2016年12月31日

2016年10大ニュース

(「ワールドカップ予選のホーム敗戦がいつ以来か」と言う基本的議論を間違っていました。反省の意を込めて、字消し線での修正とします)

 何のかの言って、この2016年は「やはり日本サッカーは、十分強いんだ」と、再確認した年だと思っている。

 確かに、14年のブラジルでの早期敗退、15年豪州アジアカップのでPK負け、自信がなくなる状況はあった。また今年は9月のUAE戦で、ワールドカップ予選としては89年のイタリア大会予選97年のフランス大会予選以来のホーム敗戦を食らったのも確かだ。
 しかし、あまりに状況を悲観的にとらえ過ぎてはいないか。悲観的に語る方が「売れる」と言う現状もあろう。また、マスコミ諸兄からすれば、日本サッカーの状況が悪くなれば、「自分の生活が危うくなる」との焦りもわかるのだが。
 ハリルホジッチ氏が目を覚ました以降、豪州戦もサウジ戦も圧倒的な戦闘能力を見せつけている(細かな詰めを過るあたりは、この監督らしいのだが)。どう考えても、俺たちが一番強いではないか。
 五輪代表が手倉森采配で鮮やかにアジア制覇した時も、「もはや、日本はポゼッションで優位に立てない」など、敢えて悲観的な報道をする向きが多かった。U20がアジア制覇した折も、決勝でサウジに幾度も好機を許したことに、揚げ足をとるかのうように、同様な批判が渦巻いた。
 冗談ではない。圧倒的なボール保持でアジアを制したのは、00年アジアカップくらいだ。それ以外のワールドカップ予選も、アジアカップも、丁寧に冷静に戦い抜いたことを忘れてしまったのだろうか。

 岡崎と本田の輝きがまばゆかったこともあり、代表の若返りが遅れかけたことは確かだ。しかし、原口が、大迫が、そして昌子が出てきた。五輪代表でも、矢島も、大島も、植田も、遠藤航も、中村航輔も、着実に地位を築こうとしている。いたずらな楽観をするつもりはない。でも、落ち着いて考えれば、我々は相変わらずアジア最強国なのだ。そして、わずかなる幸運があれば、レアル・マドリードを追い込むこともできるのだ。

1.アントラーズ、レアル・マドリードを追い込む
 あの遠藤のシュートが決まっていれば...

2.ペトロビッチ氏、最後の10分間で崩壊
 レッズが通年で最高成績を収めていたのも確かだ。それに続くフロンターレが通年ですばらしいサッカーを見せてくれたのも間違いない。でも、レギュレーションはレギュレーション。レッズはチャンピオンシップに勝たなければならなかった。
 しかし、だからと言って、あそこで追いつかれたからと言って、あの錯乱はないだろう。しかも、今シーズンについては、レッズは終了間際まで、独特のパスワークで攻め込み、敵の疲労を誘い、崩し切っていたののに。
 あの10分間、ペトロビッチ氏に何が起こったのだろうか。

3.ワールドカップ予選、ホームでUAEに苦杯
 「たまに、このようなことがある」と、我々は自覚すべきなのだ。

4.手倉森氏、完璧なアジア予選、やっちゃった本大会
 手倉森氏の、五輪予選の完璧な戦い方は素晴らしかった。ローテーションを駆使した選手起用。トーナメントに入ってからは、120分間を見据え、敵の疲労を誘いながら、少しでも勝つ確率を高めるやり方。イランにもイラクにも、10回やっても、相当回数は日本が勝っただろうと言う印象だった。
 まあ、本大会は、恐れていた通り、策士が策におぼれた感があったけれども。それにしても、ナイジェリア戦のハーフタイムに修正できなかったことが残念だ。

5.U20、アジア初制覇
 ここ最近ワールドユースに出場し損ねた日本だが、堂々の出場権獲得。さらにアジア大会初優勝まで遂げてくれた。従来の日本のよさだった技巧的な中盤タレントの三好、堂安がいたが、いつも悩みのCBに中山、富安、ストライカに小川、岩崎とタレントが揃っていたのもよかった。
 そして、彼らが久々のワールドユース出場を決めた後、丁寧に戦い、決勝でサウジをPKで振り切ったのは本当にうれしかった。あれを見たら、常識的には「未来は明るい」と考えるが普通と思うのですが。

6.JリーグのDAZNとの10年超長期放映契約
 10年契約、2000億円と言われても、中々ピンと来ないが、巨額契約が成立したことは素直に喜びたい。ただ、これだけ不確定な世の中で、これだけ長期高額の契約の詳細はどうなっているのだろうか。ここは、今後に渡り、Jリーグ当局も的確な発信を、マスコミには正確な報道を期待したい。

7.女子代表五輪出場逃す
 こちらに書いたが、このチームは疲労ですり減ってしまったのだ。しかし、彼女たちが残してくれた成果は限りないものがあり、感謝の言葉しかない。高倉新監督に率いられた新しいチームには、次々と若手が登場している。若年層の世界大会での好成績も悪くない。今後に期待したい。

8.田島氏日本協会会長就任
 田島幸三氏にはちょっと複雑な思いがある。
 浦和南高校で全国優勝した高校サッカーのスタアで、筑波大学在学時代に日本代表にも選考された選手が、古河に加入し早々に引退し、中途半端にドイツに留学し指導者を目指した。指導者としても明確な実績はなく、氏が中心となった活動も、エリートプログラムやJFAアカデミーなど、ピント外れのものが多いような気がする。
 確かに、ここ20年来日本協会の中枢にいたのは間違いないのだが。

9.グランパス自滅
 元々、リーグ戦開始前から、多くの評論家がJ2落ちを予測していた。その通りになっただけだ。
 ちなみに、監督解任が遅かったとは思うけれど、少々早かったから残留できていたと言う考えも危険だと思う。復帰した直後の闘莉王はすばらしかったが、復帰数試合後はスタミナも切れてしまったようで、神通力も切れていたのだから。
 来シーズン、まったく新しいメンバでの再出発を狙っているようだが、過去の歴史を考えると、非常に危険なねらいだと思う。まあ、キャッシュは豊富なクラブですから、どうなることか。

10.日程問題いいかげんにしませんか
 ACLでどうしても勝てないのが、Jの日程問題にあることは再三議論されてきている。それでも、Jリーグ当局は何も手を打たない、どころ、かチャンピオンシップを導入した。ようやく、その制度をやめたと思ったら、夏期にインタバルを設けると言う。また、日程問題の課題の最大の1つである天皇杯決勝の元日開催をやめとうともしない。
 もう選手を消耗品として扱うのはやめにしましょう。選手は私たちの資産なのです。
posted by 武藤文雄 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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