2011年06月18日

五輪予選ホームクウェート戦前夜

 今日は町内会の寄り合い!に出席しなければならず、ベガルタのアルビレックス戦は全く映像を見られていない。ただ、結果を知っているだけ。終盤追いつかれる事もあれば、追いつく事もあると、書いてしまえば当たり前なのだけれども、やはりこれは当たり前ではないよね。すごい。詳細は別途。

 で、明日の五輪予選について、改めて講釈を垂れたい。色々検討したのだが、どうしても調整つかず、現地で応援できなくて、情けない限りなのだが。
 以前も述べたように、ホーム&アウェイとは言え、一騎打ちの予選と言うのは番狂わせの可能性も高く、イヤなものだ。しかも、時代の流れと言うのか、五輪予選で強化の時間がここまで取る事ができなかったのは、日本サッカー史上初めての事ではないか。そう言う状況下で、関塚氏はチームのまとまりを重視したのだろう。昨年アジア大会を制したメンバに、Jで活躍中の精鋭を加えるやり方でチームを構成した。守備陣は鈴木大輔と山村を軸に、酒井高徳、酒井宏樹、吉田豊らJで実績のあるサイドバックを加え、攻撃陣は永井謙佑と東を軸に、清武、原口、大迫らを新たに選考している。もちろんGKには権田が起用されている。改めてメンバを見てみると、アジア大会から考えれば、相当戦闘能力は向上しているのは間違いない。
 ただ、これまた以前に述べたが、それでも選考されていない有力選手は多数いるものだ。私は大前や高橋峻希あたりは、絶対選考すべきだったとは思うけれど、関塚氏はこの一騎打ちを、考え得る限りの最大確率で勝ち抜けるメンバを選んだのだろう。
 ただ、この手の年代別代表と言うのは、どうしても層の薄いポジションと言うのがあるもので(あるいは「早熟の選手が少ない」と言う表現が適切だろうが)、今回の年代ではセンタバックがそれに当たる。たとえば、北京ではFW、アテネでは攻撃的MF、シドニーではGK、アトランタでは右サイドのタレントが、それぞれ不足気味だった。もっとも、北京で最も人材不足気味だったFWから、岡崎が完全にA代表に中心選手となり、李忠成も定着しつつある。一方で、同じ北京で最もタレントがいたCBからはいずれも代表に定着した選手がいない。このあたりが、年代別代表のおもしろさ、難しさなのだろう。

 ともあれ、エースの永井が負傷し、今日の練習にも不参加、と言う情報は、やはり心配。「とうとう日本もアジジ作戦か」と言う邪説もあるが、まさかねえ。ファーストタッチが巧くて、加速が抜群に速くて、動き出しもまた早いと言う特長を持つ、この若きストライカがこのチームのエース(ただし現時点の)である事は言うまでもない(しかもこの選手は守備も献身的だし、ボールの引き出しも受けも巧い)。何とか間に合ってくれればよいのだが。
 もちろん、永井が不在でも、優秀な攻撃タレントは多数いるこのチーム。中でも、このチームにおける東と山崎は、才気を実に伸び伸びと発揮している。そして、Jで相当実績を挙げている周囲のタレント達。180分で、2、3点取る実力は十分にあると見る(もちろん、ホームで早い時間帯に先制できれば、もっと得点できる可能性もあるだろう)。

 言うまでもなく、この手のタイトルマッチは守備が重要。上記したCBの層の薄さは気がかりだが、アジア大会からの連携のよさに期待しよう。さらに、その後加わったサイドバック達は皆、既に相当な実績があるブラジル本大会候補生達。信頼してよいだろう。
 現実的にクウェートは後方を固めてくるだろう。となれば、守備の不安はセットプレイと逆襲速攻への対処となる。そこへの対応は、ここまでの集合トレーニングで相当な準備をしているはず。特に先日の豪州戦の、開始早々のCK崩れからの失点と言う失敗経験も、有効にはたらくだろう(だよね)。唯一の不安は、ホームの試合で点を取れずに0−0で推移し、じれて不用意に前掛りになる事。ここは180分間(最悪敵地での延長を含め)勝てばよいと冷静になる事が大事だろう。
 また、何がしかの交通事故で先制を許した場合どうするか。これも慌ててはいけない。特に最初の試合(つまり前半90分)で、先に得点を許しても(たとえ後半が敵地でも)いつかは追いつきひっくり返せると考えて戦えばよい。同点で推移して、敵地後半で先制されたら、少々の無理は必要になるが、前半のホームでは慌てる必要はない。
 クウェートの監督は「日本に勝てば大ボーナス、負ければクビ」と言う契約だろうから、失うものはない。もし勝負度胸がある監督ならば、日本のホームでも立ち上がりに総攻撃をかけるような奇策をしてくる可能性もある。それに対しても、事前に想定していれば対応できるだろう。
 唯一のリスクは、クウェートがとんでもなく一芸に秀でたストライカ(2mくらい上背があるとか、50m走のタイムで永井を上回るとか、帰化選手あたりで)を抱えていて、しかもここまでほとんどの国際試合でその存在を隠しているようなケースくらいか。ビックリしているうちに2点差にされたりするとしたら、それだが、まさかねえ。

 関塚氏は日本人監督としては、岡田氏、西野氏、小林伸二氏に次ぐ実績を持つ。
 実は関塚氏は、私の同年生まれ。先日も同級生への想いを語ったが、同級生屈指のサッカーエリートが、管理職として大活躍するのを見続けるのも愉しい事だ。そして、そのような偉大な同級生が、我々の子供の世代の若年層代表を率いて、世界に挑戦するのは、やはり何とも言えない愉しみがある。歳をとってくると、改めて色々なサッカーの愉しさがあるのだと再発見する。現地に行かれない情けなささを感じつつ、テレビ桟敷でじっくりと大事なタイトルマッチを味わいたい。
posted by 武藤文雄 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 五輪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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