2007年11月15日

五輪予選敵地ベトナム戦近づく

 約1ヶ月前に信じ難い逆転負けを喫した五輪代表。敵地ベトナム戦が近づいてきた。
 これまでの試合内容を思い起こせば、ベトナムはもちろん、サウジだろうがカタールだろうが、戦闘能力では格段に日本が高いのは間違いない。それなのに、どうしてここまで勝ち点が伸びないのか。いや、得点が入らないのか。
 これまで散々と、反町氏のチーム作りへの疑問を論じてきた。就任時に、過去の実績によりこれだけ期待されながら、悪い方に期待を裏切ってきた監督は珍しい。不可解なメンバ半固定、Jで実績のある選手を重要視しない選手選考、唐突に2軍のみ、あるいは3軍のみで戦う、これらの愚策を続け、貴重な準備期間を浪費し、ついにここまで来てしまった感がある。
 さらにここに来てFWの大量召集。これもイヤな雰囲気を感じる。先日の国立カタール戦をちょっと思い出したのだ。あの試合、梶山のヘディングで先制後もボールをしっかりキープしていた日本。負傷した梶山に代えて青山敏を起用後、本田拓が警告2枚で退場処分を食らう。その時点でベンチに残っていたのは、GKの林、CBの小林、サイドバックの安田、その他はFWの平山、岡崎、李だった。サイドバックとは言え、安田は攻撃要員だから、実質的な守備要員は小林1人しかいなかった。水野に代えて中盤もできる小林をボランチに起用し穴を埋め、何とか逃げ切った訳だが、この控えメンバ構成は不思議だった。
 ドイスボランチの負傷とレッドカードは予想外の事態だから、守備的な選手がベンチに足りないのは仕方が無かったかもしれない。あの試合も勝たなければならなかったのは確かだから、攻撃的なリザーブ選手を大目に入れておくのも当然の事だ。けれども、何故FWを3枚入れておく必要があったのだろうか。水野や柏木や家長に代えて次々にFWを起用した方が点が入るとでも言うのだろうか。
 で、今回のFW大量召集も釈然としない。言うまでもないが、この五輪代表が得点力不足に悩んでいるのはFWの人数が足りないためではない。攻撃ラインの選手に明確な連動が少ないのが問題なのだ。例えば、右サイドを水野が切り裂いた時に中央の若森島なり平山がどうボールを受けるか、逆サイドの本田圭や後方から上がってくる柏木や梶山がどこに入るか。そのような共通理解が足りないため、敵陣近くでの攻撃が単調になってしまうのだ。そのような共通理解を作り上げるための時間がたっぷりあったに、浪費してしまったのが問題なのだ。

 と言って、過ぎた時は還ってこない。また乗っていた安田の離脱も残念だ。
 幸い、戦闘能力は圧倒的に優れている。当たり前に前線からプレスをかけ、早い展開で両翼にボールをつなぎ、クロスが上がる場面には必ず3人が敵陣に進出するように共通理解を持って戦うだけで、状況は改善されるはず。その上で、水野なり柏木なり本田圭が状況を見て中央突破を交える。そのように攻めれば、いくら敵地でも相当数の決定機を作れるだろう。このチームの最大の特長である水本、青山直の2枚看板はベトナムの逆襲をハンマーでつぶすように防いでくれるだろう。そうすれば敵地とは言え、3点差以上で勝てるのではないか。最終戦は、サウジ−カタールの結果を見てから考えてもよいのだし。

 非常に緊迫感のある愉しい状況にはなったが、戦闘能力を考えれば、やはり楽観的にならざるを得ないのだ。
posted by 武藤文雄 at 23:50| Comment(1) | TrackBack(2) | 五輪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
梶山と本田拓がいないから勝てるでしょ
あの二人がネックだったと思います
Posted by 352 at 2007年11月16日 08:33
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