控えメンバが5人だけだと、監督の悩みは大きかった。
この試合のように試合直前に負傷者が出た場合が、監督を困らせる典型的なケース。負傷者が出た場合、控え5人のいずれかで穴埋めする事は認められているが、控え選手の補充は認められない。したがって、フィールドプレイヤの控え選手数は交代枠と同じ3名に限定され、采配が非常に窮屈なものになってしまっていた。今日のサッカーでは、攻守に渡り途中での選手交替による戦術変換は常識のものとなっているだけに、試合直前の負傷は、試合中のそれと同様に、非常にチームを不利にするものだったのだ。控えメンバが7人になれば、試合前の負傷欠場の影響は、相当小さくなるだろう。
またつい先日のビッグゲームで着目された控えメンバ選定の問題。この試合では、延長戦に試合がもつれ込んだところで、後方の選手に負傷(これは疲労によるものだったが)が続出し、一方控えには攻撃的な選手を2枚入れていたために、交替策が非常に難しいものになってしまった典型的な事例となった。この手のトラブルは全てが結果論。しかし、試合前の読みと、試合の展開がズレた場合の、監督の悩みは深刻。このようなケースも、控えメンバの増員により解決していくのだろう。
今回の施策は、監督にとって上記の悩みを解決するものとなる。攻撃力を武器にする選手がやりくりの都合で守備ラインに起用されるような事は無くなる訳だ。もっとも、突然のトラブルにより、本来のポジションでは無いところに起用された選手の創意工夫(あるいは監督の創意工夫)が見られなくなるのは寂しい感じがするが。
1つだけ、今回の施策で変わる事があると思う。従来は、控え選手数が限られていたので、ベンチに入るのは複数のポジションをこなせるユーティリティタイプの選手が多かったはず。しかし、控え選手が増えれば、特定のポジションが得意なスペシャリスト系の選手に活躍の場が広がるのではないか。
ちなみにJ2は当面控え5人のままだと言う。おそらく遠征費に対する配慮だとは思うが、いかがなものか。1部リーグと2部リーグのレギュレーションが異なる事がまず疑問。遠征費についても、チームの地域事情で条件は変わるが、年間22試合の遠征で2人遠征に参加する人間を増やしたところで、各チームの平均負担増は年間100万円にも満たないと思う。Jリーグからの配分金の工夫で何とかなる範囲だと思うのだが。
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ともあれ、増えることは大賛成ですけどね。七人くらいは必要でしょ。
入れ替え戦の時はJ1ホームで7人、J2ホームで5人となるのか?<br />
変則的ですね。<br />
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このあいだのナビスコ延長を見て思ったのだけど、スタベン7人で延長戦突入時には4人目〜5人目交代まで認めるのはどうでしょうか。<br />
疲労軽減で選手の体調維持、残りのリーグ戦への影響を少なくする上でも効果ありではないかと。
入れ替え戦の時はJ1ホームで7人、J2ホームで5人となるのか?<br />
変則的ですね。<br />
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このあいだのナビスコ延長を見て思ったのだけど、スタベン7人で延長戦突入時には4人目〜5人目交代まで認めるのはどうでしょうか。<br />
疲労軽減で選手の体調維持、残りのリーグ戦への影響を少なくする上でも効果ありではないかと。
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というわけで、経済的側面よりも「選手層の薄い弱小クラブが勝つチャンスを増やす」という側面が強いと思いますよ>J2の控え枠据え置き。経済力の差は、スタメンよりも控え選手の厚みに如実に現れるのです。<br />
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遠征費を気にするのだったら、bjリーグ方式で「ホームチームは7人でアウェーチームは5人。控え選手数の差はホームの利として認める」という手だってあるのだしね。(余談ですが、このレギュレーションを知ったときは目から鱗が落ちました。確かに、控え選手数まで一致させる必然性は低いよね)
ベンチ入りメンバーが増える事は<br />
能無し監督でも「駒が増えるだけ」<br />
ゲームプランが立てやすくなる、と<br />
思います。<br />
かえって、ベンチワークとか、監督の<br />
技量の活かしどころが減ってしまう気<br />
がします。<br />
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