2011年03月21日

Jサポータの支援活動に参加して

 マリノスサポータを中心に、エスパルス、ジュビロ、ゼルビアサポータの方々も集まり、大がかりな被災地への支援活動が行われた。不肖講釈師も参加させていただいた次第。
 横浜駅から歩いてすぐのマリノスタウンの駐車場に集合。各位が持ち寄った乾電池、ウエットティッシュ、電池式携帯充電器、紙オムツ、使い捨てカイロ、生理用品(支援物資は、被災地の方々が、現状で必要としているこれらの品物に限定されていた)を仕分け。そして、それらを避難所にダイレクトに持ち込むルートを確保している都内の集積地に、皆で電車で持ち込もうと言う企画だ(短期的なガソリン消費を避ける狙いで、トラックの利用を遠慮したのだろう)。
 私がマリノスタウンに着くと、既に2、300人の方々が集まっており、物品の仕分けが開始されていた。それぞれの物品ごとにマリノスサポータの方のリーダが決められていて、次々に段ボールに荷物がまとめられていく。段ボール詰めが一段落すると、支援物資である旨を示す紙を貼付ける。最後に、電車で運べるように各自が持参したキャリアに要領よく段ボールを固定して、出発準備完了。手慣れた方々がほとんどで、私が手伝えた事はほとんどなかった。段ボールをまとめる際に荷物を運んだり、段ボールを積み重ねたくらい。
 それにしても、参加者の方々の組織力には驚かされた。上記の作業が、文字通りアッと言う間に進んで行くのだ。マリノスサポータの友人によると、シーズン中に時々行われる紙吹雪の準備などの集団作業と、今回の支援物資の整理は、よく似ているとの事。したがって、今回のような活動は、サポータグループは得意とするところらしい。またエスパルスサポータの方が多かったのだが、東海地震対策で、地震対応に慣れた人が多いのだろうか。

 荷物が完成すると、集積地に向けた搬入部隊がいよいよ出発。仕切っていた方の「間違っても電車ジャックじゃないですよ。揃っていても歌っちゃダメですよ」のアナウンスが笑いを誘う。それにしても、段ボールをキャリアで運ぶ100人単位の方々の行進は壮観だった。私は別件もあったので、行進への参加は辞退させていただいた。ごめんなさい。
 搬入部隊が出発した直後、1台の車が駐車場に入って来た。運転席には見慣れた顔が。「自主トレに来たのだろうか」と私が問うと、友人が「いや、子供を連れているようですよ」と言う。車から降りた彼は、トランクから支援物資を次々と運び出した。何と、中村俊輔は、このような形で、この活動に参加してくれたのだ。

 被災地で苦しんでいる方々にとって、この日の数百人の活動は、ほんの僅かかもしれないが助けにはなった事だろう。上記のマリノスサポータの友人が語っていたが、「これはあくまでも第一弾、長期戦を着実に戦って行きたいのです」と言う言葉には、頭が下がった。私は私で、改めて自分のやれる事を、やって行こうと思った次第。

 横浜駅界隈は、通常よりは照明を弱めていたため、薄暗かった。けれども、たくさんの人が出歩き、通常の休日が戻りつつあった。バカマスコミの扇情的な煽りに惑わされず、多くの人が冷静に首都圏は安全と判断し、日常を取り戻そうとしている。首都圏が日常を取り戻さなければ、被災地の復旧はない。大丈夫だ、皆が冷静に判断しているのだから。
 仙台の母との電話。「近くのスーパーに午後出かけて行って、15分待ちくらいで入れた。牛乳と卵はまだ手に入らないが、(父の好物)の豆腐は買えたし、他のものもそれなりに大丈夫」との事。東京仙台間のバスが通った事もあり、「荷物担いで行こうか?」と問うと、「仙台に来る分には問題ないが、仙台を出る便は完全売り切れとの事、無理して来てもらってもお互い困るだけ」と豊富な情報から、やんわり断られた。いわゆる津波被災地はさておき、一般の被災地も少しずつ日常を回復しつつある。
 一方で宮城県北在住の友人との会話。「食べ物も店にもそれなりに揃っている。ただガソリンは深刻。仙台と異なり、自家用車がなければ、通勤も買い物もままならない。」との事。ガソリンの流通回復は、日常復帰への相当な重要事項なのだろう。
 もちろん、今回の惨禍の悲劇を直接こうむり、今なお苦しんでいる方々も多数おられる。彼らへの支援は怠ってはならず、最優先なのは言うまでもない(今回のマリノスサポータ達の活動も、そこに焦点を合わせていた)。その支援のためにも、日常の再獲得の息吹は喜ばしい。
posted by 武藤文雄 at 00:28| Comment(3) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もマリノスタウン見に行きました
協力する品物が無くて残念でしたが

マリノスタウン近くには貨物列車の線路がはそしっていまし。
横浜からちょっと行った磯子あたりに日石があって油を列車で出荷しています

震災にあってない磯子の日石から被災地に行く列車を見ながらがんばれーと思っています

まあ横浜の石油ってわけじゃないけど
Posted by ヤン at 2011年03月21日 01:07
武藤さん、こんにちは…!、関西在住のベガサポです!

クロネコヤマトがようやく被災地域への配送を再開させたとのことで、先ほど実家宛に発送してきました♪。営業所留め置きですけどね。

実家がそこそこ大変そうで、これからある程度援助していかないと…と考えると、なかなか募金とか出来なくて…少し心苦しいです。

んで、いま悩んでいるのは、今年の『ふるさと募金』を仙台市にするか、宮城県にするか…。被害程度を鑑みると宮城県という選択になりますが、今までのベガルダへの貢献を思い返し、また、仙スタの早期復旧を願えば、仙台市かな?と。

いずれにしても、『ふるさと募金』は(きちんと計算すれば)5千円の自己負担で数万円を被災地域に募金が可能なシステムです。県外サポが採用可能な強力な支援策だと思えるのですが、どうでしょうか?。拡散していきませんか?。
Posted by saito at 2011年03月21日 10:38
すんません。書き殴って、そのまま忘れてました。よく読んだら、『ふるさと募金』ぢゃなくって、『ふるさと納税』ですね。恥ずかし…ごめんなさい。
Posted by saito at 2011年03月24日 23:05
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