フロンターレ監督関塚氏が、病気のために辞任をした。非常に残念。何より早期の回復を祈りたい。
過日も述べたが、氏は現役時代も不運な病魔に襲われ、全盛期に大きなブランクを経験した。あそこでのブランクは、何より選手関塚隆にとっては痛恨の極みだったろう。そして、もし関塚が病魔に襲われずにソウル五輪予選の日本代表に加わる事ができていれば(ソウル五輪までは、アジアの国はフル代表チームは五輪に出場できた)、日本サッカー史も変わっていた可能性すらあると思っている。
そう考えてみると、今回の病気による辞任は、栄光に包まれた氏の経歴を通じて、2度目の痛恨事と言えるだろう。監督に就任して5シーズン目を迎えた関塚氏。昨シーズンには、これ以上考えられないほどの痛恨の経験を積む事を余儀なくされた。そして、着実に戦闘能力を整備して迎えた今シーズン、関塚氏は思うところがあったはずだ。シーズンの立ち上がりこそ今一歩の成績だったが、次第にチームは安定感を増していった所だったのだが。
何と不運な男なのだろうか。
しかし、今回の痛恨は22年前と異なる事がある。選手生活は短い。20代半ばの戦線離脱は、その選手の経歴に挽回不能な損害となる。しかし、監督は違う。復讐戦の機会は残されている。
まずは健康回復に専念して欲しい。体調を戻して、再度の挑戦を。
(余談)
憲剛に改めて期待したい。
恩師の不運を乗り越えて欲しい。より完璧な選手に成長する事が関塚氏への最高の見舞いとなるはずだ。そして、氏の指導なしでも、真の創造者として、フロンターレはもちろん日本代表でも君臨する事を。
2008年04月24日
この記事へのトラックバック
面白かったです。
シーズン前の湘南との練習試合を見に行った時は
元気に最後まで守備陣と話してたんですけどね。
始まってみたら守備が上手くいかない感じで
失点が多くて、おまけにフッキ事変。
やっと立て直してきた所だったんですが
ストレスはそうとうな物だったでしょうね。
ACLに3チームも出る事でリーグタイトルが
狙えるシーズンという事で本人も優勝を
口にしていましたし、気合が入ってました。
実際のチーム状況は代表に選手を取られることもあり
連係が上手くいってないなーという感じです。
あと4バックにしたいけど上手くいかないジレンマとか。