最近の日本サッカー界で嬉しいのは、彼女のようなサッカー運営に専従したプロフェッショナルが次々と登場している事。特に将来いつかワールドカップで優勝するために必要なのは、国としてのサッカーを推進する総合力、このようなプロが多数いる事も重要に思う。
ただし、短期的な彼女の活動振り、あるいはAFCの方向性には相当疑問を覚えた。
21日に行われるナムディン−アントラーズ戦の会場が、ナムディンではなくハノイで行われるらしい。この記事によると、その理由はナムディンの施設が十分でないからとの事。ナムディンの施設の問題点は具体的に記載されていないが、その代わりに一般論として、
(前略)セパハンのホームスタジアムを筆頭に、アウェイの環境はたしかに整っていないことが多い。VIPとメディア、一般のファンの導線が同じで、試合後にすべてのの人が同じ場所にいることになってしまうのは、アジアに行けばよくあること。(中略)そんな日本側の意見をAFCも受け入れたのか(中略)試合会場はハノイに変更された。ナムディンでは、十分な施設を備えていないと彼らも判断したからだろう。AFC側もACLの地位向上とともに、少しずつ意識改革をしつつあるのだ。と述べられいる。
Wikipediaで調べたが、ナムディンと言う都市はハノイから75kmくらいにあるらしい。すると喩えてみると、平塚競技場の施設がよくないから、国立競技場で試合をするようなものだろう。
これはおかしい。まずACLを本当の価値ある大会にするためには、どんな小さなクラブだろうが、ホーム&アウェイを鉄則にするのが重要なはず。もちろん、元川氏が指摘している施設の導線などの問題は、安全面からは考慮されなければならないだろう。しかし、どんなに導線に課題がある競技場でも、巧く人の力を用いれば、そのようなコントロールは相当なレベルで可能なはずだ。
要は、安全面やメディアサービスなどが巧く進めばよいはず。そして、それらの障害となるのは、多くの場合、ハードウェアではなくて、人的なソフトウェアの問題なのだ。それをAFCなのかJリーグなのか知らないが、本質的な問題ではなく、形骸的な建屋を代えて「意識改革」とさも進歩したかのような考え方は、根底から間違えている。
そう言えば、先日のチョンブリ−ガンバも、チョンブリではなくバンコクで行われた。チョンブリはバンコクから100km程度の距離にあるらしいが、こちらも同じ理由なのだろうか。
繰り返すが、AFCもJリーグ当局も、いずれもACLの本当の意味での発展を理解していないのではないか。そして、彼らが真似をしようとしている、欧州チャンピオンズリーグの本質的な素晴らしさも理解していないのではないか。
大昔、西ドイツ屈指の強クラブのボルシアMG(小さな都市のクラブゆえ競技場も小さかった)が、欧州カップで大観衆を集めるために近くのデュッセルドルフあたりの大スタジアムで試合をすると言う話はあったけれどねえ。
ナムディンサイドが「多数訪れるだろうアントラーズのサポータが狼藉をはたらくと予想し、セキュリティ面を重視して会場をより設備の整ったハノイに移した」と、取り越し苦労をしたと言うならば、まだ納得できるのだが。









確かに会場の問題は理解できるにしても。
「最寄の著名温泉地は伊香保なのにザスパ草津」状態を、何もACLで強いなくても・・・
Jリーグ勢が無駄に神経をすり減らさなくて済む様になっていくのは良い事ですが。
踏み固められた道をただ進むだけで面白いんですかね?
何だか、CWC出場権を掛けた大会なのだ、といった価値しか頭にない人たちが。
大会運営にあれやこれやと口を挟んで、砂漠やジャングルに世界行きのハイウェーを無理矢理建設している、
といった図があるように思えて仕方ありません。
ま、「魔窟のアジアを踏みしめた上での勝利じゃなきゃ意味が無い」とまで言う気はないですが。
だからと言ってアジア各所で小さな祭りが犠牲になってるんじゃ、本末転倒もいいところで。
もしその犠牲の上に「アジアをリードするJリーグ」があったとしたって、それの何処が嬉しい事なのかと。
「可能」と「実際にできる」との間には差があると思いますけど。
「「可能」と思ったので、やってみたけど失敗しました」、では駄目なんですから。
後、いくら「可能」であっても、その人力を投入するためにはそれだけの財政的裏付けが必要です。極端な話、その一試合のために、チョンブリやナムディンの財政が破たんするようなことがあっても構わないのでしょうか?
常に、リスクとメリット、投入可能な各種資源、この3つのバランスを考えた施策をとれないようでは駄目だと思いますが。
股旅フットボールと底で通じていますよ。
だから、おそらく理由は(ご推察のとおり)ハードでしょう。
なげかわしいことですが。
この場合は、アクセスが不便ということではない。伊丹の空港からは乗り換え一度でいけるし、新幹線の駅からも地下鉄とモノレールでいける。要するに公共交通で行けて、降りればすぐそこという条件は、どっちのスタジアムでも同じ。
勿論、安全性の問題(ガンバファンの中にちょっと、、、の人たちがいるけれど、そうでないクラブの方が例外かも)ではなく、純粋にキャパの問題のようです。
あとは、貸す方も、借りる方も、けったくその問題が残りますが。
ナムディン編
http://www.jsgoal.jp/news/00060000/00060854.html
チョンブリ編
http://www.jsgoal.jp/news/00060000/00060856.html
ナムディンのスタジアムは写真で見る限り問題無いようにも。こちらはソフトの面でどうにかなるのかも知れません。
しかしチョンブリの方は流石にダメでしょうこれ。
かように、「どこでもやろうと思えばできるんだ」みたいな精神論で事足りると思ってる人は、いわゆるサッカー協会にはいないんでしょう。
ま、それが組織の運営者としては当然の姿勢だと思いますが。
F1だって、FIAのグレード1を取得していないサーキットでは開催できません。
それは、
現実・運営に関わる具体策などの問題とALCの理念とを本末転倒しちゃ駄目なんじゃないの?
引用された記事を見てると本末転倒しちゃってるでしょ?
考え方のベース(根本)の置き方が違うんじゃないの?
コメ欄を見ると、古き良き公務員のような日本の方々が居られるようで、ならば今一度の日本の高度成長を願いたいと思います
あるんですけどねぇ。プロサッカーって、選手もサポも
贅沢なんですね。
……と嫌味はともかく、ACLに権威がないとしたら
サポや選手が重要視しないからであって、しょぼいスタジアムで
やるからではないでしょう。すでに権威が確立されている
UEFA CLがある程度のクオリティを要求するのとは状況が違いすぎます。
まだまだ岡野さま
>コメ欄を見ると、古き良き公務員のような日本の方々が居られるようで、
JFAとJリーグがそういう体質の持ち主なわけで。
そもそものボタンの掛け違いはアントラーズに
「立派なスタジアムを作らなければJ入り認めないぞゴラァ」
と恫喝したことに始まります。
その後のアントラーズが日本のトップクラブに君臨するように
なったのはジーコをはじめとした選手・強化スタッフの頑張り
(無念のリタイアをされた関塚さんもかかわってるんだよな)と、
鹿島をすっかりサッカーの町に変えてしまったサポを
含めた地元市民の手柄であって、鹿島サッカースタジアムは
副次的な役割しか果たしていません。それをJFAは
「立派なハードがあったから成長した」と勘違いしているわけで。
もちろん、出資者にハードを整えてもらうためにも
「勘違いしている振り」は必要なのですが、本気でそれを
信じちゃ駄目だし、今のJFAは土建政治屋みたいな
言動を繰り返している(大宮や三ツ沢を改修するよう
行政を恫喝したり)のですねぇ。
大体、ハードが成長を促すのならベガルタはとっくに
ビッグクラブに【検閲】
ソフト面の整備がいかほどにむずかしいことか。