2004年06月06日

ワールドカップ予選、大番狂わせ

 ワールドカップ予選のオセアニア地区で、大番狂わせ。ニュージーランドが2次予選で敗退してしまった。2次予選は豪州で6チームがセントラル方式のリーグ戦を行い、上位2チームがホーム&アウェイの3次予選を行う方式(その3次予選に勝ち残ってなお、南米チームとのプレイオフと言うのだから、ワールドカップへの道は遠い)。常識的に考えて、豪州とニュージーランドの2国が順当に3次予選に残るものと予想された。ところが、この時点でニュージーランドが敗退してしまい、ソロモン諸島が勝ち抜いたのだ。

星勘定は試合結果星取表ご参照。ニュージーランドは、ソロモン諸島に3−0で勝ち、タヒチに10点差をつけ得失点差でも優位に立ちながら、(タヒチにも敗れた)バヌアツに2−4で敗れたのが痛恨。それでも、最終戦で豪州がソロモン諸島を破ればニュージーランドが2位となれたのだが、豪州はベストメンバを組まず、退場者も出たようで、2−2の引き分けに終わり、万事休す。そもそも、3次予選を見据えたら、最終戦で豪州が頑張る道理はないわな。もっとも、豪州はこれで極めてぬるい3次予選を戦う事になりそうで、南米とのプレイオフは相当厳しいものになるように思える。ビドゥカとキューエルが元気なうちに、1度は本選復帰を狙いたいところだと思うのだが。

 ニュージーランドと言えば、ちょうど1年前コンフェデで戦い、中田、中村の大活躍で完勝したのが記憶に新しい。創造的とは言い難いが、頑健で鍛えられたチームだった。

 先日韓国がモルジブに引き分けたのもビックリだったが、今回のニュージーランドは完全な予選落ちだからインパクトはより強い。いやあ、予選と言うのは本当に恐ろしいものなのだな、と改めて感じ入った。



 と言う事で、「9日のインド戦は油断なく」と言う大変月並みな話につながるのだが。考えてみれば、ニュージーランドは82年のワールドカップに堂々と出場し、ジーコを軸にしたブラジルに0−4で敗れたのだったな(ニュージーランドの関係者はこの敗戦を「誇りに思う」と言っていたが、確かに大健闘だった)。などと、本質には全く関係ない記憶を呼び戻しつつ、気持ちは3日後の埼玉に向かうのであった。

 頼むぞ、久保。
posted by 武藤文雄 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(3) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

これが予選なんです。
Excerpt: 2006独逸ワールドカップ大洋州2次予選。 いつものようにオージーとNZが抜けてプレイオフかな〜、とか思ってたら。 こんなことに。 オージー1位抜けはまあ当然としても、2位がなんとソロモン諸島です..
Weblog: 奥武蔵草莽だいありー
Tracked: 2005-01-01 00:00

[サッカー] W杯オセアニア予選、ニュージーランドが2次予選敗退
Excerpt: オーストラリアとソロモン諸島が南米5位とのプレイオフの権利を賭けて3次予選を戦うことになりました。やっぱりオーストラリアは抜いたか(笑)、ワールドカップ予選は出場国が32になって、波乱が少なくなったと..
Weblog: 昨日の風はどんなのだっけ?
Tracked: 2005-01-01 00:00

ソロモンの快挙。
Excerpt: ソロモン諸島が最終予選へ [ デイリースポーツ ] ( サポティスタ経由 ) ( 武藤さんのBlog経由 ) サッカーは何が起こるかわからんもんですね。 ニュージーランドがまさかの2次予選敗退、 ..
Weblog: Loop bLog;
Tracked: 2005-01-01 00:00