2012年12月31日

2012年 10大ニュース

 本年も、このしようがない講釈にお付き合いいただき、ありがとうございます。
 早いもので、形態は変わりつつも10年以上も好き勝手なサッカーネタについて、講釈を垂れて来た事になります。本業の形態が毎年微妙に変わり、それに伴い、少しずつ更新頻度が落ちてきて、申し訳ありません。情熱だけは何も変わってないつもりなのですが、今後もマイペースで好き勝手を吠え続けようと思っています。

 ただ、今年は本当に悔しかった。あと何年生きる事ができるのかどうかわかりませんが、ベガルタがJを制する機会が、人生でそう何回も訪れるものではない事だけは覚悟ができています。いや、今年が最後だったかもしれません。本当に、幸せで残念な1年でした。まあ、これも経験でしょう。そう、来年はアジアチャンピオンです。

 サッカーを堪能し始めて40年になります。日本代表がこんなに強くなるなんて、思ってもいませんでした。いや、講釈垂れ始めて10年、ベガルタがこんなに強くなるなんても、思ってもいませんでした。そして、この10年間、いつ日本サッカー界の右肩上がりが止まるのだろうかと、思いながら日々を愉しんできました。ところが、現状ではその勢いは止まる雰囲気を見せません。ありがたい事です。未来はどうなるかわかりませんが、日々のサッカーを愉しめる幸せを噛み締め続けたいと思っています。


1.異質の強さを発揮しつつある日本代表
 ワールドカップ予選での安定感、親善試合でのフランスへの勝利など、日本代表の「格」が、過去と比較して、一段上がった感のある2012年だった。本大会では、いわゆる優勝候補国の次に位置するグループとして評価され、日本が入るグループは「死のグループ」と言われる事だろう。
 とても嬉しい事だが、これは本大会では相当な警戒をされると言う事。また、相変わらず選手層薄いセンタバックや、遠藤の年齢が、2年後の問題となる可能性もある。さらに、この「右肩上がり」がいつまでも続くのかどうかと言う不安も。ともあれ、今年も日本代表はよかったと素直に喜ぶのが正しいな。
 余談ながら、ジーコ率いるイラクとの対戦は、史上初めて「過去の代表監督との対戦」と言う意味で意義深いものだった。こうやって、日本サッカーは経験値を積み上げて行く。

2.女子代表五輪銀メダル、女子サッカーの今後
 昨年ワールドカップを制し、完全にマークされた状態での銀メダルは実に見事だった。決勝進出までのリアリズムあふれる勝ち抜き振り。決勝でも、再三スキルフルな好機を掴んだものの、合衆国の2大エースのワンバックとモーガンの好プレイに早々に2点差にされてしまったのが痛かった。「終盤、もう少し慌てずにゆっくり攻めていれば」とも思うが贅沢と言うものだろう。異様な注目下で丹念に好成績を収めた彼女達の鋼の精神力に拍手と感謝。
 さらに女子ワールドユースの地元開催や、皇后杯の新設など、昨年以上に女子サッカーの注目が集まった年だった。この好ムードをいかに継続的なものにするか。
 それはそれとして、大野忍は欧州に行ってしまうのか。

3.五輪と、またも負けたユース
 予選で無様としか言いようのない試合を演じた五輪代表だが、オーバエージ補強の成功などもあり、堂々のベスト4進出。最後の韓国戦は残念だったが、十分合格点だろう。この世代の日本選手の個人能力が世界的に見て高水準にある事、Jで好成績を挙げた実績ある日本人監督が世界大会で通用した2点に、安堵した大会でもあった。清武を筆頭に既にA代表で実績を残す選手も多数いるし。
 それと比較して、3回連続のワールドユース出場失敗。ジュニアユースへの本大会出場に連続成功している現状を考えると、日本サッカーの地盤沈下と言うよりは、ユース代表強化の現状からくる必然と捉えるべきではないのか?プリンスリーグの発展など、評価されるべき施策は打たれている。一方で、結果的にJのユースチームは高校3年間での完結状態、言わば高校サッカーと同じ状態のチームが多数できて、強化の焦点が分散されただけに思うのは私だけだろうか。そうなれば、どうしても18歳での完成度が微妙に下がるのはやむを得ないのではないか。しかし、多様性は悪い事ではないし、大人になってから勝てばよい事だ。慌てず、よい選手の育成を考えればよいと思うのだが。北京五輪で苦闘した若者の現状を考えれば、何も嘆く必要はないのではないか。

4.サンフレッチェ42年振りのリーグ制覇
 東洋工業以来、42年振りにサンフレッチェがリーグ制覇。80年代からの継続的強化が成功したとも考えるべきだろう。多くの地方中核都市のクラブの指標となるべき活動の成功、恐れ入りましたと尊敬、感心すると共に、皆が彼らの活動を参考にすべきだろう。くそぅ。

5.ガンバの2部落ち
 一昨シーズンのFC東京の2部落ちも、相当なニュースだったが、今年のガンバはそれを越える衝撃。皮肉なのは、遠藤も今野も代表ではトップレベルのプレイを見せており、さらにいくばくかの修正を加えた天皇杯で、ガンバは当然のように決勝進出を決めている事。親会社の経営不振と併せ、来期ガンバはどのようなメンバでJ2を戦えるのか。捲土重来を期待したい。
 余談ながら、昨期ガンバが再契約しなかった西野氏を中途半端に起用したヴィッセルの2部落ちも、余波と言えば余波か。 

6.3部リーグへの陥落、20年振りの一気通貫リーグに
 J2からJFLに陥落するクラブが登場。これにより、J1を頂点として、地域リーグまで上下する可能性ある「正常」なリーグ戦が、20年振りに日本に登場した事となる。この「正常」な状態を健全に発展させる事が重要なのだ。

7.ベガルタ、J開始後スタートクラブとして、初めて優勝を争う
 毎年の事ですが、この選考は私がベガルタのサポータである事とは一切関係ありません。
 Jリーグ開始後人口的に作られたクラブが、優勝を争い、最終的にACL出場権を確保した。これはJリーグスタート時にメンバとして認められたエスパルスを除くと、初めての快挙だ。しかもベガルタは確固とした親会社を持たない純然たる地域クラブ。言い換えれば、これこそJリーグが新しいステップに入った証左とも言える。ここまで、僅か20年で到達できた事は非常に重要だ。

8.カズのフットサルワールドカップ出場
 スタアの存在は、すべての野暮評論を凌駕する。格好よいものな。

9.サガンの好成績
 見事としか言いようがない好成績。止まらない走力、激しいプレス、すばらしい。すべての地方小クラブに勇気を与える快進撃に多謝。

10.ゾンビのような年またぎ開催
 厳寒期と盛夏期をオフにした、合理的な年またぎシーズンの実現方法があるならば、お願いだから誰か教えて下さい。
posted by 武藤文雄 at 22:54| Comment(6) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
広島の優勝、仙台の好調、鳥栖の躍進。
古豪、強豪が苦戦する中で、Jリーグの新しい段階への進化の年だったか。
広島は資本金99%減資の荒業に、仙台は地域復興の期待に、鳥栖では人口7万人の地盤を掘り起こす創意工夫に背を押され、それぞれが結果を残した。
毎年どこが優勝するか分からない本当にスリリングな世界的にも珍しいリーグになった。
ある意味、「世界標準」など飛び越えてしまったか。期待絶大。
Posted by FH at 2013年01月01日 00:15
>8.カズのフットサルワールドカップ出場
そろそろ引き際を考えるべきでしょう。

>10.ゾンビのような年またぎ開催
天皇杯の日程をいじる気が無いんだとしたら馬鹿過ぎる。
Posted by at 2013年01月03日 14:31
佐藤 峰樹 Mineki SATO ?@0_0empate
だいたいユナイテッドやインテルあたりで日本人がヨロヨロやってるのがや安っぼくて、
有り難みがないんだよ。どんだけの評価もらってるか知らないけど、早く他へ行ってくれよ。
興醒めなんだよね。

佐藤 峰樹 Mineki SATO ?@0_0empate
もうヨーロッパに日本人選手は要らないし、不快だ。足手まといで邪魔ななんだよ。
Jでテキト?に稼いでいればいいじゃん。身の程を知れ。


武藤氏のご意見拝聴したいわ。
これが佐藤某の一個人の感情じゃ無いって事は毎年末に思い知らされているわけだし。
Posted by at 2013年01月04日 21:22
しかし、日本人がいるから有難味が無い、っていう問答無用にレイシズム発言を擁護している清義明とか小林遼次とかは、何なんだろうな。

武藤文雄ってこんな連中に担がれてるのか?
Posted by at 2013年01月05日 21:04
佐藤峰樹の放言を「毒舌」だと思ってる小林遼次は事の重大さを理解して無いし
佐藤峰樹批判をムラ社会的などうこうと批判している前科者清義明の態度ともども、ネットライター同士の身内の庇い合いのムラ社会的な態度で非常に嫌らしい。
Posted by at 2013年01月06日 08:25
トリニータについての講釈は

どうなっているの?

Posted by アレ at 2013年02月07日 23:47
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