2014年11月07日

凡人にはつらい議論

 先日も述べたが、アギーレ氏の意表を突く選手選考と選手起用、それはそれで愉しい。

 遠藤爺、今野、長谷部、トヨクバの選考は、アジアカップに本腰を入れると言う視点ではわからなくはない。
 これまでの4試合とその準備合宿である程度の見極めを行い、そこに足りない要素として経験と実績豊富なヴェテランを復帰させる。元々、ワールドカップの半年後にアジアカップをする日程そのものが間違っているのだ。しかし、いくら間違っているとは言え、それに文句を言ってばかりいては、現実に目を背ける事になる。アジアカップは、何があっても優勝を目指す大会だ。そのためには、34歳になる遠藤翁を含め、総動員体制で臨む事に異議はない。そして、その選考は予想の範囲内だった。

 しかし、細貝の不選考と、乾の選考は予想外だった。
 アジアカップの前には、もうこの2試合しかない。遠藤爺らの呼び戻しを含め、レギュラ候補の選手との組み合わせを整理するのが、凡人の考えと言うもの。そう考えると、ここまでの4試合でコンスタントに使われ、チームの中核として機能した細貝の選考は必須と思っていた。特に前回のジャマイカ戦で(凡人が考えるに)チームの中核を担うべき香川が負傷離脱した事もあり、細貝と香川(そして柴崎)の中盤の組み合わせを整理するのは、この2試合の必須事項と思っていたので。その上で、遠藤爺、今野、長谷部を、どう組み合わせるかを検討するのが、(凡人にとっては)常識と言うものと思っていたので。
 FWは、岡崎、本田、そして武藤が軸になるのは、ここまでの試合でわかっていた事。香川の起用法と併せ、比較的潤沢に人材がいるポジションだ。ここに、彼らと個性が異なるトヨクバを選考するのは理解できる。しかし、ここでドイツでプレイする乾を加えるのには驚いた。以前酷評した事があるが、乾は日本代表で確固とした活躍をした実績はない。また、アイントラハト・フランクフルトでも昨シーズンは出場機会が激減していた。長谷部が同じクラブに移籍してきた事もあり、今シーズンは復調気味で起用機会が増えているとは聞いていたが、この状況で呼び戻すべきなのか。呼び戻すならば、もっと前の試合からだったのではないか。
 まあ、メンバを固定させれば、それだけで文句を言う人が多いのですがね。代表監督と言うのは因果な商売で、

 4年前。ザッケローニ氏との契約成立までに時間がかかり、氏に提供できた準備試合はたった2試合、埼玉アルゼンチン戦(感動の勝利)とソウル韓国戦(押し込みながらの引き分け)だけだった(原氏が采配を行ったパラグアイ戦とグアテマラ戦は視察はしてもらえたが)。ザッケローニ氏は、たったこれだけの準備で、アジアチャンピオンになってくれた。まあ、「終わりよければ全てよし」感覚からすれば、ザッケローニ氏と戦ったブラジルワールドカップは残念だったのは確かだ。でも、ザッケローニ氏はアジアチャンピオンの歓喜を提供してくれた。あの短い準備期間で。
 それと比較して、「アギーレ氏には6試合の準備試合を提供できる。ザッケローニ氏よりは、それなりに準備期間を提供できる。」と思っていた。しかし、ここまで前衛的(笑)なテストをしてくるとは。そして、少なくともここまでの4試合の選考と采配。今回の選考。いずれも(しつこいですけれども、凡人にとってはですがね)、アギーレ氏の構想が読めない。全く、理解できない。

 まあ、今回のように呼び戻しを含め招集の度に新しいメンバが選考され、その都度代表監督の意図を推察(いや邪推が正しい日本語だろうか)などしながら、「このオッサンは何を考えているのだ」と悩むのは、とても高級な愉しみなのですが。

 いや、いいんですけどね。アジアカップに優勝し、ワールドカップでベスト8以上に行ってくれれば。
posted by 武藤文雄 at 01:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本代表 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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