地震があって、サッカーにからんで書きたかった事も随分と溜まってしまった。少しずつ、地震と関係ないお題に取り組んで行きたい。
で、今日のお題はルーカス。ルーカスはつごう7期に渡り、FC東京とガンバで大活躍し、昨期を最後にブラジルに帰国した。そして、先日の地震について、心温まるメッセージを寄せてくれている。よほど、日本は居心地がよく、日本でのプレイを気に入っていたのだろう。
で。ご記憶の方も多いだろうが、私はルーカスの来日が決まった時に、心底怒りを覚えた。シドニー五輪で、中田浩二に対して、許し難いファウルをした選手だったからだ。何年経っても、あの場面を思い起こすと、腹が立って仕方がなかった。
ともあれ、そのルーカス。来日後に幾多の好プレイを見せてくれた。かつて、上記の怒りをFC東京サポータの友人にからかわれ、こんな事を書いた事もあった。また、ビッグゲームで、何とも形容し難い恐怖の快感を味わう事ができたのも、忘れ難い思い出だ。ガンバ時代には、アジアチャンピオンにも輝き、拡大トヨタカップでも活躍。すばらしい選手で、日本サッカー史でも分厚く語られるべきブラジル人選手の1人である事は間違いない。
過日のエルゴラッソ。Jリーグに在籍経験のある外国籍選手にインタビューし、日本サッカーのレベルアップの方法論を探ろうとする企画「祖国から愛を込めて」の第2回に、ルーカスを採り上げている。そしてインタビューアの沢田啓明氏はそのインタビューの序盤、キックオフ後1分でいきなり問いかける。
ーこの試合で、あなたは後半途中から出場し、その直後、中田浩二選手(鹿島)と接触して彼を「壊して」しまいました。安堵した。ルーカスが中田浩二に対して、本件に関して仁義を切ったのだと知って。この沢田氏の適切な問いかけと、ルーカスの回答を読み、7年以上私が抱えていたもやもやがとれたように思う。しつこいと言われようが、正直、あの反則はひどいものだった。けれども、ルーカスと中田浩二の間で、それがしっかりと話し合われたならば、これ以上は問うまい。
「嫌な事をよく覚えているな(笑)。あれはアクシデント。けがをさせるつもりはまったくなかった。その後、日本で彼に会ったときに謝ったよ。怒っていなかったので安心した(笑)」
7年間の長きに渡り、ルーカスが見せてくれた見事なプレイの記憶をよい思い出としていきたい。
朝の通勤電車でこの記事を読んだ時、すぐにブログに書こうと思った。しかし、この号は3月11日発売号だったので。
ルーカスの退団が迫っていた時期に、
大阪で放送されいる「ガンバTV」で、
中田浩二への反則について、
まさしく沢田啓明氏のインタビューの通り、
「怪我をさせてしまった。後で彼に謝った。起こっていなかった」と語っていました。
1月か2月の放送だったかと思います。
また、ブラジルでスカウトの仕事をやっていきたいとも語っていました。
個人的には日本に戻ってきて欲しいのですが…。
それも古巣のF東京だなんて!
東京の強化部はどうやってルーカスを口説いたんでしょう?
たしか大阪退団は家庭の事情だったようなきがしましたが。。。
仙台も夏の補強を頑張ってもらいたいです。