世界最高峰の本大会において、今後の活動に向けた研修の場として、開催地の近隣県の登録審判員や指導者の皆様に、無料でご観戦頂く機会を提供させて頂くことと致しました(一部意訳)。との事だ。
まあ、この大会のチケットの売れ行きについて云々言うのは野暮と言うものだろう。実際、決勝戦にしても、ロナウジーニョ出場が確定している準決勝にしても(怪我さえなければだが)、現時点でまだチケットが余っていると言うが、あの価格設定では仕方がないだろう。ただ、この件について日本協会を揶揄する気は無い。どうやら価格設定は胴元のFIFAの判断らしいからだ。そして、毎年日本開催を継続したい日本協会としては、タダ券を配ってもスタンドを埋めて、「大会成功」をアピールしたいのだろう。日本協会もつらい。ここは私も協力したい、と言う事で月曜定時退社を目指すのだが。
もっとも、決勝チケットが売り切れになるのかどうかは興味深い。広告代理店は叡智を振り絞ってこれからの完売を目指すのだろうが、もし決勝スタンドがガラガラになったらどうなるか。来年の拡大トヨタカップは敢え無く他国に取られてしまうのか、それとも来年のチケット代が適正に下がるのか。後者だったら嬉しい事この上ないが、前者はとても残念。
考えてみれば面白い、4年前のワールドカップでは全試合チケット売り切れになったのだが、同じ日本で行われるクラブの世界大会ではチケットは余るんだな。これが正しいか、おかしいかについては、何とも言えないが。もっとも4年前のワールドカップでチケットが余っていた国もあったけれど。
とは言え、冷静に考えてみれば、「全北対アメリカが『タダ』で見られる」って言うのは凄い贅沢な娯楽だ。韓国とメキシコのトップクラブが本気で戦う試合って、相当面白いと思うのだが。拡大トヨタカップの1回戦は、アジア、アフリカ、北アメリカ、オセアニアの4クラブの戦いとなる。オセアニアのクラブの力が格段に落ちるのは明らか(昨シーズンのカズとヨークの奮戦は面白かったが、チームとしての戦闘能力には、明らかに限界があった)。とすれば、オセアニアが絡まない1回戦が注目の的になる。ところが、たまたま去年はアラブ同士のアル・アハリとアル・イテハドと言うやや似たタイプのチームとなってしまったので、興味としては今一歩だった(もちろん、このアラブの2強国のサッカースタイルの相違は、それはそれで愉しめたのだが)。全北対アメリカは、サッカースタイルが全く異なる国同士の対戦。正に国際試合と言う面白さが堪能できそうではないか。しかも「ああ、どうして日本のクラブがここにいないのだ」と言う悔しさをチクチクと感じながら。
98年フランス、あのトゥルーズのアルゼンチン戦を前日に控えた異様高揚感を味わいながら、リヨンで見た韓国−メキシコを思い出したりして。河錫舟の直接FKと直後の退場、後半1人少ないのに無理して勝ちに行った車範恨氏の自滅。
と、ここまで書いてきてふと思った。
いっそ、この試合は全北のホームタウンでやったらどうだろう(そうなるとこの試合が観られなくて困るけれど)。不利になるアメリカ側は怒るだろうけれど、それはまあ入場料収入増大の分を回せば落としどころは見つかるだろうし。前もってこの試合のチケットを買っていた人が何人いるかは知らないが(チケット発売は全北の出場が決まるよりもずっと前だった)、払い戻しさえすればさほど問題にならないのでないか。
でもなあ、Kリーグの観客動員を考ると、まだ国立でやった方が客が入るのかもしれないな。鄭夢周氏もそのあたりわかっていて、こっちに押し付けているのかもしれないな。
まあいいや、指導者、審判の皆様、月曜日の国立で会いましょう。
(その数時間前に行われた3位決定戦はガラガラでしたが・・・)<br />
いろんな地域の違うタイプのサッカーが見れるので楽しみな大会です。<br />
この大会を悪く言っとけばサッカー通、みたいな空気があるのがもったいないなあと思います。
岩本を観にいくか迷っています。<br />
だいたい日曜日の19時20分から開始って・・・・・。<br />
平日なら無問題だが、日曜日なら14時からでよいのでは・・・・。<br />
まぁ自腹でオセアニアとアフリカの試合を観戦する人は<br />
よっぽどマニアなんでしょうね。<br />
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昔のトヨタカップのほうが良かったと思う私だけ?
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確か、他国で興味示しているのところは無いと、どこかで見たような…<br />
まあオイルマネーは手を挙げるかもしれませんが。<br />