6回連続出場、3回目の2次ラウンド進出成功。
3度の2次ラウンド進出は、アジア史上初めてのはずで、何とも誇らしい。サッカーに浸り切って40余年、私達はとうとうここまで来たのだ。
だからこそ、このベルギー戦は勝たなければならない。何としてもベスト8に進出すると言う、新たな成功体験を積むのだ。当たり前の話だが、ベスト8に進出するためには、ベスト16にまで到達するのが必要だ。そして、その必要条件を満たすまでが、いかに大変かと言うことを、我々は存分に経験している。そして、今回はその大変なことの実現に成功したのだ。この好機を活かさずしてどうするのだ。
確かにベルギーは強かろう。けれども、1次ラウンドを見た限りでは、各選手が圧倒的な個人能力の高さを誇るが、その連動性は十分にはしあがっていないように思えた。
いつものことだが、各選手が丁寧に位置取りを修正し続け、身体を張り、粘り強く対応することで、敵に提供する好機の数を減らすこと。柴崎に前を向かせる工夫を重ね、大迫が受けやすい状況を作り、乾と長友、原口と酒井宏樹を連動させること。これらをやり続ければ、活路は必ず開けるはずだ。
また、歴史的にベルギーとの相性はよいのだ。記憶頼りだが、敗れたのは昨年が初めてのはず。岡田氏の時はキリンカップで大差で、ザッケローニ氏の時には敵地で、それぞれ勝利している。もちろん、当時とはメンバが随分と異なるが、歴史的に見ても、我々の欧州国との相性は、南米よりは悪くないのだ。
ポーランド戦の終盤の戦い方が議論となっていると言う。これはこれで、けっこうなことだ。我々の論点はただ一つで、「セネガルが同点とするリスクをどう見たか」と言うことのみだ。私は現場にいて、セネガルの試合はスコア以外は何もわからず、西野氏の判断の是非をどうこう言える立場ではなかった。しかし、西野氏はしっかりと結果をつかんだ。現場の責任者が、己のリスクを掛け、その賭けに勝ったのだ。見事なものではないか。
ただ、我々サッカー狂とは異なる方々が、異なる視点でものを語るのは理解できなくはない。彼らは、我々と異なり、サッカー狂ではないのだから、「これでは面白くない」とか「このやり方が公正なのか」など、我々とは異なる視点からの意見もあるのだろう。多様な意見があるからこそ、世の中はおもしろいのだ。そして、ワールドカップと言う世界最高のお祭りは、このような多様なものの見方をする方をたくさん集めることができる。結構なことではないか。
彼らが、この機会にサッカーと言う底なし沼の魅力を持つ娯楽に触れてくれればそれでよい。そのうち何人かは、この底なし沼にはまってくれるかもしれないし。
また、大会直前の監督人事についても触れておこう。
私はあの更迭劇は、何ら合理性はなかったものと考えている。だからと言って、ここまでの西野氏の手腕を否定するのはおかしいだろう。確かに、ポーランド戦終盤、他力本願に追い込まれたのは、残念だった。けれども、いくつかの幸運をしっかりつかみ、不運を丹念にはね返し、西野氏はここまで我々を導いてくれた。これ以上、西野氏に何を望むのか。
以前よりしつこく述べて来たように、私は西野氏が大嫌いだ。だからこそ、この2次ラウンド進出と言う偉業を成し遂げてくれたことに対し、心より土下座し、感謝の念を捧げたいと思っている。この土下座行為については、大会後じっくりと作文したい。
ロストフ・ナ・ドヌと言う都市は、ドン川がアゾフ海に流れ込む河口近くの湿地帯。ロシアと言うよりは、地中海世界を思わす、キラキラした輝きにあふれる都市だ。
この美しい都市で、我々は偉業を達成する。そのスタジアムの片隅にいられることに、興奮を禁じ得ない。私は今から、長谷部とその仲間たちと共に戦い、歴史の一員となる。
それと解説者の戸田和幸はハリルが過去に外国を指揮した試合を全部見た結果「こいつには引き出しが全くない」ということを言っていた。
だからこそ、某ドイツメーカーと無縁かつ、ハリルからの信頼も厚いはずの大迫が「最近のハリルジャパンの雰囲気は最悪だった」と公言して憚らない状態になっていた。はっきり言ってハリルも介錯されてラッキーだと思ってるんじゃないかと思う。田嶋会長の判断は間違ってなかったと思う。
しかしだからと言って(ハリルよりはマシにしても)西野監督のことを全肯定は出来ない。結局控え扱いしていた香川乾コンビをギリギリで昇格させたことで救われただけなので、ポーランド戦は極めて不出来だったし、ベルギー戦の後半に切るカードは極めて乏しくなっていた。23人のほとんどの選手が何の役にも立たなかった。例えば香川乾の控えに柴崎清武を控えさせておくとかがあっても良かった。
2010年の岡田監督も直前の路線変更があったけど、大久保松井遠藤阿部の控えを作っておくなどまだきちんと準備されていたと思う。それが結局2010年=2勝1敗1分、2018年=1勝2敗1分に現れてしまった。
いい戦いを見せて貰ったという思いとともに、とても残念というしかない。
プランAとプランBを用意。その両方に対応出来る23人を選出。直前でプランBで戦うことを決意。決勝Tの試合も120分戦い抜いて負けなかった。
西野監督
プランAだけを用意。プランAの中の序列を直前で慌てて変更。GL最終戦を捨て試合に出来る僥倖、そして決勝Tも後半2点リードする僥倖があったにも関わらずガス欠を起こして敗戦。
博打を打たねばならないって状況になっているのがそもそも負けだったんじゃないかと
次はもうちょっと上手くやろうぜ
「誰が見ても」、「誰々がこう言っていたから」
ハリルは駄目だったと言う
しかしそれらは自説を補強する材料であって、論拠たる自説がどこにもない
それで誰かを納得させられるというのか、理解に苦しむ
代表監督の能力というのは結局は成果で語られるべきであって
例えばテストマッチでの結果は興行的には問題かもしれないが、手腕を問う材料にはならないし、するべきではない
テストマッチでの勝率にノルマを課したりするのはある意味監督の手を縛る行為だからだ
しかし、今回日本サッカー協会はそれをやった節がある
だからあちこちから批判が生じた
ハリルはワールドカップ予選突破という成果をもたらした
そして協会は本番も同監督でいくと一旦は決定をした
その功労者を外すにはそれ相応の理由が必要な筈のだが、いまだにきちんとした説明をしている人を見たことがない
田嶋氏がハリルをダメだと「気付いた」なら、そのように説明すれば良かった筈だ
田嶋氏がハリルより指導者としての見識や実績が上なのかどうかはさておいて、人事権を持った人間のそれが責任というものだ
けれど彼の解任の理由は選手とのコミュニケーションというあやふやなものであったから、不合理と批判されている
ハリルが駄目と考えるなら、まずその論拠をのべていただきたい
誰かがそう言っていたとか、見るからにとか、状況証拠だけで勝手に有罪認定されても、なんの納得も得心もない
は?説明してるだろ。日本語読めない?
>しかしそれらは自説を補強する材料であって、論拠たる自説がどこにもない
充分だろ。
成果とか言ってるけど、その予選通過という成果を挙げた大黒柱である今野や井手口を欠いては展望が全くないでしょ。
別にハリルを全否定してるわけじゃないよ「予選期間中のような戦力があればまだワンチャンあったかもね」程度までなら別に否定してない。
それすら許さず全肯定しなきゃ発狂する君らの方が頭おかしいんじゃないの?そこまで盲信するなら「補強」でもなんでもいいから提示すべき。ただし脳内ソースはいらんぞ。
外部から見ても今野や井手口の代わりになるような選手を発見できてないのは明らかだった。
また、8年前の岡田監督はオシムの戦術を引き継いで悲惨な結果を出し続けていたが、マリノス時代を知ってれば、プランBというかそっちが本番だというのは容易に想像できたこと。ハリルの場合、プランBを持ってそうには見えないというのがハリルの試合を見た戸田和幸の分析結果。もしそれが違うと言うのなら聞こうじゃないか。当然戸田以上にハリルの試合を見てるんだろうな?
田嶋会長の説明はヘタクソで意味不明で最悪だったことは全面的に同意するけど、判断自体は正しかった。
↓
>しかしそれらは自説を補強する材料であって、論拠たる自説がどこにもない
「自説を補強する材料」=「論拠」
じゃないの?
「論拠たる自説」ってなに?