とにかく、あきれたのはヴェルディ選手の背番号が全く判別できない事だ。ヴェルディのユニフォームは、白とクラブカラーの緑の横縞模様。なかなかしゃれた格好のよいユニフォームだと思う。そこにどうやら黄色地の上に黒い背番号があるのだが、そのフォントが細いのか、遠方からは全く識別できないのだ(この背番号の部分の配色は帰宅後にネットで確認したもの)。私はこの日2階席コーナフラッグ延長戦あたりにいたのだが、とにかくかろうじて1桁か2桁かがわかるくらい。ちなみに私は老眼で最近は読書や仕事をする際に老眼鏡は不可欠になっているが(笑)、遠目はよく利き現在でも視力は左右とも1.5くらい。だから、私が識別できなかったのは、私固有の問題ではなく、ユニフォームと背番号の問題だと思う。
とにかく、選手の識別が非常に難しい。もちろん土屋はわかる(笑)。あとボールを蹴る姿勢から、森有介が左サイドバックにいるのもすぐわかった。後は目をこらして、ポジションと記憶を紡ぎ合わさなければならない。森の反対サイドはたぶん、福田健介だろうな。トップは平繁で、右サイドを起点にシャープなドリブルをする赤いスパイクを履いた小柄な選手は河野広貴のようだ。正直言って非常にストレスを感じる観戦となった。
考えてみれば、リーグ開始前だっただろうか。今期のヴェルディの背番号が非常に見づらいと言う報道を呼んだ記憶があるような、ないような。ただし、ヴェルディのサポータの方々からすれば、背番号が判別できなくとも、そのボールの持ち方やプレイスタイルから、どの選手かすぐにわかるのだろう。また、ヴェルディを追いかけている番記者の方々も同様だろう。けれども、私のような新参者には、この背番号はつらい。
白と他の色のユニフォームの背番号を識別しやすくするのは、昔から難しいもので、ユニフォームデザインの問題となっていた。たとえば、パラグアイ代表、フェイエノールト、ユベントスなどは、常にそのあたりを工夫している。アルゼンチン代表のように水色のように薄い色と白の縦縞でも、背番号のフォントの選定がよくないと非常に見づらい事がある。最終的手段は、背番号の部分を単色にするのが一番間違いない方法となるのだが、デザイン的にはちょっと格好悪くなるのが問題か。
今回のヴェルディのユニフォームと似ているデザインと言うと、何と言ってもセルティックなのだが不思議にそう見づらいと言う話を聞かない。何となくだが、セルティックの緑はヴェルディのそれよりもやや薄い発色で、かつ背番号のフォントがやや太いように思うのだが、そのせいだろうか。もっとも、私はセルティックパークで中村俊輔を見た経験はなく、あくまでもテレビ桟敷観戦なので、比較する事はできない。実際にセルティックパークの2階席から見た際どうなっていたのか、もしご存知の方がいたら教えて下さい。
と言う事で結論。
ヴェルディは背番号を何とかしてください。このままならば、「白い布切れにマジックで背番号を書いて縫い付けてください」と言いたくなります。昨日、ヴェルディのHPで意見提出のページを見つけ、羽生社長宛にメールを打ったのだが、想いは届くでしょうか。
だいたい、川勝氏は日本サッカー界におけるユニフォームデザイナの走り。80年代の読売クラブのデザインは選手川勝が行っていたとの事だ。およそデザインの難しさと言うものは、外見のみならず機能面を両立させなければならないからのはず。どんなに格好よくとも、機能面で課題があるユニフォームのチームを率いるのは、川勝氏だってプライドにかかわるのではないだろうか。
ユニフォームの意匠。
遠くから肉眼で見て識別し
クラブのアイデンティティの徹底を図る。
という意図からすると、
日本のプロスポーツ関係のデザイナーは
欧州の紋章学・旗章学の知識・理論を
学ぶべきではないかと思う。
モンテディオの意匠的乗っ取り計画を画策した
中山ダイスケはその辺を心得ていたようだ。
なぜ男子と女子とで変えているのかは分かりませんが…。
プログラムの全員集合写真を見れば一目瞭然。
そこには腹番号(と言うのか?)が無いユニフォームを
着た状態で写っています。
要するに、経費削減の為にユニフォームは全員共通に
しているわけですね。背番号は後から縫い付けると。
高校野球方式ですな。
動くとどうなるかはなでしこTV
http://www.nadeshikoleague.jp/tv
でご確認を。こっちの方がずっといいと思うんだ
けどなぁ。ユニ代も安くなるし。