2005年11月15日

貴重な機会

 先方の「ベスト」メンバ振りを心配していたら、当方も小笠原を筆頭に茂庭、加地、玉田が離脱との事。いよいよもって、A代表の親善試合で敵味方共に「ベスト」を求めるのは難しい事がわかる。実際、ここまで煮詰まったJ1終盤戦である、仕方が無い事なのだろう。それにしても、いくら何でも負傷上がりの宮本は無理をしない方がよいと思うのだが...



 中心選手の多くが欧州で活躍し(所属するのみで活躍していない選手も少なくないが)、Jリーグは超過密日程。いよいよ、代表チームの強化は難しい時代に入ってきた。代表監督は、Jリーグを念入りに視察すると共に欧州の選手たちとも適切なコミュニケーションを取りつつ、ライバル国の強化にも気を配らなければならない、このような難しい状況下で、いかに適切な強化を行うか、代表監督の腕の見せ所...と言った皮肉を語るのにも疲れた。

 とは言え、来年のドイツ開幕まで、日本協会はどれだけジーコ氏に適切な強化期間を提供できるのだろうか。おそらく、欧州組の招集は巷言われている3月上旬以外は不可能だろう。

 そうだとすれば、無理な集中強化はあまり意味が無いようにも思えてくる。相手がブラジルだろうが、チェコだろうが、イングランドだろうが、今の日本はそれなりに「ベスト」の選手を集める事ができればそこそこの試合ができるのは、既にわかっている。とすれば、年明け早々から無理に選手を集めて強化を行うよりは、5月までは強化試合のために短期合宿を組む以外の集中強化は諦めるのが現実的なのかもしれない。そして、本大会直前合宿で、科学的なコンディショニングのトレーニングで調整すると同時に、その時点で調子のよい選手を組み合わせて、本大会に臨む。

 考えてみれば、そのような現物合わせは、ジーコ氏はそれなりに得意そうではないか。

 

 そう考えてくると、明日のアンゴラ戦はとても貴重なものに思えてくる。

 一体、ワールドカップ前に「欧州組」を加えて、国内で代表の試合が行われる事があるのだろうか。中田と中村との次に再会できるのは、ドイツなのかもしれないから。

 その貴重な機会で、中田と中村と松井の個人技を堪能させてもらいたいものだ。
posted by 武藤文雄 at 23:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>日本協会はどれだけジーコ氏に適切な強化期間を提供できるのだろうか。<br />
<br />
ジーコ氏はどれだけ日本代表の強化に充分な時間を割いてくれるのだろうか・・・(嘆息)
Posted by 五反田西口 at 2005年11月16日 19:42
↑どういう意味?<br />
代表に選手が集まっても、強化させないと言う事ですか?
Posted by 篤由 at 2005年11月16日 21:37
帰っちゃうと言うことじゃない?
Posted by 宮 at 2005年11月16日 23:16
また例によって「劇的勝利」で、反省も改善も無く、来年もグダグダの試合を続けるんだろうな。佳境のJリーグを観ることも無く…。<br />
<br />
あー、マジでムシャクシャしてきた。<br />
光り物を持って、空港にスタンバイしていようかな
Posted by Unknown at 2005年11月16日 23:46
>宮さん<br />
どもです。<br />
<br />
↑誰が監督になっても同じですよ。きっと。<br />
だから俺は全面的に支持してます。<br />
Posted by 篤由 at 2005年11月17日 11:43
J試合<br />
久保(と寿人)
Posted by Unknown at 2005年11月19日 12:08
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