1. ワールドカップ
これだけで、幾らでも語る事ができるし、10大ニュースが作れそうだ。ただ、中でも先日述べたように
○我々の「格」が明確になった事
○世界のトップにおいて組織守備と言う長所、攻撃の個人能力と言う改善点が改めて明確になった事
○パラグアイ戦と見事な死闘を演じる事ができた事
の3点が非常に重要だと思う。我々は6月以降全てにおいて、ここを再スタートラインにおけるようになった。
2.西村主審大活躍
ブラジル−オランダ戦の準々決勝と拡大トヨタカップ決勝の笛を吹いた事そのものに。特にあの準々決勝の笛は見事だった。フィリップ・メロの愚行が一層評価を高めた感もあったが、あの難しい試合には、「日本風のしつこい笛」がピッタリだった?!
先日定年と言う基本ルールを平気で破り続けて来た人が引退をした。その人は晩年を汚したが、全盛時は少々杓子定規だが、悪くない主審ぶりではあった。しかし、西村氏はその人の全盛時を間違いなく凌駕している。
我々が世界のトップで勝とうとするならば、選手も、監督も、その他のスタッフも、協会の運営も、クラブの経営手法も、若年層の育成方法も、我々サポータの振る舞いも、マスコミの報道も、我々のサッカー描写力も、底辺の指導も、全てが世界のトップに近づかなければならないはずだ。その中で審判が世界トップと評価された事を素直に喜びたい。
3.少年サッカーへの8人制取り入れ
私は総論賛成。しかし、現場の悩み、混乱は大きい。少なくとも底辺レベルでは、「3人」出られないのは歴然たる事実。また指導者、審判の数、グラウンドの広さや数などの問題から、簡単にチーム数も増やせない。「日本協会は小学生世代のトップレベルの事しか考えていないのでは?」とも言いたくなる(まあ、それでも構わないようにも思うが)事もあるのだ。
とは言え、やってみる事が大事だと思う。まずは8人制のオペレーションをしっかりやってから、議論すべきだろう。
4. アルゼンチンに勝った!
代表チームの積み上げ、原博実の勝利。
5. アジア大会優勝
アジアの中での我々の「格」がいかに高いかを再確認。韓国、北朝鮮がこけた幸運はあったけれど、UAE(とてもよいチームだったけれど)は「蛇に睨まれた蛙状態」だった。関塚氏らスタッフ、各選手の努力と健闘のおかげなのだが、この大会の成功を見る限り、若年層育成は「うまく行っている」としか、言いようがない。そして、そうだとすれば、あのアジアユース惨敗の要因は、やはりかんと(以下自粛)。
女子の優勝は、何か当然の雰囲気があるからすごい。澤と大野が元気なうちに、アジアと言わず世界で大輪の花を咲かせてくれまいか。
6. 天皇杯日程スキャンダル
代表戦に合わせて、金曜日、日曜日に1,2回戦を消化、2回戦でJ1クラブが待ち構える。しかも移動手間を省くために近隣代表同士(たとえばソニー仙台対福島ユナイテッドの勝者がベガルタ仙台と...まあベガルタは、それなのに負けたのですが)。こんな抽選も無視した勝ち抜き戦を有料試合で、最も権威ある大会でやっていい訳がないだろう。
こう言う事をやっていると、いずれしっぺ返しが来るのではないかと、本当に心配になる。
7. 欧州で日本選手次々に活躍
多くの選手が、順調に欧州のトップで活躍をしている。国内の契約ルールが変った間隙を代理人達がうまく突いて、移籍料ゼロで持って行かれてる事も大きい。しかし、持って行かれた連中が大活躍しているのだから、文句の言いようがない。
ワールドカップで上位を狙う国の代表選手達なのだから、当たり前と言えば当たり前なのだが、その当たり前の事が過去10年なぜできなかったのか。結構真剣に考えるべき課題に思う。
8. グランパスJ制覇と闘莉王
久米GMとピクシーの勝利は明らかだが、やはり闘莉王の存在は大きい。アルセーヌ・ベンゲル氏と選手ピクシーがいても勝てなかったJリーグ。闘莉王と言う選手の「勝者のメンタリティ」のすごさを感じる優勝劇だった。闘莉王は代表では、中澤、遠藤がいるために「目立たない」けれど、やはり日本サッカー史に残るタレントだなと。
9. 町田ゼルビア不透明なJ入り拒絶
明らかに既得権を守る動きがあるとしか思えない。理念がなくなった時にJリーグの進歩は止まって意しまう。これはこれで、Jリーグの危機と言えるのではないか。
簡単な事なのだ。J2からJFLの降格を認めてしまえばよい。流動性を高めれば高める程、勝負はおもしろくなり、総合的な経済パイは拡大する。総合的なパイが大きくなる方が、最終的には既存のクラブにもメリットが出てくるのだが。
10. アルディージャ観客水増し
18年の月日は、ここまで人々を弛緩させるものかと言うショッキングなニュースだった。平気で繰り返したアルディージャフロントも、まともな確認をしなかったJ当局もだが。現状のルールからすると、2000万円の制裁金が上限なので仕方がないが、罪からすればあまりに低い「罰金」に思うのは私だけか。
何より重要な事は、いかに再発を防止し、その活動を裏付ける事。Jリーグの手腕が問われている。
特別賞.賀川浩氏の殿堂入り
選ぶ立場の方が選考されたのだが、サッカーを文章化する努力を日々重ねている身としては、大先輩の殿堂入りは、やはり嬉しい。
2010年12月31日
この記事へのトラックバック
・FC東京降格
・ビッククラブ経験のある名将が日本代表に
・浦和レッズの人気本格的に低迷
なども印象に残りました
スタジアムの規格云々という規定は
いい加減廃止しろと言いたい。
>世界のトップにおいて組織守備と言う長所、
さて、この時点で岡田ジャパンの「守備」とは一体何だったのか。第三者のコメントをまとめました。
1.カペッロ監督(イングランド)談
「4-1-4-1というより、9-1だったね。」
それを聞いた岡田監督曰く
「(カペッロ監督は)友達だと思っていたけど、違うみたいでしたね(笑)。」(はぁ?)
2.オシム談
「あれだけ最終ラインがゴールラインに近ければ、自殺点を量産することは必然だ」
3.オランダ戦(親善試合)後、岡田監督談
「戦い方を変えるのではなくて、90分もつようにする 」
質問者――あれくらい立ち上がりから飛ばすというのは、ペース配分に問題があるのではなく、あれを90分間続けないといけないということか?
岡田監督ーそうです。逆に言うと、それ以外にわれわれが、目標を達成する道はないと。あれではもたないから、戦い方を変えるのではなくて、もつようにする、それだけです。
(結局、この守備戦略は本番前に放棄されました)
4.デンマーク戦後 遠藤コメント
「(4-2-3-1が)やりにくいので、元に戻してくれ(4-3-3)と監督に言って戻した」
(壊れてないものを直すな![格言])
5.イタリア人監督
「世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス〜イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析」
内容紹介
これを読まずに岡田ジャパンは語れない!
〜目からウロコの日本代表試合分析〜
イタリア人監督5人が日本代表の7試合を分析し、岡田ジャパンの戦術ミスを徹底的に
指摘する。図解入りの具体的な指摘を読み進めるうちに、サッカーの見方が劇的に変わり、サッカーが100倍楽しくなること間違いなし!
オランダ戦、ガーナ戦をはじめとする岡田ジャパンの失点がすべて「必然である」ことがよくわかる、戦術書の決定版。
これを読めば、ワールドカップでの日本の戦いが「読める」。
第1章:岡田ジャパンのサッカーは世界と比べて何が違っているのか?
第2章:問題の本質が凝縮されたホームでのウズベキスタン戦
第3章:ワールドカップアジア地区最終予選で同じミスを繰り返す岡田ジャパン
第4章:キリンカップのベルギー戦でなぜ日本のサッカーは機能したのか?
第5章:ワールドカップで対戦するオランダとのテストマッチを分析する
巻末付録:サッカーにおける戦術とは何か?
内容(「BOOK」データベースより)
サッカーの見方が劇的に変わる「具体的」戦術論。緊急提言。オランダ戦でなぜ、日本の守備は崩壊したのか?ここを変えれば、岡田ジャパンは勝てる。
スタジアムの規格についてはクラブライセンス制度でより厳格になっていきますよ。
逆に今までがユルユルだったと思います。
隣町の川崎Fが専用スタを諦め陸上競技場の早急な改修及び改築に動いたのもライセンス制度が関係しているそうです。
こういうひとが「第三者」という単語を使うとは片腹痛い。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4047102695/
これ、間もなく書店に並びます。
偏見を極力排して読んでみることをおすすめします。まあ、無理だろうけど。
『世界が指摘する〜』のポイントが本大会でかなりの程度までカバーされてたことさえも全く理解できていないみたいだしね。
偏見は眼を曇らせる。
リトルナデシコのワールドカップ準優勝も非常に嬉しかったです
中でも、メッシばりのドリブルからのゴール衝撃的でした
>こういうひとが「第三者」という単語を使うとは片腹痛い。
こんにちは。
私を罵倒したいという、あなたのお気持ちは良くわかりました。
しかし、申し訳ありませんが、もっと具体的にどこが「片腹痛い」のかを、指摘し、ポイントを明確にしていただけないでしょうか。
書名をあげるのならば、「その内容のどの部分から私への罵倒が正当化されるのか」の指摘くらいはできるのではないでしょうか?書籍のページ数は、そのような検討を助けるためにも振ってあるのです。
過去、同様の投稿が繰り返されていますが、具体的指摘はいつもありません。罵倒のみですね。
特に、岡田監督の「べた引き守備」理論のどこが優れていると考えるのか、ご指摘ください。
では、よろしくお願いします。
本番後の選手インタビュー
サッカー批評2009(49)
川口能活ロングインタビュー
選手間でのミーティングについての内容
Q:戦術面でいうと、前から取りに行くことに対しての疑問は実はあったんじゃないですか?
川口:「そういう話はかなり出ました。90分間プレッシャー掛け続けるのはちょっと難しいだろうな、っていう。そこで、選手達から「もうそこは臨機応変に守備ブロックを作ってやった方がいいんじゃないか」という意見がそれはもう出ていた。(←これって、監督はそう言うけど、『臨機応変』に守備ブロックに変更しちゃおうと・・・。)
---------------------------
参照:岡田監督は、親善試合のオランダ戦後にこう言ってます。
「そうです。逆に言うと、それ(90分連続プレス)以外にわれわれが、目標を達成する道はないと。あれではもたないから、戦い方を変えるのではなくて、もつようにする、それだけです。」(←戦術はそれしかないっ!って言いきっちゃってますね。結局、放棄してしまいましたが、当然でしょう。戦戦術以前の問題と思いますが・・・。)
----------------------
Q:今回結果が出たことは素晴らしいが今後のビジョンが分からない大会になってしまった。(←べた引き守備のことですね) サッカーの書き手が、掌を返すようにあのサッカーしかなかったともろ手を挙げて賞賛する。(略)本田にいたっては協会がハンドリングしづらくても新監督は日本サッカーのためには外国人監督が良いとまで言う。このサッカーじゃいけないと阿部もメディアに向かって言っていたし、ヤットも言っていた。
川口:だからボクもキャプテンという立場上なかなかそういうことは言えなかった。みんなが声を出してそういうことを言っているのを見て羨ましかった。
Q:今回はあのサッカーじゃないとベスト16に行けなかったという意見に対しては?
川口:いや、ボクはそうではないと思います。(←これはキッパリ言いきってますね)
やっぱり、今の日本は一般の方(←ベスト16すばらしい!と持ち上げる人ですね)と本当にサッカーを志している人達(←♪)のギャップがすごいあるんですよ。
さて、「片腹痛い」点はありますか???
こういう罵倒のみの投稿のほうが、武藤さんのブログをよほど汚くしていると思います。
ゴキブリだの寄生虫だの言いたいのなら、ここへは来ないでください。
あとは「アフリカの唄」云々とか。
その恣意性に対する指摘(2011年01月03日 23:31の前半は、かなり皮肉まじりだけど的確だ)を「罵倒」としか受け取れないようだから、さらに始末に負えない方のようですね。
qbkさんのコメントには、私は醜さしか感じませんね。
いつも具体的指摘をされても見なかったことにしてるだけだろオマエは
だんだんと誰からもまともに相手にされなくなって、ゴキブリや寄生虫という言葉しか飛んでこないの
しかたがない。
だってオマエは「サッカーを知らない」ゴキブリなんだから。
「サッカーを知らない」ゴキブリだって背中越しにTV見たり競技場にすみついてるんだから.知らなくったって好きでいいでしょ.
qbkさんは岡田が嫌いなんだもん,支持派の武藤さんは当面の敵.
で,qさん引用の川口『あのサッカーじゃないと』の答えには彼が指導者になった時の期待がもてます.WCでの岡田の最大の成功はドン引き,失敗はPK戦に彼を使わなかったことだとおもってます.
アジアカップのザックの初戦の戦いかたどうなるか,興味深々,カタールが負けたのでトーナメントは,中国豪州韓国とやるのかな?
Posted by at 2011年01月08日 02:20
寄生虫ぶりは、片腹痛いというよりも、単に痛い。
Posted by at 2011年01月05日 22:31
パワハラ?
本当にゴキ並みの理解力なんだねwww
Posted by at 2010年12月28日 16:48
武藤さんも、こんな偏執狂みたいな人は相手にしない方がいいだろうと思料しますです。
Posted by at 2010年12月28日 22:31
オマエそれ何度も論破されてるのを逃げ続けてるくせにまだ言ってんの?www
まさにゴキブリですね。ゴキブリが管理職を語るなよw
Posted by at 2010年12月29日 00:00
コソ泥のように現れてリベンジですかゴキブリさんwwあわれ
Posted by at 2010年12月29日 18:48
パワハラ?
本当にゴキ並みの理解力なんだねwww
Posted by at 2010年12月28日 16:48
武藤さんも、こんな偏執狂みたいな人は相手にしない方がいいだろうと思料しますです。
Posted by at 2010年12月28日 22:31
オマエそれ何度も論破されてるのを逃げ続けてるくせにまだ言ってんの?www
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Posted by at 2010年12月29日 00:00
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Posted by at 2010年12月28日 22:31
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Posted by at 2010年12月29日 00:00
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Posted by at 2010年12月29日 18:48