2004年06月04日

ベガルタ、ミスを減らしたい

今週は時間の進行が早い。等々力の惨劇終えた後、日本代表2試合、五輪代表1試合(しかも、うち1つはあの歴史的なイングランド戦!)と濃厚な料理を堪能しているうちに、もう1週間が経ってしまった。

 今節の敵はコンサドーレ札幌、J2屈指の名門だが今期は経営危機もあり有効な補強ができなかったために、最下位に低迷している。しかし、昨シーズン、ジュビロを率いて天皇杯を制した名将柳下氏が丹念に若手選手を育成しており、決して軽視できる相手ではない。第1クールも完敗しているのだし。しかも、シルビーニョが負傷により長期離脱。最も代わりのいない選手のこの重傷は非常に痛い。

 けれでも、シルビーニョ不在は冷徹な現実。ここは逆転の発想で、新進気鋭の選手たちには、大エース不在をポジション奪取と成長の絶好の機会と、前向きに捉えてもらいたい。そして、成長のために重要な事は、1つ1つのプレイを丁寧に行う事ではないかと思うのだ。具体的には、常に状況判断を行い、つまらないミスを減らす事だ。

 具体的に前節の惨劇を例に取ろう。観戦記として実に要領よくまとめられているこちらも参照ください。

 まず1失点目。高桑のGKをハーフウェイライン近傍で萬代が競り勝つも、周囲のサポートがなく、逆に敵にそのこぼれ球を拾われた所から逆襲を食らいあえなく失点。寿人や大芝がもう一工夫して、萬代の空中戦を巧く生かせていれば、防げていたはず。

 次に2失点目。先制されたベガルタが、中盤でボールを奪われた速攻、ジュニーニョの急加速にやられた。これはボールを奪われてからの対応に課題は残るが、これはベガルタとしてはやむを得ない失点だったと思う。ジュニーニョ恐るべし

 3点目は論外。2−0とリードされたベガルタは、大黒柱のシルビーニョが負傷退場。交替選手が準備中で人数が一人少ないのでチーム全体として守備を固めねばならない時に、中田洋介が不用意なミスからゴール近くでフロンターレ中村憲剛にボールを奪われて失点。ここで勝負が決まってしまった。ここはひたすらセーフティファーストであるべきだった。余談ながら、中村憲はよい選手ともっぱらの評判だったが、なるほどこの得点場面はお見事。ボールを奪取してからベガルタDFに勝負をしかけ1人抜いて思い切りよいシュートを決めたヒラメキ、アイデアは大したものだ。中盤での落ち着いた守備ぶりと言い、今後も注目される選手だろう。

 4点目は直接的には、シュートコースを見誤った高桑の大チョンボだが、重要戦犯は小原。直前に財前の得点で2点差となり大いに盛り上がった場面。勢いづくベガルタに対し、選手を後方に集め守備を固めるフロンターレ、その場面で小原は軽率なクロスを上げた。ボールのコースが非常に悪く、敵MFが勢いよく前身してヘッドでクリアできるクロス、跳ね返されたボールがトップの我那覇につながり、そのまま逆襲をされ、失点につながった。引かれた敵に出し所が無い時に、不用意なクロスを上げてしまうリスクがわからなかったのだろうか。経験不足としか言い様がない。

 フロンターレとは戦闘能力差も大きかったが、失点の直接要因は上記のようなミスだったのだ。そして、明日のコンサドーレ戦は、このようなミス防止、とまで行かなくても減らせるかどうかをいかに心がけられるかが、勝負を分けるはず。
posted by 武藤文雄 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Jリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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