今日は、地域の少年団同士の大会運営の打ち合わせがあった。通常は、他の方が出席するのだが、諸事情あり(私としては初めて)代理で出席したもの。各種大会の組み合わせとか、日程調整などの打ち合わせが行われた。
その会合でなかなか興味深い議論が行われた。今まで我が地域では、5,6年の高学年、3、4年の低学年のリーグ戦を準備していた。しかし、昨年のワールドカップの効果か、各チームとも3年生以下の下級生の子供が増えている。そこで、従来のリーグ戦とは別に、3年生のリーグ戦を増強していくところまでは意見が一致した。小さい子供に公式戦は不要と言う考えもあろうが、子供達にとっては公式な試合があれば格段にモチベーションは高まる。
ところがここで問題になってきたのは、審判の数だ。各チームとも数名の審判(多くは私のように、コーチ兼父親なのだが)を抱えているが、公式戦の数を増やすと、その実数が不足してくる。では、各チームの子供の父親に依頼して審判をしてもらう(できれば4級審判の資格を取ってもらう)といいのではないかと思うが、結構審判技術について、負けたチームの父兄からのクレームが多いので、ついつい二の足を踏んでしまうと言うのだ。
たしかに底辺レベルの草サッカーにおいても、審判の技術は大変な問題だ。私がプレイする四十雀のサッカーでさえ、まともに守備ラインを追いかけない副審がいると、試合は大変つまらないものになってしまう事がある。また坊主がプレイする子供のサッカーでも、ラフプレイを取らなかったり、副審が旗を上げているにも関わらず気付かない主審が笛を吹くと、子供たちに説明ができなくなってしまう事もある。
さらに愕然とするのは、JリーグのジュニアチームのWEBサイトを覗くと、父兄が強硬な審判批判を平気で行っていたりする事だ。三十年以上子供の指導をしている友人は、そのような父兄には、「そんなに不満があるならば、お前が笛を吹け」とはっきりと言うらしい。しかし、凡人はなかなかそのような度胸はないものだ。
こう考えてみると、底辺レベルの審判問題は以外に深刻なものがある。1人でも多くの人がサッカーを愉しむためには、質の高い審判が必要なのだが、現状は非常に厳しいものがあるのだ。
具体的な対策は、すぐには思いつかない。少なくとも私にできる事は、少年団でも四十雀でも、真面目に笛を吹き旗を振る事くらい。
2003年08月09日
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