この週末。ベガルタはついに「流れの中からの得点」で勝利した。無得点→自殺点→PK→CK→流れの中からの得点、と5試合で着実に進歩。ホーム勝率10割、4位、悪くない位置取りである(首位のサンフレッチェ、1つ下の5位のサンガ、それぞれが1試合少ないとか、そういう事もあるのだけれども)。来週は三ツ沢、じゃなかったニッパツ競技場で、あの都並氏率いる横浜FC戦。私も参戦可能だし、何とも愉しみだ。
J1も、レッズ、ガンバ、フロンターレなどの苦闘していた優勝候補チームが、初勝利。各チームとも「永遠の暗黒下」にいるように思っていたのだが、落ち着いて考えてみればまだ2試合しかしていなかったのだなと。長いリーグ戦はこれからだ。
で、改めて日本代表について。
繰り返すが、バーレーン戦は、内容も結果も酷い試合だった。こうなると怪しい報道が次々に登場する。選手達もそれなりに愚痴をこぼす。スタッフミーティングの情報が不可思議にリークされる。
我々サポータとしても、試合そのものの酷さを悩み、愚痴をこぼすのは、それはそれで愉しい。しかし、情報源も明らかでない報道に右往左往するは、いかがなものか。確かに、あのバーレーン戦同様の試合を6月も継続したら、3次予選突破は厳しくなるかもしれない。散々悪態を突いたが、実に酷い試合だっただから。しかし、6月の4試合で、あのような酷い試合が再現されるとも、とても思えないのだが。
もちろん、あのような内容も結果も酷い試合を演じた事に対して、現場統轄を担当している岡田氏の責任は免れ得まい。たとえ、直接的な要因が川口や阿部の個人的ミスだろうが、それが監督と言うシゴトである。そもそも、川口や阿部を使った事が岡田氏の責任なのだから。さらに言えば、「戦う気持ち」が欠如しているのではないかと言う不甲斐なさについても、岡田氏は責を負うべきだろう。代表チームの監督と言うのは、そのようなシゴトである。
また、タイ戦や中国戦で機能した4DFで戦うべきだったのではないかと、私も思う。しかし、遠藤の不振、高原の離脱、俊輔の日程調整不良、などを考慮すれば、勝ち点1確保を狙い守備的に戦うのも、一手段である事は否定しない。繰り返すが、川口のミスがなければ、勝ち点1を無事確保し、「つまらないが、リアルに勝ち点を獲得した試合」と評価された事だろう。しかし、そうならなかったのだから、それらの責を負うのは岡田氏なのだ。
しかし、私は南アフリカに向けて、岡田氏に対する支持を継続する。なぜか。簡単な話だ。岡田氏は実績があるからだ。
97年フランス予選。あの重苦しい状況で就任した岡田氏。ソウルでの韓国への完勝(まあ、先方は本大会出場を決めていたですが)、カザフ戦の大差の勝利、ジョホールバルでの美しい攻撃サッカーと七転八倒の末獲得した歓喜。フランス本大会でのアルゼンチンとクロアチアへの見事な抵抗。
コンサドーレJ1昇格。マリノスの2連覇。
これらの実績を否定する人は、Jリーグも日本サッカー界の歴史も否定すると言う事だ。
たとえば、「バーレーン戦の不首尾は、マリノス不振時の采配そのものだ」と論じる方に伺いたい。その前のマリノスでの2連覇はどうだったのだかと。マリノス2連覇以降、岡田氏が何がしかの理由で「劣化した」と説明してくれるだけでよい。
フランスでの岡田氏の采配を否定する人に伺いたい。あのアルゼンチンやクロアチアに勝つ有効な方策を具体的に述べて欲しい。ただし、城の代わりに呂比須起用などの戯言はやめてくれよ。呂比須は、アジア予選でも不用意なボールの奪われ方をして、直接の失点の要因になっていたのだから。
今野と阿部のCB起用を疑問視する人に伺いたい。では、準備期間がほとんどなかった状態で、誰を使うべきだったのか。水本については、私自身も散々非難したが、現状アレだ。まずは西野氏の信頼を取り戻してくれ。岩政は準備期間に負傷したのみならずゼロックスでの愚行。それとも、田中誠や松田を呼び戻す?それとも青山直や河本をいきなり抜擢する?
遠藤を外したのは私も驚いた。しかし、J開幕後の2試合、ACLの2試合、遠藤は明らかに疲労困憊だった。啓太、憲剛、山瀬と並べる事が、そう奇策だとは思えない。
繰り返すが、バーレーン戦の無様な結果と内容は岡田氏の責任である。今なお、腹は立っているし、不愉快極まりない。しかし、だからと言って、反町だ、ストイコビッチだと、語るほどの神経を、私は持っていないと言う事だけ。
2008年03月31日
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[サッカー] ベテランサッカージャーナリストが不安視する岡田監督のサッカーと発言
Excerpt: WEBサッカーマガジン|Keiichi Chinoの辛口コラム : 第399回 敗戦の責任をオシムさんに転嫁する 岡田発言に憤りと嫌悪感 NIKKEI NET(日経ネット)- 「日本サッカー世界への..
Weblog: 昨日の風はどんなのだっけ?
Tracked: 2008-04-04 17:45
俊輔
Excerpt: 私は岡田武史監督を支持し続ける や中国戦で機能した4DFで戦うべきだったのではな...
Weblog: やべの日記
Tracked: 2008-04-21 17:11









サンガはJ1で、5位はサガン鳥栖ですよ。ちなみに6位のアビスパも1試合少ないです。
ちなみに横浜FCvs仙台戦は、横浜FCが(サガン戦と同様)仙台の攻撃を殺す試合をすると予想します。
>遠藤「(先発落ちは)戦術のためと言われた。それで勝てればいいけどね」
という事で体調の問題ではないようです。
山瀬と今野は就任した時から重用するのは察しがついたので
戦術的とかそれ以前の問題だし、山瀬や今野は戦術理解能力低くないですか?
個人能力は高いけど組織で効果的な動きをする選手ではないですね。
オシムがちょっとずつ調教してたのになー・・・。
ま、岡田さんには元から期待してないので
さっさと経験豊富な外国人監督に替えて欲しいです。
個人的には大木さんのシステムも好きなのでやらしてみたかったですけど
A代表はプレッシャーが強すぎますから。
実際に、展開された試合は、これまでのオシム路線を放棄した、対バーレーン用に岡田監督が作ったものであったと思います。
戦術面で岡田監督の選択ミスがあった以上、過去の実績云々で納得できる範囲でならともかく、監督としての技量に懐疑的にならざるを得ません。
今後、前向きに岡田監督支持に同意できるような展開になればいいのですが。
ちなみに、私、名古屋ファンとしては、2022年までは、ピクシーは協会にはやれんのです。
岡田氏も「これからは俺のやり方で」と言い出し、例として「ゾーンディフェンス」などとピントはずれの話をしていましたが・・・。
問題は攻撃でしたよね。
それを守備の問題に摩り替えるのは岡田監督と同じレベルです。
「実績」を問題とするならば、よりすばらしい「実績」のある海外の監督は多くいるでしょう。
「6月まで時間がある」ならば、是非海外の監督候補から選出するべきですね。
でも、五輪チームではないので、A代表には河本よりも北本をお薦めします。戦える選手であることは保証します。
岡田不支持の一人として意見をいうと、彼が何をしたいのかが全く見えてこないと言うのが問題なんです。システムを突然変えたり、戦い方を変えたり、試行錯誤を否定するわけではありませんがそのほとんどが失敗してお粗末な試合内容となっている。現状「日本代表=つまらない」の図式が完全にできあがっていて、今回は結果も出なかった。
こういう時実績があれば安心できるのでしょうが、彼の実績はアジアレベルの域を超えていません。現状、「世界の中の日本を」、という期待に対して東アジアの日本レベルにまで落としてくれました。ホカニイイヒトイナインデスカ?
元々岡田監督を不審に思っていた人も多かったはずです。それを結果で黙らすのが岡田さんだったのに、あまりにひどすぎる内容と思わぬ敗戦。世界と戦おうという時に、けっして一流とは言えない日本人選手の指揮官に、一流でない日本人監督を擁立する意図が読めなくなります。
選手が一流でないならせめて監督は一流にすべきなのではないか、これだけ低調な試合が続けばそんな気分になるのも無理ないのではないのかと。日本だけがW杯を目指しているわけではないんですが。
ピクシーというのはたぶんやけくそでしょうけど。いやむしろピクシーが一番か、ゴールパフォの後ミスターと叫びたい。
中国での負傷まで責められたのでは岩政も立つ瀬がない。
だとしたら水本の召集はどうなのか?
そもそも中国に岩政を呼んだのは岡田氏本人である。
また、スリーバックへの移行理由としは説得力に欠ける。
問題なのは、鈴木、憲剛、山瀬が奇策だとは思わないが彼らだけでゲームを作れないという現実である。
あの敗戦にヒステリックになっているのではない。
格下に負けることはある。
だが、あの試合はあまりにも酷すぎた。
相対的にあのレベルの相手に、あれほど無様な内容は見たことが無い。
さらに決定的なのは試合後の岡田氏のコメントだ。
明らかにオシム時とは異なる指示だったことが洩れ聞こえるが、
彼の言い様は路線踏襲にあるといわんばかりだった。
フランスでの敗戦は妥当だったが、
彼のクラブキャリアは果たして期待できる実績だろうか?
いずれもドーピング的助っ人で成果は挙げているがその後の下降はいかがなものか?
彼が去る前後の状況が端的に示しているが…。
予選突破のみが目的であれば別だが、
日本サッカーがクラマーやオシムから得た様なものを
彼が与えられるとは到底思えない以上、
応急的処置とはいえ彼に拘り理由はない。
だから、岡田監督が駄目であることはないですが、確率的には、同じ轍を踏むかもしれない。
頼りは、98年度当時より、選手に経験値(多少の向上)があることくらいです。
予選はアジアは事実上、5枠あるので問題ないでしょう。
ただし、6月の三次予選は短期集中開催のため、強いか弱いか、出来が良いか悪いかではなく、いかに流れに乗れるかが鍵です。
あまり時間を置かなかった一方で、
韓国は今回の日本同様の時間を中東でとり、
コンディション調整に失敗したことがあったが、
協会は過去のそういった事例から学ぶ事がないのだろうか?
ただ世界において、岡田監督の実績はほとんど無いとは思います。
もし、岡田監督がJでの我がチームの監督になったとしたら、
かなり頼もしいですし、上るだけの我がチームをどこまで連れて行ってくれるか、
そういった期待感でいっぱいになれるでしょう。
ですが、代表監督としての岡田監督を考えた時、世界においては上るだけの我が日本代表を、
岡田監督がどこまで連れて行く事が出来るかは疑問符が付きます。
本大会に出場したとして、GL突破が出来るかどうか。
欧州や南米のサッカー強国にとっても、南アフリカは
なれないはずの土地、言わば中立国開催みたいなものですから、
そういった意味では、フランスやドイツ開催時よりも
突破は容易かもしれません。
それでも、バーレーン戦を見させられては疑問符は拭えないです。
武藤さんは、フランスW杯以上、出来ればGL突破が、岡田監督で可能と考えられますか?
もし可能と考えるなら根拠は何でしょうか?
現状が苦しいから、別の措置に安易に走りたく感ずるのは、それこそ逃げの考えじゃないの?
過去のW杯出場したケースで、一度も苦難がなかったり非難されなかったケースがあったか?
しかも、過去よりも今の方がアジアのレベルは差がなくなってきてるんだよ??
ただできれば、バーレーン戦の監督としての責任は「冷静に」受け止めてほしいですね。まあ、怪しげな伝聞報道かもしれないけど「高い授業料を払った」というのは疑問です。「高い授業料を払わせてしまった」が指揮官の発すべき言葉ではないかと。
それから、実績うんぬんというのは、あまり意味のない議論だと思います。それより、オシムとはこういうチームを作り・こういう戦い方をする監督だ、岡田はこういうチームの率い方をする監督だ、ということが大切なのでは。(もちろんそこで、どういう大会でどういうレベルのチームを率いたか、の「実績」は判断材料の1つになるとは思いますが)
そこで、岡田さんの「手腕」について国内トップレベルなのはなんとなくわかるのですが、「手法」がどうもわからないのです。守備ベースの人であり、それが先の「ゾーンディフェンス」発言に現れているのが想像できますが。
岡田さんの「手法」が、日本のサッカーを楽しいものにできるのかどうか、そこに関しては謎だらけ、です。
過去の実績でそれが覆るわけではない。
何より「俺はこういったサッカーをするのだ」というのを『言葉』ではなく、ピッチ上で見せて欲しかった。 緊急のリリーフ登板だからといっても、もう代表を率いて何試合目だ? ここに至って「俺流」とは、いくらなんでもそれはないだろう。
岡田監督についても、僕は同様の気持ちです。
Jリーグでの過去の実績は素晴らしいかもしれません。
でも、それは遠い過去の事です。
「遠い」と書いたのは、サッカーの世界は結構なスピードで変化しているからです。
たとえ数年であれ、監督業から遠ざかっていた人間に勤まるほど、代表監督は甘くはないと思います。
そんな思いの中で、あのバーレーン戦での、マリノス時代後期のようなグダグダな内容を見せられて、心穏やかでいられるはずがありません。
このまま、あの伸びしろも未来も感じさせない代表が、中途半端な成績で最終予選まで行ってしまうのが一番イヤです。
はやいとこ岡田監督には去って頂きたいです。
可能であれば、岡田さんに監督を依頼した川渕とセットで。
同感。
「環境」に一生懸命取り組んできたとか、サッカーとは無関係。
人格は認めるが、コーチ力とは無関係。
「Jリーグほとんど見てなかった」人に代表監督は??? まして外人じゃないんだから。
不満を吐いてる自分が焦ってるから、まともな見解が出来てない。
指揮官から与えられたタスクを選手達が疑問を持ちながら(最悪の場合はシラけながら)こなすようじゃ戦う以前の問題です。
そんななかで”リアリスト”岡田監督がどう立て直すか興味はあります。
ただ、それで立て直して予選を突破しても「世界を驚かす」という台詞は無かったことになるかもしれませんがw
とりあえずはお手並み拝見。
支持する支持しないはこの難局をどう乗り切るか見送った後ですな。
オマーンは過小評価すべきではない相手ですよ。
ここに不満をぶちまける事で精神安定を得てるとしか思えないコメントたち。
ここからです。
ただ岡ちゃんは確実にこの試合に臨むに当たって、甘かったですね。
どのみち俺流で行かざるを得ないんだから、
それを思い知らされる意味でも今回の敗戦が早い段階だったのが良かったと見るべきか。
そのうち、「岡田ジャパンがどのような結果になろうとも、日本人ならば結果に関係なく岡田氏と岡田ジャパンを支持するべきだ」、というような、岡田批判がタブー視され、封殺されるような状況に陥らないように願うばかりです。しかし早くも現時点において、そのような動きは一部で出てきているようです。
勝つために勝ち点を取るために自分が何をすべきかもがいてる姿がせめて見たかったです。
マリノスのV2やフランスで日本を率いて戦ったことを引き合いに出して「実績のある監督が岡田しかいなかっただろ」と言われれば「ああ、そうなんですか」とでも言っておきましょうか。
見解の違いですから。
オシムを引き継ぐ人材として「旧ユーゴ系の若手指導者」を日本代表監督に出来ないものか、と思っていた人間としては「岡田しかいない」というのは「後ろ向きの選択」としか思えないので。
我ながら本当に心が狭いとも思いますが、代表監督に就任してからここまでの岡田氏の言動も決して美しいものには見えないので、まあいいかなと思ってます。
今度は「岡田をクビにしろ」と言う
なんだか、トルシエをバッシングしてたマスコミを思い出します
ジーコも初戦は「黄金の中盤」とか言っていました
みなさん「攻撃サッカー」と浮かれていました
でも、徐々に変化し、守備を重くみた布陣で臨むようになりましたよね
岡田監督にもそういう変化を期待しましょう
今クビにしたら「日本はすぐに監督をクビにする」というイメージしかつきません
そんな国にはたして、名監督が来たがるでしょうか?
私は来ないと思いますよ
それは無いでしょう。トルシエ、ジーコはそれぞれ4年を全うしましたし、オシムも契約を切られたのは病気が原因ですから。むしろジーコの時を考えれば、状況が悪くなっても、会長の顔色を伺ってばかりで何もできない協会とは、言えると思います。
劣化というか混乱してるように見えましたね。
2連覇といっても2回目のセカンドは6位でしたしもうその頃から翳りがはじまってたような。
劣化というか混乱してるように見えましたね。
2連覇といっても2回目のセカンドは6位でしたしもうその頃から翳りがはじまってたような。
カズをはずしたこと。そのことによって城に責任を背負わせたこと。
経営状態が悪くなったと見るや、さっさと札幌を見捨てたこと。
マリノスで首になる前に自ら辞め、選手を見捨てたこと。
そして、あの顔。
思い込みや、うがった考えかもしれないが、
彼の美学は俺にはあわん。
人を指揮する人間のすることか?
いっそこのまま予選敗退して、バカ淵もとい川渕と一緒にいなくなってほしい。
この理論だと、もっと実績のある監督が海外には沢山いる。
監督も選手もいずれ劣化する。
それは、歴史が証明している。
常勝監督も、得点しつづけるFWも現実には、存在しない。
しかも、岡田の頭の中は2004年ぐらいで止っているかも・・。
まず、今野、阿部の2スッパーについて言えばありえない。
阿部が浦和でストッパーとして、やれているとは思えない。
時間がないなら、普通にマリノスのDF3人を代表で使えばよい。
べつに鹿島のDFラインを4枚並べても良い。
両者とも、少なくとも連携については無問題。
何故、守備的MFがストッパーになりえないか。
ひとつは、身長の問題。へットクリアの問題。
ふたつめはコースの切り方の問題。
はっきりいってDFは経験の要素が高い。
チームでやっていないことは、代表で出来るわけがない。
次に、攻撃面ではポストプレイヤーが欲しいなら大島でも連れて行けばよい。
山瀬が使えないのでなく、山瀬しか得点できないのだから
山瀬を中心にメンバーを組むべきである。
中途半端に川淵とオシムに迎合した岡田は日本サッカーのために
即刻、退任すべきである。
後任は、現状、シャムスカしか考えられない。
その中で、唯一かろうじて連携が取れていたのが遠藤と憲剛のコンビでした。
ただし、これはチームとして熟成されているとかではなく、あくまでこの二人の個人的な相性の良さから成立していたものでした。
更に、これはお互いがお互いを必要としているというよりは、憲剛が遠藤を必要としていた関係でした。
それを切り離してしまったのですから、まともなサッカーなど出来ようはずもありません。
そもそもバーレーン相手にカウンター合戦をしようとしたゲームプラン、残り時間が多いのに山岸を投入したこと(この時点で引き分け狙いに行ったと見えました)、
そして玉田と阿部を交替させたこと(パワープレーを考えるなら今野と交替させるべき)など、監督としての試合勘のようなものを磨耗させていたのではと思えます。
では時間が無かったのか?というと、年末から合宿の連続で、選手も代表専属状態。
試合もバーレーン戦までに本番を6試合、練習試合を数試合こなしています。
これは通常の代表の1年分ぐらいの密度はあったでしょう(少なくとも今年のガンバよりはるかに濃密だったはずです)。
それで試合を重ねるごとに酷くなって行き、あげくは前任者のせいにするのですから、選手やサポーターの心が離れても仕方ありませんよ。
少し時間経過の効果を借りて、改めて武藤さんと議論してみたかった為に、今更、飽和気味である岡田ジャパンについての見解をさせていただきます。
まず、私は現在の岡田ジャパンを否定する立場であります。
理由はたったの2つです。
1つ目は、2010年をJFAとサポーターが託したのはオシム氏とオシムサッカーであるという理由です。これは、生死を彷徨い回復途中のオシム氏を監督に、という話ではありません。
オシム氏が倒れた時にオシムサッカーを継承できる人物・体制で臨む事が日本という国の道義であるという見解です。
これについては、JFAの義を欠いた姿勢で現在に至っていると理解しており、ここでは割愛させていただきます。
2つ目の理由は、岡田監督のサッカーが現在の日本サッカーに必要なサッカーではないという論点からです。
1998年W杯で日本は世界という扉をノックしました。
その時の岡田ジャパンの戦績を僅差での善戦ととるか、永遠に埋まらない1点差ととるかは判断に拠ります。
その後の日本は欧州の戦術で戦い世界への手応えを錯覚して、タレントで臨んだ前回大会で世界と戦う為の根本的なマインドチェンジを迫られたと理解しております。
そして現在必要なのは、日本オリジナルのサッカーで世界に再び挑むという経験なのだと思います。
これはオシム氏に感化されたのではなく、必然の流れです。
確かに、オシム氏の提唱するコンセプトが的を得ていたのと技術委員会も認める氏の中長期の基礎能力の底上げプランも秀逸であった為に我々はオシムサッカーへ現在と少し先の未来を投資した筈です。
その道半ばで、全くコンセプトの違うサッカーに転換するのは許容できない愚行です。
確かに、岡田監督のサッカー理論は世界で通用する要素があります。
しかし、それは守りを固めて、相手の長所を徹底的に消すというリアクションサッカーであり、それにより、南アフリカで再度世界と数字上は競り合った僅差での敗退を演じる事ができても、現在必要な日本オリジナルサッカーの構築が更に4年遅れるだけです。
日本は今、『受動』ではなく『能動』の独自のサッカーを経験する時なのです。
それにより、再度世界に弾き返されたとしても、それが日本サッカーの進む道であり、その時に初めて岡田サッカーのようなリアクションサッカーが次の必然となるかもしれません。
長くなりましたが、かなり端折っておりますので、誤解は覚悟の上です。
長く日本サッカーを観られてきた武藤さんに、是非、御意見をいただきたいと思います。
この文章が埋もれた場合も覚悟の上です。
余談ですが、先のバーレーン戦が1997年10月の岡田ジャパン初陣のウズベキスタン戦にそっくりであったのに何か因縁を感じました。
少しサイドの相馬・奈良橋は下がり気味でしたが、中田を外しての3-4-1-2といい、後半の3トップへの移行といい不思議な感覚でした。
予選全体の結果も輪廻してくれるよう祈ります。