バレーの得点力と言うかシュートの精度と強さは凄かった(トリニータDF上本?の位置取りにも問題があったのかもしれないが)。しかし、あんな得点がロスタイムに入るか?
で、色々な事を考えた。
まず、優勝争い。何としてもレッズについて行きたいガンバとしては、あのまま引き分けに終わると1試合少ない段階で、レッズと勝ち点5差になるところだった。結果的に翌日に試合があるレッズには相当なプレッシャを与えるのに成功。3日に控えるACLの準決勝への対応を含め、レッズにはショッキングなロスタイムと言えるかもしれない。10月上旬はACLを戦うレッズにとって厳しい日程だが、中旬になるとナビスコを戦うガンバに厳しい日程となる。その意味からも、あまりに貴重なロスタイム得点と言う事になった訳だ。
続いて残留争い。1部残留の星勘定から何としてでも勝ち点を確保したいトリニータ。ハーフタイムに、シャムスカ氏は攻撃の切り札梅崎をDFに交代、後半は勝ち点1を死守する狙いを明らかにした。遠藤の動きが今一歩だったガンバの攻撃が今一歩切れ味を欠いた事もあり、巧みに守り切った感があったのだが。残留争いも、横浜FCの陥落がほぼ決まり、FC東京とジェフが連勝で抜け出しつつある状況で、トリニータは残る降格枠にはまるリスクはまだ低くない(私の予想が改めて当たらない事に感心したりして)。この状況で、敵地ガンバ戦での勝ち点1獲得が濃厚だっただけにショックは大きかろう。魔術師シャムスカ氏の次なるカードはどうなるのか。
この試合が、相互に絡み合い中々点が入らない難しい試合となったのは、明神とホベルトと言うリーグ屈指の「刈り取り屋」が、実力を発揮したからだった。それにしても、明神は相変わらず元気だな。この日のガンバの好機の多くは、明神の鋭い出足によるインタセプトによるものだった。毎回毎回しつこいが、もう1回代表で見てみたい。一方のホベルトも何とも落ち着いた対応で中盤でボールを押える妙技は相変わらず。経緯はよくわからないが、ベガルタサポータとしてはアビスパがこの選手との契約を継続しなかった事を喜ぶしかないな。
で、改めて感じるのは、ブラジルと日本の「サッカー力」の差の大きさ。「何を当たり前の事を今さら」と言われるだろうが、バレーと言いホベルトと言い(いやエジミウソンもシジクレイもですが)本当にいい選手だ。しかし、彼らのレベルはセレソンに引っ掛かるかどうかと言うレベルだろう。どうしてブラジルと言う国は、あれだけよい選手を大量に育む事ができるのだろうか(いや、アルゼンチンも同様かもしれませんが、ブラジル人に比べると日本国内で活躍した選手は少ないのですよね)。あのような点の入り方を見ると、改めて当たり前の事を考えてしまった次第。
それにしても、決勝点。映像を見る限りでは、シジクレイと競り合って一緒に転倒した森重に当たったこぼれ球が、バレーに流れたように見えた。正に偶然としか言いようのない得点ではないか。サッカーと言うのは、そう言うものなのだなと、これまた改めて感じ入った。
磐田戦の「同点弾」にも相当シビれましたが。
というわけで、2戦続けてロスタイムのバレーに助けられてるわけですが、遠藤、二川、家長あたりにキレが戻らないと同じなような厳しい戦いが続きそうです。
ご指摘ありがとうございました。修正いたしました。レッズはレッズでポンテの終盤の一撃で勝った模様で、強力なブラジル人タレントの存在は、やはりいずれのクラブでも大きいですねえ。
バレー、ワシントン、ポンテ、マグノ・アウベス、ウェズレイ、ルーカス、シルビーニョ、マルシオ・リシャルデス、ジュニーニョ、マギヌン、フェルナンジーニョ、マルキーニョス、ホベルト、フランサ、フッキ・・・なんなんですかね、この国は。
4年間停滞していた世代交代の適切な流れがようやく動き出して1年経ったばかりですからね。
いわゆる黄金世代とそこから下の世代は大変でしょう。
あと監督も。
でもやらなきゃならないわけで、
無理矢理でも進めなきゃいけない状況になってしまっていることを、
もうちょっといろんな人に酌んでもらいたいところではあります。
馬鹿だなあ。
世代交代とかそんなん大変でもなんでもないじゃん。
しかもオシムは別に若いの使ってるわけでもなし。
今のアーセナルみたいな年齢層ならわかるけど。
18〜22までは若手、23〜27までは中堅、28〜はベテ
ランになると思います。
それを考えると、アテネ世代も十分に中堅であり、来年は
ベテランの域に達する所謂“古井戸世代”と考えます。
ですので、オシムの代表の若返りは今だ行なわれず、前
代表からこぼれた落穂拾いの段階かなと。
能力云々でなく監督の趣味の問題。趣味で選手を選ぶ権
利が代表監督には有り、その代わりに結果を残す義務も
有る訳ですが。
ただ、若年層のうちから代表戦に慣れてないと、二足のわ
らじ生活で心身ともに疲れるような気がします。順応力は
若い方が有るわけですから。
ガンバの肝臓をやってしまった遠藤は当然ながら疲れやす
いのですが、この頃の橋本のキレの無さを見るにつけ、そう
思います。そして、遠藤と橋本の疲労とともにガンバは下降
線を辿っていると考えております。
この時点で浦和と勝ち点6というのは、相当に厳しい差だと
思います。浦和はいつものように負けないサッカーをするた
め、去年までやり慣れたリアクションサッカーに徹すれば良
いのですから。
よろしければ簡単にできる世代交代のススメをご教授願いませんでしょうか?
是非ともそれに苦しんでるマイチームに教えたいのです。
どうかよろしくお願いします。><
単にU-20やU-23の招集がバッティングしてしまっているからですよ。
それがなきゃもっと選ばれているだろうし、実際に去年なんかは選んでましたよね。
オシム監督も武藤さんも不満をこぼしていましたが、
それにしてもバッティングしたところでA代表に選べばいいんですけどね。