバーに当たる一撃を許した場面、いずれも第2波の攻撃に対するカバーリングが充実していれば事前に防げた攻撃。まだまだ日本の組織守備には改善の余地がある。
怪しげなPKだが、引き分けでよいチームが早々に2点差にしていた以上、あの程度の演出は我慢の範囲内か。川島はよく反応してくれたのだが。ただ、このシュートを詰めた時にトマソンは足を痛めた模様で、交代を使い切っていたデンマークにはつらい事になった。以降は完全に日本ペース。ベテランの多いデンマーク(あれだけ多数のベテランをメンバに入れなければならない事そのものが、デンマークのサッカー力と日本のサッカー力の差とも言える)がすっかり走れなくなったのに対し、日本はベテラン遠藤が再三左サイドの長駆するなど元気なところを見せ、攻勢を取る。そして、上記の3点目に。
繰り返すが、うまく行く時はこう言うものだ。今はこの瞬間の歓喜に身を任せたい。
しかし、戦いはまだ続く。次はパラグアイ。そして、まずはパラグアイに勝ってからの話だが、次はおそらくチリとポルトガルの勝者。これらラテン3国は、これまでの欧州やアフリカのチームと異なり日本よりも瞬間の技巧に優れる選手が多い。そのため、松井や大久保のドリブル、長友、駒野、阿部の対人能力は、1次リーグほど通用しない怖れもある。そのためには、一層組織力に磨きをかける準備をすると共に、各選手には新たな敵と戦う事でより的確に早く順応する事を期待したい。
まずパラグアイだが、難しい相手だが、勝てない相手でもないはずだ。中3日と言う厳しい条件だが、それは敵も同じ。的確に体調を整え、精力的な試合での勝利を期待しよう。
2010年06月25日
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日本、デンマーク破り勝ち抜け!
Excerpt: 南アワールドカップ、大会14日目。日本は第3戦でデンマークに3−1で勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。日本が決勝Tに進出 前回王者イタリアは敗退=W杯(yahoo!×スポーツ...
Weblog: りゅうちゃんミストラル
Tracked: 2010-06-25 10:57
日本代表はすばらしいグループリーグ内容と結果を得ましたね。
こうなると、少々無理してでも行っときゃ良かったですね(笑)。
まさか、今頃準備しているんじゃないですよね?
応援はかの地でなくともできますから、我々はテレビ桟敷で熱くなりましょう。
嬉しくて仕事が手につきません!
皆がサッカーの話題で幸せになれるなんて、今日はいい日です!
あぁ?と思いましたが、勝って兜の緒を締めよ、ですね。
勉強になります。
オフト「あと5秒だったんだ」を思い出して…。
道頓堀でダイブしてる姿を見ましたが…あのユニを汚してるのは…皆さんはどう思いますかね?
ただ本田を過小評価してたり、平山を過大評価したりしてたけどねw
遠藤のFKには涙が出てきた。
やっぱり勝つって素晴らしい。
でも守備については、今後修正が必要になりそうですね。
最後まで、死ぬ気で応援だ!
ジャブラニの扱いに手を焼く強豪が苦戦する中、半年をかけてあの魔球と仲良くなったからこその一次リーグ突破でもあると思いますので。
そして高地という環境にも適応して、あのGKを嘲笑うかのような美しいFK(他クラブの所属選手にこの表現を使う事は口惜しい限りですとも、ええ)でもって
大舞台で決勝点をもぎとった遠藤選手には最大級の賛辞を。
開幕直前に何度も落胆した祭典ですが、まだまだ楽しめそうですね。
これも春秋制の効果ですね。
秋春制だとシーズン途中なのでボールも変えられなかったはず。
>案外、つまらなかったな。
物凄いニヤケ顔になるのをこらえながら書いてると思えばいいんですよね。
点を取った本田・遠藤・岡崎を勿論ほめたたえたいですが、私は献身的に守備と球運びに貢献した長友と駒野のハードワークに拍手を送りたい
SBが長年の課題だったJAPANに漸く和製SBというスタイルが出来たように思います
内田にはかわいそうですがこれからの一発勝負では出番もあるでしょう
ともかく岡ちゃんに今更土下座している連中にいい気味だと言えるのはスゴイ!
笑わせていただきました
今日は何を言ってもいいですからね〜
「あーあ、イタリアのほうがやりやすかったなー」とか
冗談はさておき、前半入りの時間帯のトマソンはヤバかった
なぜトマソンをノーマークにするんだあ〜!
と何度も悶絶してしまいました
結果的にPKくずれの1点と引き換えにトマソンの威力は失われてしまったわけですが、さすがに英雄的な選手とはこういうものかと、しびれました
それにしても日本の守備陣、あんなに固かったの? セオリー通りに綺麗なラインつくってるし。ハエジャパンとか何だったんだ。うーむ、なぞ。
押し込まれていたのに動かないのはちょっと危なっかしい・・・。
コンディションはむしろ上がってきてるように見え
連携も3戦目ということで出来てきて無駄な動きが減ってきました。
しかし、それに頼ると怪我人や病人が出たらアウトですね。
そこまでの精神的な余裕がなかったんでしょうが
監督が自分で言ってるように総力戦という所を見せて欲しい。
しかし、本大会直前まで日陰者だった阿部、川島、今野、駒野を見ていると
諦めて腐らずに機会を待つ忍耐力がサブには必要なんだなと
改めて感じました。そりゃ、満男は選ばれないわw
これは同感です。デンマーク戦はこれまでの戦いからなんとなくいける気がしていましたし、スコアは予想外でしたが半分気の抜けかかったビールのような感じでした。
思えば初戦が一番楽しく見られました。
世界的なストライカーを持つ身体能力抜群の明らかに格上の軍団相手になんとか勝ち点を取れるか?
勝ち点どころか勝利を収めそうになったせいで後半残り10分ほどは生きた心地がしませんでした。
ホイッスルが鳴ったときの喜びはそれはもう!
翌日の世界のメディアの酷評振りに大きなギャップを感じました。
オランダ戦ははじめから力関係を考えて大敗しなければいい、引き分けなら十分と思ってみていたため感動もそれなりでした。
すべては大会前の成績から予選突破は苦しい、と言うよりほぼ不可能と考えていたからでした。
以下に友人から教えてもらったリンクを貼っておきます。
大会前にこれを読んでいたらもう少し違った楽しみ方になったかもしません、そう思うと少し残念です。
「岡田監督」というものが少しわかるかもしれません。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html
つぎも明らかに格上のパラグアイ戦、難しい試合でしょうがあきらめません!
僭越ながら日本は調子の良かった時のマリノスのように感じています。
2003年、2004年とシーズン開幕当初の岡田氏はボールポゼッションを高めたパスサッカーを目指していました。
しかし、2年連続でオシム氏率いるジェフのカウンターサッカーに3失点し完敗、
急速にあの岡田流カウンターサッカーに戦術を改めました。
日本代表の4連敗からの急速転回が私にはこの時期のマリノスとダブって見えます。
ご存知のように、その後マリノスは2003年、2004年と2年連続で優勝を勝ち取る事が出来ました。
これが代表にも当てはまれば・・・
日本が調子悪かった時のエントリの方がコメント
多いんですね・・・
やっぱり批判することが生きがいのような彼らは蝗だったんですね。
深夜、起きて観戦していたので、今日は一日眠かったです。それも嬉しいつらさだと思えばなんのそのですが。
デンマーク戦は理想的な展開でした。
もちろん得点シーンもよかったですが、個人的には松井や駒野のシュートもワクワクしました。これまでになくサイドからシュートに持ちこめていたように思います。
監督やチームがどうこうではなく、サッカー国力的に、W杯というのは仮に3連敗しても決して恥じるような大会じゃないと思っていました。どんな結果でも……とはいいつつも、やはり勝つと嬉しいものですね。
本田がボールをキープできるかどうかが、チームの明暗を分けることがこの3試合で証明されたね。
日本の最大の弱点は、やはり監督であることもまた証明された。
※「攻撃的に行くためにフォーメーションを変えた」
だと?(唖然) この「思いつき」で開始10分はどうなった?あん?(ほんと馬鹿かこいつ)
そもそも、日本のフォーメーションは大会前の実戦無しの、文字通りの「ぶっつけ本番」。熟成などという言葉を知らないかのよう。しかも、引き分けでも決勝トーナメントに進める絶好の位置。それを「攻撃的に変えてみた」だと?(絶句)
案の定、自分たちのポジションもつかめず、前半12分までデンマークの時間(byデンマーク監督)。
※この大事な開始10分で失点したら、文字通り結果内容とも「つまらない試合」となっていただろう。
壊れていないものを直すな!(怒)
回答「ファウルしないこと」
ムリポ。
ペナルティーボックスの中で大男を相手に、体を張って必死の防御。
なりふり構わずゴールを狙う大男と、狭いPボックス内で、押し合いへし合い。対策は?
↓
「ファウルしないこと♪」
>怪しげなPKだが
それも含めて、まさに相手の思うつぼだったということ。あと2、3回取られても決しておかしくない状況だったろう。オシム爺も「審判に助けられた。1個で済んで幸運だ」と言っているな。そしてまた、「あれが監督の指示のように見えたが、Pボックス内での防御なぞ××である」とも言っていた。
大会前の中澤、闘莉王で合計3自殺点というのも、あのゴールラインから2,3mという低すぎるDFライン故のこと由。
パワープレーへの対策は?
↓
「ファウルしないこと♪」(お花畑)
渋谷で暴れてから家に戻ってきたみたいだよ(笑)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/14/news010.html(再掲)
>僕は理屈で選手を納得させて動かすことは得意なんです。
誰も「納得」などしていないことに気がついていないということだ。人が感情の動物であることを忘れているということ。カズへの仕打ち、加地への仕打ち、選手の扱いを思い起こせば皆には納得していただけるだろう。
>だんだん一番大切な中央を見ずに、ボールを持ったらロボットのようにさっとサイドに出すようになったんです。
そうしなければ、出場させない。強権を振り回し自分の言うことを聞かせてきた。ゆえに選手は感情を殺し、ロボットのように無表情となっていく。マリノス・・・。(遠い目)
>理屈で決めていたらダメなんです。勘なんです、「こいつ(を使うん)だ」と。
そう、これが例の「思いつき」の戦略、戦術。独善の最たるもの。全く迷惑なことだ。
(以下略)
さて、偉そうなことを並べている記事だが、彼が会見やあいさつを放棄し、それを川口ら選手たちがフォローしてきたのを我々は目撃している。彼は「日本代表チーム」の指導者である。その指導者が選手やスタッフやサポーターをいかに扱ってきたのか、その存在を軽視してきたことを我々は目撃している。口とは裏腹に・・・。
さて、職場放棄し、それを選手に押しつけるような彼に「したり顔」で「指導者づら」して「人生」を語られて納得するだろうか? あの時の川口の挨拶している顔を見た人なら納得していただけるだろう。
オシムさんのソースは?
3得点はすべて本田のものだった。ただし、記録には得点者として残らない。
本田が会見で「喜べない」と言っているのはこの点もあるだろう。「俺がストライカーになれないところ」というのはボールを味方に出す(譲る)ところ。
リネカー(←そういえばいたよな、こいつ)も「本田は大会の得点王になれるところを譲った」と語っている。本田自身が一番分かっている。もっとも、あそこで遠藤と殴り合いを始めるってのもブログ主のお勧めだっけ?w
遠藤。
ゴール真正面
↓
DFは左右に大きく開いて、正面にはGKのみ。
↓
すかさずシュート!を回避してオフサイドの選手にパスッ!!
↓
「殺し屋」のスピリットを持てゴラァ!(オシム爺)
こういう「トドメを刺せない」タイプっているよね。その割には安全なFKにはしゃしゃり出るわけで。w
もちろんスカパー。
スカパー偉いぞ!(と褒め殺し)
…て思うのはオレだけですか?www
つまんない人生だね。別にいいけど。
そもそも酷い日本語で読めないし。
引用してるオシムから何も学んでないw
◎ブログ主:言い訳で岡田を擁護する
↓
◆批判者:擁護論を具体的に批判する
↓
△ 馬×:サッカーで言い訳できずに罵倒開始! ←今ここ
↓
◆からかって遊ぶ(コロコロ)
↓
△顔真っ赤にして「侮辱罪」と言い出す
↓
◆えっ?サッカーで反論できないの?とからかう。
↓
△罵倒投稿を始める
↓
◎ 最初にもどる。
しかし、自分で「論理」と言い出しておいて、「勘」になっちゃう支離滅裂な性格が良く出てる記事だ。
さしあたり、もう一試合楽しめます。ありがたい。本当にありがたい。(体力的にも次が23時なのでありがたい)
今回の試合で岡崎が乗ってきてくれるとありがたい。
できれば大久保辺りにも点を取って欲しい。(なんか打つたびに入らないことに慣れてしまっているのがなんとも)
しかし一年前には未知数だった本田が、今では完全に顔になっています。本人も言うように、持っている人なのでしょう。こうした人を見分けるのは至難の業ですね。結果的にはそれが大成功。対してここまでの実績でなら文句の付け様の無い中村の気の毒なような巡り合わせ。こうした機微は何に寄って決まるのかと、何とも感慨深いものが。
選手が絞り込まれてからの急速なチーム内容と方向性の転回。これは与えられたピースの組み合わせを論理的に分析することができた監督の手腕なのかもしれません。そしてその解析の結果から、大駒を外す選択をさせたのは論理の上にもたらされた感なのでしょうし、カズを外すことを厭わなかった監督の資質のなせる技なのでしょう。(チームの中の大駒の扱いは本当に難しいですし、それでも大駒を腐らせないでいるのは、むしろチーム全体の纏まりに寄るものなのでしょう)
運と言うことで言えば、監督にも運があるのでしょう。今野に負傷が有ったのですが、それ以外は順調に本大会に間に合ったこと。あ、後、順調に間に合わなかった大駒と、それによって前提から考え直す機会が得られ、大駒を外しやすくなったこと。ここまでの3試合でさしたるけが人も出ず、また出場停止処分も出ず。
逆に心配なのが、故障や、疲労の蓄積やそのせいでの一瞬の遅れから起こる退場と判断され手も仕方なく見えてしまうプレーなど、今の形をいじらなくてはならなくなったときの対処に関して。やはり練り込んだ形ではない為に、今の形からそれぞれのピースを交換可能なのかが見えない点。可能なのかが見えないから、代えることで摩耗を防ぐ対処も取れず、結果的に綻びが露呈する所まで引っ張らざる得ないという現状。そんな所に摩耗を加速させそうな次戦での相手。
土壇場で見事な11+3〜5を作り上げた、監督の能力や運はすごいと思います。しかし同時にここに至るまでの無駄に関してはやはり少々疑問に思います。次からは毎回総力戦。3〜5を5〜8にして行けるのか。手腕を見たい所です。
まぁ、でもここまで楽しませてもらったのですから、何時すり切れるにしても、今のように楽しい試合をしてくれていれば納得させてもらえるでしょう。後は後味の悪い試合、選手起用、が無いことを願いつつ、ビールを飲みながら観戦させていただきます。
就任直後から今の闘いをするためにつみあげて来たものが
あるのなら評価出来るのですが直前4連敗からきた怪我の
功名って思ってしまいます。
現実を直視することができないのか?
代表監督の仕事はまあ大きく分けて3つある。
1.戦術の決定
2.起用する選手の選択
3.チームをまとめて一体感をつくりだす
1の戦術については、阿部をアンカーにおいて守備ブロックを強固にし、本田をワントップにおいて攻撃の起点にした。これは多くのサッカージャーナリストと称する連中が酷評していたが、いざやってみたら完全に機能した。連中は一体何を見ていたのだろうか?
2の選手起用については、本田をチームの攻撃の軸にして、不調の中村俊輔と岡崎を外した。岡崎はともかく、いかに不調とはいえ過去の実績抜群の中村俊輔を外す決断は難しかったと思う。よく決断した。
3のチームをまとめて一体感をつくりだす事が実は一番難しい。代表に選ばれる程の選手はプライドが高く試合に出れない選手は腐ることが多い。ドイツ大会はこれができなくて日本は負けたし、今大会でフランスもあれだけの戦力が有りながら無残に敗れたのもこれが原因。現在これだけ一体感のあるチームによくまとめた。
こうして挙げてみれば、岡田監督の功績がいかに大きいか一目瞭然ではないか!
だいたい、いくら本田がすごい選手だって試合に起用されなければ、あるいは起用されても本来の力が発揮できないポジションだったならこれほど活躍できるはずがない。
この一事をもってしても岡田監督の功績は非常に大きいといわざるおえない。
アーセナルのベンゲル監督が、
「もしこのグループで勝ち上がれたら、東京の真ん中に岡田監督の銅像が建てられるべきだ。それくらい凄い事。」
と言ったそうだ。銅像が建てられるかどうかは知らんが、この日本サッカーの歴史的快挙によって岡田監督が日本国民の英雄になったことだけはまちがいない。(現実を直視できない岡田監督を誹謗中傷する輩が何を言おうともね!)
それにしても、あれだけ一般サポーター、サッカージャーナリストと称する連中が岡田監督を袋叩きにする中、岡田監督を評価、擁護してきた武藤さんはやはり本物だった!素晴らしい観察眼と分析力に脱帽です!
これまでのチーム作りが土台となっているからではないかと思います。
それまでの時間が無駄なものだったとは思わないですね。
武藤さん贅沢言わないでくださいwww
大会前から岡田さんを支持してたのはすごいですよね・・・
進退伺いにセレモニー拒否にアジア限定の高い位置からのプレスで鈍足DFとFWを競わす戦術。
本大会前に大半の人が指摘してたカウンターにしたのと本田のワントップが当たった。
岡田監督のすごいところはリアリストとして当たり前の戦術を採用したのと本田のバクチがあたったことと、大会前の連敗でチーム、サポの危機感をあおったことですよね。
大会前に岡田監督を擁護してた人の大半は今のやり方には否定的なのでは?岡崎タイプのFWと俊輔を中心としたポゼッションサッカーを志向してたと思うけど。
武藤さんは単純に岡田氏に思い入れが強くて応援してたみたいだが。
批判派は謝罪する必要なぞまったくなく、岡田からサポの声に耳を傾けずここまでもたついたことへの謝罪とお礼が正式にあるべき。
日本を勝利に導いた一番の要因は、岡田を厳しく批判したサポであることは自明。決して盲目的に信じて応援した馬鹿どものおかげではないだろう。ここのブログ主などはその典型だが、勘違いするなと言いたい。
上の文章なんかも「構ってもらいたがり感」満載で、ここまでいくとなんとなく微笑ましい。
よほど母親の愛情に飢えていそうなので、それは可哀想ではあるけれども、でも、こんなところでそれを求められても。
これで社会人だったりしたら、隣りの人はさぞ困るだろうなあ。
武藤さんのように完全に放置するのがいちばん賢明のようです。
ここに沸いてくるのは仕方ありませんね。
岡田監督を指示し続け、カメルーン戦で勝利しても自分が指示してきたことを鼻にかけるでもなく、
落ち着き払った文体で日本代表を見つめる武藤さんのまなざしに
大きな愛情を感じます。同時に尊敬します。
ワールドカップが始まる前に、負けが重なったことは、ある程度批判されるべきかと思います。
ですが、ポルトガルを押しのけて予選を1位突破したデンマークから3点を奪い、
勝ち点6という素晴らしい…いや、凄まじい結果を出した日本代表は賞賛されて当然だと思います。
この結果を素直に喜べない、称えることができない者の発言は、
ひどく空虚であり、憐憫さえ抱きます。
こんなワクワク感を楽しむことができないなんて、かわいそうですね。
>案外、つまらなかったな。
大爆笑しました(笑)。
その暗い情熱には感嘆します。
でもそのエネルギーは、もっと前向きな方向に使った方がいいと思います。
やり方は手段であって目的ではないので、そこを取り違えてはいけないと思います。
以前のやり方で戦うのを見たかった、とは思ってもだからといって今のやり方を
否定することには必ずしもならないのでは?
進退伺いを出すような下司野郎が嫌いだ。
本田も、遠藤も素晴らしかったが、
岡田は大嫌いだ。
選手に恨みはないが、次で負けることを祈る。
98年アメリカ大会
加茂監督のGMとしての人事能力は評価しつつも、代表監督としての戦術能力は無いとバッサリ切り捨てる。
→韓国戦での致命的な戦術ミスにより加茂監督更迭。後任の岡田コーチがジョホールバルの奇跡。
2002年日韓大会
トルシエの子供じみた言動に苦言を呈しつつ、監督としての戦術能力を高く評価。
→見事日本サッカー史上初のW杯決勝進出。
2006年ドイツ大会
ジーコは戦術能力どうこう以前に代表監督としての熱意と情熱が感じられないと一貫して強く批判。
→戦力は史上最強と言われながらも、チームが内紛をおこして空中分解して惨敗。
2010年南アフリカ大会
事前の強化試合で惨敗が続き、岡田監督が袋叩きにされる中、強化は順調に進んでいると一貫して評価し擁護。
→事前の前評判を覆し、決して楽ではないグループで快進撃続行中!
こうやってあらためて振り返ってみると、やっぱり武藤さん凄いわ!
ここまでいくと神懸り的だよね!
お暇な時でよいので、代表監督を評価する基準というか見方を講釈していただけないですかね。
(論点には全く同意です)
94年アメリカ大会
私が知る限りは言及なし。
本大会には出られなかったしね。
98年フランス大会
予選突破した岡田氏の手腕を賞賛しながらも、
本大会の監督としては「岡田氏はベストではない」とし、
「より良い候補」として、当時フリューゲルズ監督のオタシリオ氏を推薦。
ただし「決まったから任せること」とも。
→三戦全敗も、アルゼンチン相手にはそこそこの健闘。
出展:
http://home.att.ne.jp/blue/supportista/series/mutou/mutou11.html
武藤さん、本当に凄いですよ!!