五輪予選は原則AFCのトップダウンで日程が決まっているから、こちらは元々動かしようがなかったようだ。一方、A代表戦はJリーグの兼ね合い、スポンサとの契約(A代表国内試合数のノルマ)、敵国カメルーンのベスト(に近いメンバ)での来日などが錯綜し、前後の日に移しようがなかったと言う事らしい。大分九州石油ドームで行なわれるA代表カメルーン戦は18時40分にキックオフ。そして国立で行なわれる五輪代表ベトナム戦は20時30分にキックオフ。一応、TV桟敷にいる人は、この2試合を連続して堪能できる時間割となった。これにより、TV局(及びそこにつながるスポンサ)への最低限の配慮を行なったと言う事だろうか。
しかし、実際に競技場に向かおうとする人間には、配慮は一切ない。
学校の夏休みシーズンとは言え、平日の18時40分にキックオフに間に合うように大分市郊外の九石ドームに人々は向かわなければならない。通常平日の試合のキックオフは19時、あるいはそれ以降が常識だが、この20分の差は非常に大きいものになる。キックオフに間に合うためには結構な苦労が必要になるだろう。
一方の東京のど真ん中とは言え、22時30分近くになってからの帰宅は多くの人に相当な負担をかけるだろう。帰宅が午前様になる事を憂慮して、普通の職業人や親子連れ(こちらはせっかくの夏休みながらと言う事になるな)も、観戦を諦める事になるかもしれない。重要な五輪最終予選の初戦であり、できるだけの大観衆で若者達をサポートしたい所ではあるのだが。
さらに両方ともリアルタイムで観戦したいと考える向きは、観戦そのものを諦め、自宅やサッカーバーでの観戦を選択する可能性もある。それとも、国立の観衆は試合前にオーロラビジョンでカメルーン戦を観戦できるのだろうか。まさかそんな訳にはいくまい。伊野波たちがウォーミングアップをしようとする時に、映像でA代表の試合を流す事は事実上不可能だ。逆に九石の試合後に五輪予選の映像を流しても、皆帰宅時間が気になってしまうだろう。
結局、今の日本のトップレベルのサッカー界の日程計画は破綻しているのだ。
7月にはアジアカップがある。オシム氏が直前まで続くJ1に嘆息している事は、各種報道で知られた事。そして、日本が3連覇を遂げようが失敗しようが、選手たちはもう代表に関しては、それでお腹一杯のはず。8月のJリーグの合間に代表戦をするモチベーションがはたらくだろうか。3年前にアジアを制した直後に、アルゼンチン戦がセットされ、およそ選手たちのモチベーションが上がらなかったのを思い出す。まして、五輪代表戦とバッティングしているのだから、若手の抜擢と言う手段も取りづらい。いや、見る方だって(ちょうど五輪本大会も同時進行だった事もあるが)気分は乗らなかった。その反省はどこに行ったのだろうか。現実的には、国内代表試合のスポンサと年間試合数の契約があるために、どうしてもこのタイミングでもA代表の国際試合を行なわなければならず、かつオシム氏が敵にベストに近いメンバでの来日を望む事から、このような試合設定になったのだろう。
ただし、誤解しないで欲しいが、私はこれらの国際試合の開催頻度を必ずしも全否定はしない。現実的にオシム氏はここまで、アジアカップのグループリーグに加え、トリニダードトバコ、ガーナ、ペルー、モンテネグロ、コロンビアと戦った国内での強化試合を実に巧く使い(かつ観客にもアピールしながら)チームを強化してきている。また、これらの試合を我々サポータも愉しんで観戦させてもらった。8月の国際試合開催の是非はさておき、常時国際試合を組むのは、強化のためにもファンサービスのためにも重要だとは思う。
とすれば、いつも言っている事だが、J1のチーム数を減らす事、天皇杯の日程を根本から見直す事の2点を真剣に考えなければならないと思う。
「J1のチーム数を減らすべし」と主張すると「それは安易ではないか」とコメントを下さる方も多い。しかし、クラブがJ2に落ちたところで「この世の終わり」でない事は、数年前に浦和レッズが証明している。また日本中にJを目指すクラブが多数登場している以上、そろそろJ3を含めた下位リーグの制度設計を考えなければならない。とすれば、現実的に日程が破綻しているのだから、J1のチーム数を減らす事は有力な選択肢のはずだ(逆にリーグ戦を優先させ代表の強化日数を減らすべしと言う意見もあるだろう。これは議論に値しよう。私は上記したように代表の強化期間は今程度は必要ではないかと思っているが)。
またリーグ戦終了後、天皇杯が1ヶ月継続し貴重なシーズンオフ期間が曖昧になっているのも、日程を苦しくしている主要因である。現実的にアジアのタイトルマッチが3月上旬から行なわれる以上は、12月上旬でリーグ終了と共にオフにすべきだろう。入替戦及び拡大トヨタカップ(日本で開催される、あるいは他国開催でも日本のクラブが出場する)がシーズン終了を飾るのは、座りは決して悪くない(ここでも、欧州に合わせ秋−春のシーズンにすると言う意見もあるだろう、しかし北海道、東北、北陸の冬季の気候を考慮すれば、これは現実的でない方策だと思う)。
それとも日本協会は、1年が13ヶ月に増えるのを待っているとでも言うのだろうか。









個人的にはナビスコの大会方式を見直してほしいです。J1J2の全クラブ出場にしてノックアウト方式なりホームアンドアウェー方式なりでトーナメントにするのがいいと思います。
J2に落ちて、この世の終わりにならなかったのは、
浦和だからこそな気もします。
J1のチームと言えどクラブのみで安定感のある
経営が出来ているのは浦和位なものでは?
世界のカレンダーが秋―春で、日本は違う以上
今のまま、各クラブの経営が安定するまでは変わりようがないと。
まあ、詳しく知ってる訳じゃ無いですけど。
今、オシム監督が韓国代表監督と同じように、14日前から拘束できるFIFAルールを持ち出してきたら、2節も代表選手抜きのJリーグが行われる事になったような・・・。
ちょっと酷すぎないか?
韓国代表のソースはこれ
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/06/23/03.html
全体的なレベルアップにはちょうどいいんじゃないですか。
一時的にレベルが落ちても層の厚さには繋がると思うし
今、簡単に引退してしまってる選手や大学に行かざるをえなかった
若い才能の働き場所が生まれる事になるんじゃないかと。
上澄みだけすくって後は捨てるみたいな考えかただと
本当の意味でのレベルアップは望めないんじゃないですか。
まだ日本式のプロクラブの作り方のセオリーみたいなものも出来てないし。
ゼロックスはスポンサーとの兼ね合いもあるから、
簡単にはいかないでしょうが。
J1を18チームで維持するなら、UEFAで言うところの
カップ戦になりえるA3は考慮の余地ありですかねぇ。
ヨーロッパをモデルにするなら、今後もキツキツの
日程には我慢するしかない。
世界とカレンダーを気候的に合わせようがないなら
独自モデル作るしかない気がします。
湘南とかを見れば分かる。あれでも一時はアジアを制したチームなんですよ。
単純にナビスコ杯さえ無くせば問題は無くなる。
オールスターの廃止、天皇杯の前倒し、ナビスコ決勝Tの一発勝負化といったところから始めるのが現実的ではないでしょうかね。
日本中に登場しているのはあくまで「Jを目指すクラブ」であって、「J(たとえ3部でも)でやっていけるクラブ」ではないと思います。現行J2の下位クラブでも経営は青息吐息なのに、もうひとつ下のカテゴリーの経済的ビジョンを立てることはできないでしょう。
何人かの方もコメントされていますが、ナビスコ杯の見直し、いわゆるベストメンバー規定の見直し、天皇杯日程の前倒し、Jオールスターの廃止、国際親善試合の国内開催数削減など、チーム数を議論する前にやれることはたくさんあります。
GL6試合を2試合まで減らすというのはリーグ戦で2チーム減と同効果があるのですから
冬にやるよりも夏のほうが良いと言えますか?
商売なんだからそれを乗り越えろと言うならば、Jリーグなんてどうだっていいんじゃないですか。
なら、1メートル以上の雪の中を1キロでも2キロでも走ってみればいいんでない?
代表に選ばれるような選手はもちろんチームでも中心であるわけで、遠藤保仁選手なんかも今年は
ナビスコ1試合除くと残り全試合90分出場です。中2日の試合なんてもう見た目にパフォーマンスが落ちています。
西野監督も「今はサポーターも目が肥えてきていますので下手な試合はできない」と言ってますし
せめて選手のコンディションが調整できる期間を空けて試合を行うべきだと思います。
同じ値段でネタの質が悪ければ、すし屋の客も離れるってもんですよ。
J1を目指すチームのサポーターとしては
聞き捨てならない発言です。
しかし日本サッカー全体をお考えになる
お立場?、もしくは、熱烈な代表サポとして
は、当然なのでしょうね。
ただ、武藤さんが、ベガサポと名乗るのは、
おやめいただきたいものですな。
萬代に是非期待したいですね、ベガサポさん
挑戦的なコメントに対する理想的な返し方ですね。
感服しました。