2011年07月05日

斉藤大介移籍

 中々更新できない日々が続き申し訳ありません。どうにも忙しいのです。
 Jリーグ、U17、女子代表、コパアメリカ、それに少年団の試合が錯綜し、一応本業もおかげさまで忙しいので、休日を含めて1日せいぜい1試合の映像を消化するのがやっと。したがい、作文する時間すら、思うに任せない。
 さて、そうこうして慌ただしさを愉しむ日々に、突然驚き(そうでもないか)のニュースが。斉藤大介がヴォルティス完全移籍すると言う。

 斉藤は長きに渡りサンガの中心選手として活躍してきたが、08年シーズン半ばにJ1復帰時に出場機会が大幅に減ったタイミングで、当時J2で上位を狙っていたベガルタに移籍してきた。そして、ほぼ定位置を確保し、あの入替戦を含めて活躍。翌09年シーズンはJ1昇格に、(斉藤の貢献もありJ1に昇格した)昨期はJ1残留に、それぞれ大いに貢献してくれた。特に昨期は、シーズン半ばまで定位置を確保できていなかったが、メンバ編成が一番苦しい夏場あたりから定位置を再確保。そして、そのあたりから、ベガルタは泥沼の連敗から脱出、残留に成功した。そう言う意味でも、とても頼りになるタレントなのだ。
 斉藤は、大柄で技術のしっかりしたMF。守備ラインの前に位置取りして、粘り強いボール奪取と、素早い展開が武器。特にパス出しの早さは中々で、ベガルタが武器とする「湧き出る速攻」の起点として機能していた。また精神的に非常に安定した選手で、チームが追い込まれた状態でも、常に冷静に、しかし熱く戦う事のできる選手だ。
 今期は同じサンガから移籍していきた角田に定位置を奪われ、出場機会が大幅に減ってしまっていた。それでも、昨期同様に、これから夏場で苦しい時期になったところで、ベガルタが斉藤に頼る時が必ず来ると考えていたのだが。

 頼りにしていた選手との別れと言うのは、サポータには必ず訪れる年中行事。もちろん、たまには千葉直樹のように、「考え得る一番美しい別れ」をできるスタアもいるものだが、それは奇跡とも言える僥倖。だから、割り切らなければならないのは理解している。ただ、斉藤については、そのような別れの寂しさとは別に、「これから暑く苦しい時期が来るのに、斉藤抜きで戦い切れるのか?」と言う不安を含め、寂しさがつのる。
 しかし、斉藤が移籍を選択した気持ちはよく理解できる。斉藤は8月には31歳になる。上記した角田は、ベガルタに移籍した事により、完全に「化けた」感があり、J屈指のアンカータイプのボランチとして機能している(ある意味、斉藤はサンガ時代を含め、2回角田との定位置争いに敗れた事になる)。そして角田とコンビを取るのは、豊富な運動量と的確なつなぎができる富田、あるいはダイナミックな上下動と最前線での一工夫が期待できる高橋義希のいずれかが、バランスがよい。さらに、角田のバックアップとしては、守備力が強い若い田村とブラジル人のマックスがいる。このようなベガルタの編成を考えると、角田や富田に疲労が蓄積する盛夏期になっても、決して若くはない斉藤に、必ずしも多くの出場機会が提供されるとは限らない。とすれば、斉藤が新天地を求めても不思議ではない。いや、プロフェッショナル中のプロフェッショナルである斉藤としては、新天地を求める事の方が当然に思えてくる。
 ヴォルティスは、J1出場経験のある選手を大量に抱え、J1昇格を本腰で狙っているクラブ。現在J2では4位と上々の位置につけている。このクラブが、これだけの経験を持ち、精神的にも頼りになる斉藤に目をつけたのも、また納得できる。

 繰り返すが、寂しいし、不安な気持ちはある。しかし、仕方がない事なのも、よくわかっている。ここまでベガルタのために戦って来てくれた貢献に改めて感謝したい。そして(大変陳腐な言い方になるが)エリゼウと共に、来期J1で対決するのを心待ちにするものである。
posted by 武藤文雄 at 23:50| Comment(4) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確かに寂しいですね、斎藤選手の活躍を祈ります。
しかしそれだけボランチの層が厚くなったベガルタ、直樹がCBと掛け持ちをしていた頃とは隔世の感。
Posted by こまお at 2011年07月06日 01:04
ニュースで知った時には大変驚きましたが、今年のベガルタの選手層は史上最大の厚みを持っていることの証左だと改めて感じました。

振り返るとJ2には元ベガルタの選手がたくさんいますね。
J1以外にも楽しみがあって嬉しいです。

環境が変わることで大きく成長する事例は枚挙に暇がありません。
素晴らしい人生を紡いでもらいたいです。

私も頑張らねば!
Posted by たろうの尻尾 at 2011年07月06日 11:22
あの高精度な展開パス、ときおり見せるミドル、そして本文中にも触れられていたとおり、常に冷静かつ全力でプレーできるプレーヤー。

斉藤大介むっちゃ好きでした。
オレがオレが的なところがもう少し強ければ、もっとチーム全体を巻き込んでいくパワフルな選手になっただろうけどなあ。
性格が優しいのかな。。。でも、そんなところも含めて好きなんだよなあ。

徳島と対戦したら、めっちゃエール送るぞー!
Posted by サンガサポ at 2011年07月07日 13:24
斉藤選手は尊敬できるプレーヤーでした。お父さん的存在。残念。
Posted by ototo at 2011年07月07日 20:19
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