明後日に向けてシドニーに滞在中。ブリスベンでの試合なのだが、ちょっと訳ありでシドニー観光をしている。明日ゴールドコーストに移動し、友人たちと合流(どうでもよいが、友人とUGって語呂が合うんだな)、明後日に向けて盛り上がる算段となっている。。
拙ブログを定期的にご覧の方ならお気づきかもしれないが、私はここ最近、年に相当回数、本業で異国を旅している。しかし、プライベートで出かける機会は本当に久しぶり、休暇を満喫してさせていただいている次第。やはり、遊びの旅行は最高だ。
私が初めてサッカー応援のために異国を旅したのは、85年のメキシコワールドカップ予選、香港戦だった。3万大観衆が90分間、加藤久率いる我らがイレブンにはブーイングを、数十人の我々サポータには物を投げつける活動を、それぞれ継続。H&Aの1試合目に神戸で3対0で勝っていたのだから、少ない点差で負けても構わない試合だった。しかし、(よせばいいのに)1対1で向かえた終了間際に水沼貴史のFKから原博実が見事なヘディングを決めてしまい、我々の歓喜と、大観衆の怒りは、それぞれ大爆発。おかげさまで、我々は警官隊の厳重な警備の下、1時間以上も競技場から出る事ができなかった(選手たちもホテルに戻ることができず、我々のところに挨拶に来てくれた、思わず原博実に「ファイナルのソウル、必ず行きます」と約束してしまった)。私は、これではまりました。
あれから27年の月日が流れた。アジアで上位に入れずに苦しんでいた我らの代表チームの地位は、当時考えられないくらい高いところに到達した。海外の試合を応援に行く仲間は、2桁、いや場合によっては3桁増えた。
若い方々には笑われるだろうけれど、当時の私たちの夢は「死ぬまでに1度はワールドカップ本大会で代表を応援したい」と言うものだったのだから。
明後日、敵地とは言え、豪州に勝つ可能性は相応に高いと見ている。そうなると、予選も大勢が決してしまう。結構な事だ。
もし、それだけの貯金を蓄える事ができれば、9月以降は五輪代表世代の若手を少しずつ組み入れながら、余裕をもってブラジルの準備を行う事ができる。これは結構重要な事なのだ。南アフリカで、デンマークに代表される欧州の2番手国が苦しんだのは、予選が厳し過ぎてチームのピークを予選段階に持ってくる必要がある事だった。そのため、本大会ではやや盛りを過ぎたベテランたちに頼らざるを得ない傾向が強かった。それに対し、予選が相当楽な日本は、予選段階ではまだまだ成熟し切れていない選手を試す余裕があるのだ。今日の長友、内田、香川、岡崎、本田があるのも、そのおかげも大きいと見ている。
決して豪州を見下す気はないが、そう言う意味でも、明後日勝ってほしいな。がんばって応援しよう。
もう1つ。そうやって大勢を決めてくれてさえすれば、ブラジル本大会まで、わざわざ代表の敵地戦を応援しに行く必要がなくなる。
いや、来年私は、私のクラブのために、アジアを旅する必要があるもので。
2012年06月11日
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コンディションのピークをどこに持ってくるか、
は大きなテーマなのですね。
そういった点で日本が有利なのは大変結構なことです(笑)。
私は3カ月前にブリスベンに行ったばかりなので、今回は自宅から応援します。