今年1年お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
53歳になりました。おかげさまで、本業も充実し、思うように講釈を垂れる事が叶わない日々が続き、少々フラストレーションが溜まる年でした。「もう少し頑張れ」と、お叱りも頂戴しました。すみません、忙しいのですよ。何とかTwitterも併用し、日本サッカーの進歩と退化に、粘り強く着いて行きたいと思っています。
そして、今年はベガルタ仙台が、ACLに出場と言う、数年前には考えられない幸せな経験を積む事ができました。恥ずかしい事に、6試合中5試合しか参戦できませんでした。南京での江蘇舜天戦の引き分け、ユアテックでのFCソウルへの快勝、グループリーグ最終戦のイルマトフ氏の大誤審。すばらしい経験でした。日本代表のサポートとは異なる世界を体験しました。この参戦経験で、また新しい風景が見えてきたような気がしています。
そして、日本代表…そこから入ります。
1. ワールドカップ最速出場決定の日本代表
セルビア戦とベラルーシ戦の停滞に対する不満山積が、一層今の代表チームの凄みを示しているのだろう。ブラジルに完敗し、イタリアに点の取り合いをして苦杯した時にも誹謗中傷の嵐だった。ところが、本田と岡崎の体調が整った瞬間に、オランダとベルギーを圧倒。
岡崎、本田、香川、柿谷、大迫、大久保、工藤、清武、エヒメッシ、そして憲剛。いったい、どうしたらよいのだ。もちろん、俊輔もいるし。過去ではあり得なかったような強力攻撃陣でブラジルへ。もう、生でベルギー戦の3得点を見て、何かどうでもよくなってきた。いつからいつまで休暇を取るべきか、サポータの真価が問われる日が近づいている。もう、面倒くさいから、後先考えず前代未聞の休暇をとろうかとも思っているけれど。
2. 中村俊輔の悲劇
勝っても、負けても、あんなに絵になる男はそうはいない。なるほど、スコットランドで全てのタイトルを獲得したはずだ。
と言う事で、明日。悲劇のヒーローも、歓喜のヒーローも、どちらも似合うのですよね。どっち見ても、心打たれる国立競技場に行くのが、愉しみなのです。
3. 2ステージ制導入
何が残念かと言うと、J当局が真剣に金儲けに向き合っていない事。
本当に身体を張って金儲けをしたいならば、何かを捨てなければいけないのだよ。何も捨てずに、陳腐な思いつきを無理やり実行しようとするから、誰の支援も得られない。
本当に盛り上がるプレイオフをしたいならば簡単だ。1部リーグのチーム数を減らし、プレミアム化するのもアリかもしれない。
いや、外資の導入を考えてもよい、出資企業なりスポンサ企業にクラブの冠権を渡してもよい、リーグ戦の各週のスポンサも募るのも一手段だ。そこまで物事を突き詰めて考えてくれれば、心あるサポータは、皆協力するさ。皆が当事者なのだから。そして、皆が貧乏の辛さを理解しているのだから。
小野裕二や金崎夢生のように、国際試合でもJリーグでも必ずしも大きな実績を残していない選手でも、欧州に簡単に買われるようになってきている。カレン・ロバートのようなJでも欧州でも成功したとは言えない選手が、東南アジアから高額のオファーがあると言う。そのような厳しい現実を見据えて、何をしたらよいのか。どう考えても、このプレイオフ導入が有効とは思えないのが悲しい。
この愚行が「終わりの始まり」なるのかどうか。我々の真価が問われているのかもしれないが。
4. 次々と新しいストライカ登場
いったい、どうしてしまったのだろうか。何が起こったのだろうか。
柿谷と大迫。工藤、豊田、川又。新たな境地を開いた大久保。チームを連覇に導いた寿人。前田はチームではつらい1年だったが、コンフェデ杯では存在感を見せた。
「点を取ることだけが悩み」だったのが、我が代表チームだったのではなかったのか。いや、めでたい。
5. 徳島ヴォルティス、J1昇格
四国からのJ1昇格。トップリーグに地域差がどんどんなくなっていると言う事だ。Jが本当の意味での全国リーグになっていると言う事だ。我々全員の勝利。
もっとも、来シーズンのJ1は一層過酷な戦いになる。あの嫌らしい小林伸二氏が率い、大塚製薬の強力バックアップのあるクラブが参入するのだから。
6. レッズ対アントラーズ誤審
ここで、執拗に講釈を垂れた。本当に本当に、不思議な誤審だった。
7. ジュビロ磐田降格
ジュビロ(前進はヤマハ)は、Jリーグ開始時に参加していない。しかし、この不参加は、甚だ不合理な理由によるものだった。そう考えると、83年シーズンにJSL1部に復帰以降、約30年振りにトップリーグから実力で降格した事になる。しかも、このクラブは90年代後半から2000年代初頭にかけて、精強を誇った名門。ある意味では、ガンバやFC東京が降格した以上の大事件だったのだ。
しかも、その降格劇が、あまりに無抵抗だった。
やはり、本田技研の選手OBを、降格ストップの切り札として招聘したのがいけなかったのだろうか。
8. 意味不明なJ3導入
なぜ、JFLではいけないのか。
なぜ、異なるロゴを採用するのか。
なぜ、若年層代表チームを無理やり参入させるのか。
誰か合理的な説明をお願いします。
せっかく、昨シーズンには、J1から地域リーグまで一気通貫が成立したと言うのに。
9. サッカーマガジン廃刊
数年前、牛木氏のコラムを廃止した時に、サッカーマガジンは貴重な差別化手段を自ら切り捨てていた。
驚きがなかったとは言わない。でも、後発の競合と差別化する術がなければ仕方がない。雑誌ビジネスの厳しさはよくわかる。だからこそ、他の競合に真似できない仕掛けを作れなければ、こうなってしまうのだ。
ともあれ、時代ですね。色々、考えます。
10. 森保一監督の成果
J1を2連覇。天皇杯でも決勝進出(しかも準決勝では、終盤に寿人を交代させる度胸)。ACLを捨てる胆力。
我々は、大変な監督を入手しつつあるのかもしれない。まずは明日の決勝戦。
2013年12月31日
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実にいかがわしい演出で「悲劇のヒーロー」になった人が同世代の人でいましたなぁ。
今何やってるのでしょか。また日本のサッカーにすり寄ってくるのでしょうか。
そんなことよりトークライブでの10大ニュースは、もうやらなくなったのですか?
2014年は、W杯は勿論ですが、マリノスがアジアでどこまでいけるか、が気になるところです。
今年も宜しくお願い致します。
サッカーマガジンは廃刊してないと思うのですが。
週刊から月刊へと発行間隔が変わっただけでは。
まあ、それが「雑誌としてのポリシーを捨てたのだから廃刊と同じだ」と言うことであれば・・・いや、それもおかしな話ですかね。
正確な表現にされたほうがよろしいかと思います。