上記のエントリに対しては、様々な方々が真摯なコメントを寄せてくださった。YFCサポ@両国様が医療の現場での同様の体験を述べて下さったのを皮切りに、多くの方々が意見を寄せて下さった。この手の募金活動の矛盾や課題を指摘して下さった方もいた。とりあえずは何とか協力しようではないかと言う方もいた。ご自分の重い体験を記述して下さった方もいた。本来は一連の議論に、私も加わらせていただくのが当然だったのだが、ついつい多忙を理由に何も発言をしなかった。申し訳ありませんでした。
それでも、多くの方が発言して下さった事で、このような問題に関して、私は相当知見を深める事ができた。いや、私に限らず拙BLOGを愉しんで下さっている方々にとっても、それなりには勉強になったのではないだろうか。日々、サッカーの戯言ばかり述べているBLOGでも少しは社会貢献になったのではないかと思ったりして。
昨年末のJリーグアウォーズで、この一連の運動に対してチェアマン特別賞が贈られたと言う。おそらく私もその運動の一員となるのだろうが、この「表彰してやろう」と言うチェアマンあるいはJリーグ当局の態度は(私のような狭量な人間には)ちょっと不愉快。我々の活動は、単に病に苦しむ娘さんを持つ仲間への共感から起こったもの。人に褒められる筋合いのものではないし、大体どうして俺が鈴木チェアマンに褒められなければならないのだ。俺を褒める暇があるならば、他にやる事があるだろうが(と、素直ではない自分に悩むのだが)。
1つだけ。前述したが、一連の議論で少しだけ自分も賢くなったように思える。実は、あの活動以降ちょっとした経験をしたのだ。出張で降り立った駅で、偶然全く異なる方に対する「移植手術支援募金」が行われていた。思わず、同僚を待たせ、趣意書を受け取り、速読し、寄付させていただいた。断言しよう。この「彩花ちゃん活動」を経験していなければ、私はその場を通り過ぎていた。少なくとも、私はこの活動で、ほんの少しかもしれないが賢くなったと思う。
彩花ちゃん、ありがとう。頑張って生き抜いてくれ、俺も頑張る。
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