生存した方々の早期の回復を祈り、亡くなった方々のご冥福をお祈りし、ご家族や親しい方々にお悔やみを申し上げます。
中学生の折、サッカーをかじり始めた当初から、トリノのスペルガの丘、ユナイテッドのミュンヘン空港、それぞれの悲劇を学んだ。そして、リアルタイムに体験した、アリアンサ・リマとザンビア代表。
今回は、カイオ・ジュニオール氏やケンペスたち、身近で触れ合う機会が多かった方々が悲劇に見舞われた。さらに、スルガ銀行カップと言うつながりもある大会。うまい言葉が見つからない。昨日来、悲劇に見舞われた彼らと、共にプレイしてきたJリーガやサポータの方々の悲嘆を目にするにつけ、何とも言えない気分になる。
まずは、自分と家族が、こうやって日々安穏と愉しく暮らせることに改めて感謝したい。
そして、このような事故の再発を何とか防ぎたい。言い方は悪いが、事故と言うものの発生確率をゼロにするのは不可能だ。またゼロに近づけるためには膨大なコストがかかる。けれども、丁寧に物事を分析し、正しい対策を積み上げれば、常識的なコストで、ゼロを目指すことはできる。
私は航空機事故を減らすことはできない。でも、少なくとも職業人として30年余働いてきた、自分の範疇でゼロを目指すことはできる。
やれることはやる。それが、サッカー狂の私が、カイオ・ジュニオール氏たちのためにできる、数少ないことだ。
繰り返します。生存した方々の早期の回復を祈り、亡くなった方々のご冥福をお祈りし、ご家族や親しい方々にお悔やみを申し上げます。