昨日も触れたが、この試合は、鈴木淳対加藤久と言う、私にとってあまりに深い思いの対決である。したがって、試合内容そのものや2人に対する思いを対比して文章を書きたかった。しかし、久さん本人まで大爆発してしまって退席処分を食らう試合について、冷静なフリをして文章を書く訳にもいくまい。これは後期の対決での宿題としたい。
と言う事で、3選手退場、久さん退席について。
結論から言って、私は主審の佐藤隆治氏が相当不出来だったと思う。典型的な主審が壊してしまった試合と言えるだろう。
この主審の不出来については、テレビで野々村芳和氏が非常にクリアな解説をしおり、その内容を中坊さんが要領よくまとめているので参照して欲しい。以下の私の講釈も、この野々村解説を参考に語らせていただく。
実はこのようにVTRで判定振りを評価されるのは、主審としてはつらいものがあると思っている。試合はものすごいスピードで動き主審は常に瞬時の判断を要求される。VTRならばスロー再生も可能だし、何回も見直す事も可能。さらに主審から見えない角度や距離で行われたプレイが、複数の角度のカメラで映された映像の1つにきれいに映される。それで誤審濃厚と後から判断されると「見る角度が悪いから主審ダメ」と言われる。中坊さんが孫引き的に指摘しているが、
イタリアではカルチョで疑問符がつく判定に対し、その日のTVで徹底的に取り上げ、この判定がどうおかしいのか、どこが問題なのかを解説する番組がある。日本ではタブー視されているのか、ないけれどこういう番組や姿勢は日本でも必要だと思うは、正論であり、その方向に進む事が日本サッカーにとってプラスになるのは間違いないと思う。しかし、上記の理由で、その方向化にいささか複雑な気持ちもある。
また、よく日本の主審はカードを切り過ぎ、試合の興趣をそぐと言う指摘がある。多くのケースで私はそれに同意する。つい最近もこんな試合があった。しかし、その時も述べたが、主審が適切にカードを切らないと、これらようにとんでもない試合になる事もあるのも、また確かなのだ。したがって、カードがたくさん切られたから、大量の退場者が出たから、主審の出来のみがよくなかったと判断するのは危険だとも思っている。
しかし、今回のアルビレックス−サンガ戦に関しては、議論の余地はない。主審の佐藤氏が悪い。個別の判定の是非ではなく、主審として本質的にダメだったのだ。これは赤紙を3枚出したからの判断ではない。
増嶋が食らった1枚めのイエローカード、ファウルを取られて悔しがった増嶋の態度に対して出されたものの模様だったが、野々村氏は
厳密に言えばカードだすかもしれないけど、コミュニケーションがうまくとれていれば、あそこで「増嶋、ちょっとおいで」「今のダメだよ」って言えば済むシーン。として「コミュニケーション不足」と断罪している。ただし、このような選手に対してのコミュニケーション不足、あるいは尊大に過ぎる態度での、主審のヘマは日本で結構多い。
ところが、佐藤氏はもっとまずい行為をしていた。序盤、アルビレックスのDFとサンガのFWが交錯したプレイで、アルビレックスDFが転倒し、ボールがゴールラインを割る。すぐそばにいた副審がCKと判定したが、佐藤氏はサンガFWの反則を取った。
このシーンに関しては、副審はコーナーキックを指している。(中略)ところが、この画面にも映っていない主審が(遠くの位置から)「あれは反則です」と言っているわけです。と、さらに厳しく指摘している。つまり、佐藤氏は選手とのみならず、試合序盤から副審ともまともなコミュニケーションを取れていなかったのだ。
佐藤氏は77年生まれと非常に若い主審で、JFAレフェリーカレッジ出身との事。昨シーズンあたりよりJリーグの笛を吹き始めたとの事。やや古い感覚なのかもしれないが、30歳でトップリーグの主審と言うのは随分若い印象がある。もちろん「若い」からダメだなどというつもりは毛頭ないが、「部下」である副審の多くは10歳以上年上だろうから、やりづらさもあるだろう。もちろん、ある種の飛び級的な処置はあったのかもしれないが、J1で笛を吹く権利を獲得するまでには、J2以下で相応に高い評価を受けてきたはず。
そのような主審が、なぜにこのようなヘマを演じてしまったのか。日本協会の冷静な対応を期待したい。
しかし、久さんも自分が日本代表に選ばれた年に生まれた若者に退席処分を食らうとは思わなかっただろうな。






あと、審判は自分の基準を明確にするためにも、いきなりカード出すんじゃなくて、野々村さんの指摘のように「おいで、次は(カード)出すよ(ニッコリ)」みたいな感じだといいかなあ。
最近は全然見てないので分からないのですが、4〜5年前のプレミアリーグの主審はそんな感じでした。
あとは選手も審判を尊重する姿勢をもってほしいですね。
スカパーだけになれば、審判批判のタブー視も少なくならないかなと
期待しています。
NHKとの、試合の放送契約が金銭的な折り合いがつかず、
地上波での中継が無くなるかもというニュースを見た気がしたので。
露出の面から、審判批判に対する圧力も弱まらないかなと。
というか、なんで審判批判はタブーなんでしょうね?
鹿島の監督が言ってましたが、サッカーに関わる選手、監督、クラブ、審判の中で
審判だけが批判されないのはおかしいとの事。
確かにそうだなと思います。
ついでに言うなら協会もw
W杯で優勝するような、世界の「サッカーの国」にできる事を
「サッカーの国」ではない国が出来なければ、50年以内の
W杯優勝は難しいなぁ。
それでも矢野選手の姑息なスタイルには嫌悪を覚えます。
あれは断じてマリーシアではない。
彼は自らの手で自らの将来を矮小化している。
アタリバは肘打ちをしたようにしか見えない状態だったので妥当
増嶋は私の所からは落下位置に入ってプレーしようとしていた矢野に対し斜め後ろから遅れて飛び込んで来ているように見える
スタジアムは森岡と松下の接触(これは明らかに松下の自爆)−>松下交代の辺りから新潟サポを中心に雰囲気が加速度的におかしくなっていき、両チーム選手・サポともに不幸な試合になったと思う
いずれにしても、主審・副審ともに出来が悪すぎ
今回の佐藤隆治主審のジャッジは、中坊君の紹介してくれている内容の通りで、問題があると私も思います。
しかし、私は佐藤隆治氏がこの経験を踏まえて自身の審判技術の足りない部分を認識して改善し、それを活かしてより良い主審になって欲しいと切に願うものであります。
2007年のJ1第28節、日本平での清水v名古屋戦で主審を勤めたのは佐藤隆治氏でした。
http://www.s-pulse.co.jp/top_team/game/133.html
名古屋の方に4枚イエローカードが出てますが、そのジャッジも特に問題があるものではなく、私はJ1での主審経験(確か1試合目か2試合目だったかと思う)が少ない割には、とても正確な笛を吹く主審だと当時思いました。勿論、出された名古屋側の立場からすると、不満があるかもしれませんが、少なくとも清水側の立場から観ていた当時の私は、なかなか冷静な笛を吹く良い主審が出てきたと思った記憶があります。
改めて、今回の彼のジャッジには問題があるとは思いますが、それを理由にパージするのではなく、それを糧に良い主審になっていって欲しいと思います。
協会や協会内の審判を管理する側の皆さんへも、佐藤主審へのケアと反省点の洗い出しを行った上で、佐藤主審にフィードバックし、今回の放送を行った野々村氏とスカパー!に注文を付けないように御願いしたく思います。
Jの審判は信じられないくらい次元が低すぎる。
ペナの中で倒れたらほぼPK、明らかにペナ外なのにPK、ちょっと接触しただけでイエロー、特定チームに対して有利な判定etc…
こんなことがしゅっちょう、毎週起こってますよね?
試合を影でコントロールする役割のはずの審判が主役になっちゃてるゲームを、もう何度も見ました。
あらゆるリーグの中でも別格で酷いかもしれません。
毎週のようにどこかのチームが意見書を提出してるにも関わらず一向に良くなる気配がない。Jはどう考えてるのでしょうかね。
僕は審判のレベルアップが無い限りJの復権、発展には繋がらないと思いますね。
深刻だと思います。
Jの審判レベルが向上しない限り日本は世界で勝っていけないと思います。
実力の無い審判が自然に淘汰されるシステムにはできないものでしょうか?
「イレブンミリオン達成するんだろ?こんなんでいいのかよ」って
最近のNHKの中継でもオフサイド判定のスロー再生とかやってますね
以前はやっていませんでした
そして実況・解説もほとんどスルーしてました
ここからも、テレビ局の審判に対する風当たりは強くなってきていると感じています
ダメ審判筆頭家本主審のSR剥奪でもしてくれれば少しは収まると思うんですけどね
審判達の上の人らの基準がそもそもおかしいのかもしれない。
武藤さんの記事から少し時間が経ってしまったのですが、読んだ当初から気になっていたことなのでお尋ねいたします。
今回の記事でどうもよく分からないのは、講釈師さま御自身がこの試合の映像を御覧になった上でお書きになっているのかどうかということです。
非常に大事なことなので、この種の文章には必ず明記していただきたいと思います。
(現在の文章では、実際には御欄にはなっておらずに、
野々村氏の解説を中坊氏のコラム経由でお読みになって、野々村氏の見立てが全面的に正しいことを前提にして色々とお書きになっているようにも読み取れます)
文章の御趣旨自体にはさほど異論はないのですが、京都のプレーもかなりのものだったとの意見も聞きます。
(正直に申し上げますが、小生もこの試合は現場でも映像でも見ておりません)
また、赤紙の中では最も悪質だったとされるアタリバのプレーについては、奇妙なことに京都の監督代行も野々村氏も「見えなかった」「VTRに映っていなかった」などと口を閉ざしています。
京都のプレーの質や、若い選手の冷静さ、審判のレベルを読み取ってのプレーの是非なども論点になるのではないかという気がしてならないものですから、愚問だと思いつつも書き込ませていただきました。