ジーコ氏の無様な舞に気を取られていたら、もうJリーグだ。
「無断外出」した選手はベストコンディションで、代表に選考された選手は疲労困憊で、それぞれ今節に臨む。ワールドカップ予選と言うものはそれだけ重要な価値があるものなのだ。あるものなのだから、その権威を自ら落としてしまう事は慎まれなければならないのだが。
さて、ベガルタである。開幕3戦で、勝ち点ゼロ、得点ゼロ、失点10。最悪としか言いようのないスタートとなった。「いつになったら勝てるのだろう」ではなく、「いつになったら点が取れるのだろう」だから、状況は極めて深刻である。
そして、第4節にホームに迎えるのが、開幕以来3連勝と絶好調で首位をひた走るフロンターレ。序盤の成績を比べると何とも対象的なチームとの対戦となった。つらいなあ。
しかしながら、先日も述べたように、課題は山積だったが、少しずつ確実に修正されてきている。ただいくら修正しても中々浮上しないほど初期値が低かった訳だが。前節でのコンサドーレ戦では思う通りに機能しなかった攻撃面での連係の修正が加われば、相当に戦えると思う。
さらに、この試合はフロンターレサイドから考えると相当戦いにくい事が予想される。ベガルタは結果は出ていないが守備網は整備されつつあり、川崎の中途半端な攻め込みは仙台のカウンタの好餌になりかねないからだ。苦しい状況ではあるが、勝ち点3を確保できる可能性は十分あると思う。
敗戦続きのチームをどう応援すべきかサポータ間で議論がかわされていると聞いたが、このような危機的なチームを支えてこそのサポータではないか。苦しい状況下だからこそ「日本一のサポータ」の存在意義が問われているように思えてならない。今こそ「日本一」と言うプライドをもって、暖かくかつ厳しく仙台を見守って行こう。ここは「日本一」の圧倒的な応援で、首位チームに鉄槌を食らわすべき試合である。
現在勝ち点9差の両チーム。今日直接対決で負けると勝ち点12差になり、いくら後41試合あるとは言え、何かもう追いつくのは本当にシンドイと言う印象の差がついてしまう。もし勝てれば勝ち点6差となり、追いつけるような気はしてくる。
「え、まだ諦めていなかったの」と他チームのサポータの冷笑が聞こえてきそうだが。
「そうだよ、まだまだ諦めてないよ」