2019年10月20日

ラグビー南アフリカ戦前夜2019年

 オールブラックスとイングランドの強さを目の当たりにした準々決勝初日。いよいよ、スプリングボックス戦が近づいてきた。あまり書いたことがなかったが、結構本業では、南アフリカと縁があり、知己も少なくない。たまたまだが、先週同国から親しい同僚が来日しており、「スコットランドに勝ったら、いよいよだね」とお互いに盛り上がった後に、「4年前のようにはいきませんよ」、「いやいや、アイルランド戦見たらわかるけど、我々の戦闘能力は4年前をはるかに超えているよ」、「ええ、本当にアイルランド戦すこかったですよね」などと、盛り上がったものだ。
 確かに、4年前とはまったく違う。明日のスプリングボックスは、何ら油断することなく、ホームグラウンドで圧倒的な我々の声援を受けるチェリーブロッサムズと戦う準備をしている。さらに先方は、10/8にカナダに完勝した後、中11日をかけて調整してきている。
 一方、ジャパンは先週のスコットランド戦の死闘から、中6日。具智元をはじめとした負傷者、疲労の色が顕著だったリーチマイケルらが、どこまで回復してくれているか。ただ、私は必ずしも、この試合間隔は、そう不利にはたらかないとも思っている。いわゆるティア1国とのテストマッチの機会が少ないジャパンにとって、この本大会のアイルランド戦、スコットランド戦の経験は、そのままチームの強化につながったと思っているから。コンディションコーチが適格な負荷を、ドクターが適切な医療を提供してくれれば、タフな試合感覚を維持して、この難敵と戦えると思うのだ。

 幾度か語っているが、私の息子は高校に入った折に、サッカーからラグビーに転向した。そして、つい最近まで現役ラガーだったこともあり、いわゆる選手枠で今大会のチケットをしっかりと押さえてくれた(カネは私が払ったw)。4年前に南アフリカに勝った時の坊主のふるまいも中々だったが、今大会の狂乱ぶりは、親バカとしては実に嬉しい。また、アイルランド戦、サモア戦を共に観戦し、応援をリードする楽しさを、それなりに指南できたw。そして、ジャパンの残り3試合も、坊主と応援できるのは大いなる楽しみだ。

 と、強気で語ってはいるが、スプリングボックスは強い。正直、当方が勝つ確率は40%くらいだろうか。
 続く準決勝、ウェールズが来る確率は80%、これに勝つのが50%。フランスが来たら70%は勝てるのではないか。
そして、エディーのオッサンが何か仕掛けてくるから、アイルランドに完勝したオールブラックスもそう簡単に勝てないだろう。オールブラックスが来る確率が60%で、こちらに勝つ確率は10%、くらいかな。一方でイングランドだったら、20%くらい。以上より、日本の優勝確率を計算すると
0.4×(0.8×0.5+0.2×0.7)×(0.6×0.1+0.4×0.2)=約0.03、つまり約3%と言う予測となった。
 で、いま25歳の坊主に説教しているわけですよ。坊主があと60年くらい生きるとしたら、あと15回ラグビーワールドカップを体験できる。果たして、ジャパンがあと3試合残して、世界一になる確率が3%あるなんてことが、もう1度あり得るだろうか。そう考えると、坊主の人生で最大のチャンスが眼前にあるのではないか、そして、この3%と言う驚異的な高確率を少しでも高めるために、我々は全知全霊を傾けて応援しなければならない、と。

 と言うことで、明日は親子仲よく、「ニッポン!チャ!チャ!チャ!」。いや、明日だけじゃない、あと3つ。
posted by 武藤文雄 at 01:26| Comment(0) | サッカー外 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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