正直言おう。サッカーはいい。バカなガキ共と、全く屈託ない会話ができるのがまずいい。理屈でサッカーを説明すれば、わかってくれるのが愉しい。説明した事を理解してくれて、次のプレイで改善されたのを見ると、本当に嬉しい。そして、そのプレイが実戦で完全に定着しているのを見るのは、もう最高の歓喜だ。
さらに今日は中学校の卒業生追い出し試合。多くのOB(高校生以上)も、中学校に集結。はな垂れ小僧だったバカガキ共、いずれも私よりも格段に大柄になり、筋骨隆々な堂々とした体躯の若者に成長してくれた。そいつらが、中学校に集まり、愉しそうにボールを蹴っているのを眺める。もちろん、彼らの後に送り出した中学生達のプレイを観察するのもいい。ほんの2ヶ月会ってないだけで、随分と上背が伸びた子が従来よりも格段に広いプレイディスタンスを見せてくれるのを堪能できる。
冗談抜きで、近くの酒屋から酒精を買って来て、飲みながら彼らの試合を見る事ができれば、最高の酒の肴だっただろう。皆、「俺が育てた」のだから(笑)。
この「日常の幸せ」。この幸せが、いかに光り輝いたものである事が再認識できた。再認識なんか、したくなかった。この輝きに気がつかないまま、毎週堪能し続けたかった。
私にとって武藤さんの講釈を楽しみにしている事って幸せです。変わらず講釈を楽しみにしております。