と言う事で、ウルグアイ戦。
ホームとは言え、先方はワールドカップ本大会から継続してきたチーム、当方は(是非はさておき)既存のチームを大幅に作り替えようとしている現況。ちょっと残念なミスからの2失点だったとは言え、負けた事は仕方がないだろう。また、アギーレ氏がこの試合のようなやり方を継続するかどうかもわからないので、今日の1試合で、どうこう語るべきでもないだろう。
と言う事で、雑感を並べてみたい。
パスの名手が起用されなかった。
中盤の3人。アンカーは本来CBの森重(この日の使われ方はフォアリベロと言う見方もあるかもしれないが)、ボール奪取が長所の細貝(散らすのはうまいが)、後方から飛び出し強いシュートを放てる田中順也。ここ最近の日本代表は名波、中田、俊輔、小野、遠藤、憲剛と言った、精度とタイミングのよいパスを繰り出す事ができる名手が必ずいた。そして、そこが日本のストロングポイントだった。ところが、今日は強いて言えば本田がその系譜に当たるくらい。この日攻めが単調となるきらいがあったのも、こう言ったパスの名手不在のためだったと思う。岡崎がCKを蹴ると言う冗談みたいな光景を幾度も見る事ができたし。終盤の僅かな時間帯だが、森岡が起用されると、ちょっと変化が生まれたように思ったのは私だけか。もちろん、アギーレ氏は森岡も柴崎も選んでいるので、そのようなタレント不要とは思っていないだろうが。
新しい選手が特長をよく出した。
40年来の日本代表サポータ経験の中で、全くどのような選手なのかわからなかった代表選手は、今回の坂井が初めてのように思う。もちろん、私が歳をとり、国内のトップリーグを丹念に追いかける事ができなくなっているためかもしれないが、やはり相当なサプライズな事は間違いない。その坂井だが、致命的なミスを犯してしまったが、それ以外の場面では相応のプレイを見せてくれた。ラインコントロールをしながらウルグアイのフィードをしっかりはね返せていたし、選考理由と言われている左足のロングフィードにも積極的だった。また皆川も(いや、「サンフレッチェの技巧もしっかりした大型ストライカ」と聞くだけでワクワクしてくるのですが)、ゴディンに厳しくマークされながらも、よくボールに絡み前線で持ちこたえてくれた。岡崎のクロスに対し、敵CBの間に入ってフリーでヘディングした場面など中々のものだった(決めて欲しかったけれども)。武藤も(同姓の日本代表選手を応援できるとは、何とも言えない感慨)、FC東京で見せてくれている能動的なプレイをよく見せ、思い切りよいシュートをポストに当てた。新しい選手が、皆代表での初戦で堂々とプレイできたのは、Jリーグを頂点とする国内サッカーの質的向上によるものだろう。さらに、アギーレ氏の精神面での指導が適切な事が期待できると言う事かもしれない。
岡崎と本田。
冒頭に述べたように、パスで崩せるタレントがいなかった事もあり、攻撃はこの2人の個人技頼りのところがあった。そして、この2人はその期待によく応え、よいプレイを見せてくれた。当たり前と言えば当たり前なのだが。実際、2人共自分のクラブでも好調なプレイ振り。そうこう考えると、ほんの3か月前にこの2人の能力を的確に組み合わせ損ねた事が悔しくてならないのだが。その悔しさは、これからおいおい講釈を垂れていきます。
アジアカップに間に合うのか。
ここまで新しい選手、それも経験の浅い選手を多用し、チームを作り変えようとしているのを否定はしない。4年の月日は長いし、新しい選手の開拓はとても重要だ。しかし、4か月後にアジアカップがある事を考えると、「これでよいのか?」と言う気持ちも出てきてしまう。まあ、この手の冷や冷や感は、日本代表の応援で最も愉しい概念とも言えるのだが。いや何せ、「アジアカップで負ける」と言う概念に、我々は慣れていないと言う事なのだが。
余りにも放置されてたんで、ブックマーク消しかけましたよ(笑)
今後も楽しみにしています!
ものすごーく、楽しみに待っております。
余談。
Number誌、矢野通訳の日記読まれましたか?あの選手が最後まで代表の選考対象だっとは。ああ、ビックリ。
ザックがどれほど優れた監督だったか、運の悪さでwカップを惨敗してたのを悲観しすぎて、軽率に監督と戦術を変えたことが失敗や汚点になるか、嫌というほど後悔することになると思います。
ザックがどれほど優れた監督だったか、運の悪さでwカップを惨敗してたのを悲観しすぎて、軽率に監督と戦術を変えたことが失敗や汚点になるか、嫌というほど後悔することになると思います。
この監督は怪しいと思う。
というか、原博実は何考えてるの?
そもそも、4年前も攻撃的に行くとかいいつつイタリア人連れてきて失敗したし、根がチキンなのかなあこの人。
確かにあの負け方は折れるな。
まあ気を取り直してゆるりと講釈されよ。