2011年06月10日

フィリピンにて

 先週は豪州に、今週前半はフィリピンに、それぞれ滞在していた。
 豪州では、先日も述べた通り、テレビでオーストラリアンフットボールを堪能する羽目になった。これはこれで、貴重な体験だった。正直言って、最初から生観戦を計画すべきだったとも思う。もっとも、現実的にあれを20分4クゥオター観戦すると結構飽きそうにも思えた。大量点が入るために終盤には大差がつきやすく、どうしても大味な展開になってしまう。

 フィリピンでは、テレビ桟敷で、フィリピン代表対フィリピンリーグ選抜の試合を愉しむ事ができた。これは言わば、「日本代表対Jリーグ外国人選抜」のような試合だ。ただし、花相撲では全くなく、ワールドカップ予選に向けた準備試合だった。観客の熱狂振りは相当なものだったし、選手の真剣な姿勢もすばらしかった。レベルなどはだいぶ異なるが、97年のフランスワールドカップ最終予選直前に、浦和駒場スタジアムで行われた試合を思い出したりした。
 ちなみに、フィリピン代表は通称「Azkals」と呼ばれているようだ。最初映像でこの通称を見て、一体どこのチームだろうとネットで調べたら、この大一番が行われているの知った。テレビ局が、我が代表を「サムライブルー」、「なでしこ」と連呼するのと、同じなのだろう。
 それにしても、この試合の生観戦を逃したのは痛恨の極み。大学のグラウンドで行われたとの事だが、比較的近い地域のホテルに滞在していたのだ。本業での滞在の場合も、海外に行く折には必ずそのタイミングでの現地での重要試合を事前確認するのだが、ついフィリピンと言う事で事前調査を怠ってしまったのが敗因となった。やはり、どんな時も几帳面に戦う事を忘れてはいけないと反省した次第。
 ちなみに、試合は最終的にはリーグ選抜が勝利、フィリピン代表は守備の課題を露呈した試合だったが、厳しい親善試合の目的は問題点を明確化する事。近づく、ワールドカップ予選に向けては格好の強化試合だった模様だ。

 ちなみに、フィリピン代表は、今月下旬から始まるワールドカップ1次予選に望む。相手はスリランカ代表。既にチケットは売り切れとの事。この国は、東南アジアには珍しく、ナンバーワンスポーツはサッカーではなくバスケットボールだとの事だが、サッカー人気が高まっているのは結構な事だ。
 もしスリランカに勝つ事ができると、2次予選でクウェートと言う難敵と当たる。これは厳しい戦いになる事だろう。これを突破できれば、日本が登場する3次予選進出となるのだが。やや失礼な言い方になるが、フィリピンにとっては、スリランカに勝ち、クウェートへの挑戦権を掴む事が、ブラジルワールドカップの目標となる事だろう。

 つい1年前に南アフリカでの死闘は終わったばかりだ。
 けれども、ブラジルへの戦いは、正に始まろうとしている。間抜けな日程設定により、このキリンカップを棒に振った訳だが、ブラジル大会への息吹をフィリピンで感じる事ができたのまた事実。
posted by 武藤文雄 at 23:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 海外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも思うのですが、シード国以外のアジアの多くの国は、
ワールドカップへの道のりが、この一次予選に一回負けただけで即終わってしまうんですよね。
代表チームの最重要大会がアジアの半分近くの国では1試合で終了。
このシステムはアジア全体のサッカーレベルの底上げという観点からは、良くない気がします。
一次予選からリーグ戦を組む手間は取れないのでしょうか?
Posted by とし at 2011年06月11日 10:47
>大量点が入るために終盤には大差がつきやすく、
>どうしても大味な展開になってしまう。

野球で言うところの、ガッブ、ルース、ゲーリッグに相当する
クリケットの打者が豪州の選手らしい(名前失念)。
クリケットが肌身にしみた国ならば、
大量点の間隔はまた違うかもしれない。

不自然に命名と広代・マスコミの刷り込みに抗うのは、
もはや「リーグ戦じゃなくてラウンドロビン」
「トーナメントじゃなくてノックアウト」などと宣っている
エキセントリックな某ラグビー評論家の
繰り言と同じなのだろうか。
Posted by 五反田西口 at 2011年06月11日 22:14
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